2018年5月5日土曜日

台湾の台中観光-その2 彩虹眷村 台湾美術館 一中夜市


彩虹眷村
日月潭観光の翌日は鉄道を利用して彩虹眷村別名レインボーヴィレッジに行きました。この村は一人の老人がご自分の住んでいる村の家屋を守るため、上の写真のように家々の壁や道に何年にも渡ってカラフルな絵を描き続けている所です。

写真は台鉄台中駅。在来線の台中駅で私達の泊まっているホテルから徒歩5分の所に在ります。
旧駅は東京駅を小振りにしたような造りになっています。現在は駅前広場や駅が改修中で、左手奥のつり屋根になっている所が新駅です。

ここから汽車に乗り2駅目の烏日(ウリ)でバス(617線)に乗り換えるとどなたかのブログに書かれていたので烏日で下車。料金は15NT$(57円)私はシニアで8NT$(30円)でした。










これが私達が乗車した列車です。













ところが実は次の高鉄台中(新幹線の台中駅)に直結する新烏日と言う駅まで行かなくてはなりませんでした。

それとも知らず烏日駅前でバス停を捜してウロウロ。

写真は烏日駅前通りの朝市の様子です。

バス停はこの先の信号を左に曲がり100m程行ったところにありました。



ところが捜している617線がありません。当然です。617線は新幹線台中駅から出ているのですから。困っていると、バスを待っていたおばあさんが近くまで連れて行ってくれるとの事。なんでも彼女の行く方向と同じ方向らしい。

言われるままに同じバスに乗って数分。バスが新幹線の台中駅近くを通過した先のバス停で、「ここで降りてその先の信号のある十字路を右折すればすぐだよ。」と。

お礼を言って下車。教わった方向に向かいました。ところが右折して数百メートル行っても、目的地の影も形も見えません。





暑さにも参ってしまい、遂に玄関前で花に水をやっていた方に後どのくらい行けば彩虹眷村に行きつけるのか尋ねました。

答えは歩いては無理との事。この先1kmほど行ったところにバス停があるからそこでバスに乗った方が良いとのことでした。でもそのバスも1~2時間に1本しかないそうです。

なんてことだ!
さぞかし疲れた顔をしていたのか、突然この方が「私が車で連れて行ってあげる。」との事。


およそ4~5km走った先に目的地はありました。あの炎天下では到底歩ける距離ではありませんでした。感謝感激。そのお方はお礼も受け取らず帰って行ってしまいました。この場を借りて再度お礼を申し上げます。

彩虹眷村(レインボーヴィレッジ)はこんな小さな村です。ここだけが取り残されたという感じです。

でも村の中は観光客で結構な人込みです。




冒頭の写真のように殆どすべての壁面に絵が描かれています。

左の写真の右側の入り口を入るとお土産屋さんになっています。

写真はお土産屋で買ったTシャツを自慢している妻です。



入り口近くの外壁です。











奥の方に写っているコーヒーカウンターでコーヒーを買うとこの紙コップにコーヒーを淹れてくれます。

専門店並みのアイスコーヒーが70NT$(266円)でした。










左の写真は日本のフジテレビで紹介されたという記事の抜粋です。

他にも色んな国に取り上げられた記事が壁に飾られていました。














写真の奥の方に座っている方がこの壁全ての絵を描かれた黄さん。1924年生まれなので今年94歳。2010年の解体計画に反対して書き始めたこれらの絵が認められ、解体は中止になったそうです。
寄付をすると握手をしてくださいました。このような絵を2枚も頂きました。


あっという間に1時間過ごしてしまいました。
ここから国立美術館を目指しました。最初は直接行けるのでバスで行くつもりでしたが、安易な方のタクシーにしました。

ど派手なナルトの漫画が描かれたタクシーに乗って20分、250NT$(950円)で美術館前に到着。汽車代と比べてなんと高いことか。





現在国立台湾美術館は1階と庭の殆どをA-Sun Wuという台湾の著名な芸術家の作品の展示となっていました。ここでは以前日本の草間彌生さんも個展を行ったそうです。








1階のそれぞれの部屋を順に巡って行くと、A-SunWuの現在に至るまでの歩みが分かるようになっていました。

絵画も木材を利用した作品も彼の物です。







こちらはロビーに飾られていた絵画。
こちらは美術館正面広場の作品です。










もう一つの目的地勤美術館に向かう前に昼食を取ることに。

時間は既に1時過ぎ。勤美術館方面に向かう道沿いに軽くランチを食べられそうなレストランがなかなか見つかりません。

やっとランチタイム終了前の牛肉麺のお店を見つけ飛び込みました。





美味しい牛肉麺を食すのも今回の目的の一つでした。このお店ではなんとアンガス牛を使った牛肉麺もあったのですが350NT$(1,330円)もするのでパス。妻は牛バラ肉麺、私はすね肉麺、そして餃子にお茶で締めて590NT$(2,242円)でした。

餃子も麺も美味でした。

お腹も満たされたので勤(チン)美術館に向かいました。



途中多くの観光客らしい人々が足を止めている所があり私達も寄り道してみました。

中にはこのように絵を描いている団体も。

この通りは中興一巷󠄀(巷󠄀は中国南方のことばで路地と言う意味です。)という路地です。この辺りは緑光計画地域で緑がふんだんに植えられています。





ここを過ぎると市民広場に出ます。
土曜日の午後とあって大変な人出でした。

この広場の北側に勤美新地と言うビルがあり、その裏が勤美術館です。









勤美術館は期間限定で開設されている屋外美術館です。









体験型の展示物が多くこの日もピンク一色で、インスタ用に作られた各ブースで多くの人が待ち時間を気にするふうでもなく写真を写していました。







こちらはガイドブックにも掲載されている、ここの代表的な展示物です。

この日は3種類の全く違うタイプの芸術に触れることが出来ました。因みに3ヶ所とも入場無料でした。

この美術館の先の科学博物館前バス停(そごう
デパートの前)まで歩き、台湾大道を台鉄台中駅まで向かうバスに乗りホテルに帰りました。


話は戻りますがこの日の朝、バス用に写真の様な悠々カード(Easy Card)と言うプリペードのICカードをホテル近くのセブンイレブンで100NT$(380円)プラス100NT$(380円)のデポジットで購入していました。

うれしいのは台中市内では10km以内ならバス代は無料と言うことです。上手な使い方は「台中 悠々カード」で検索するとたくさん出てきます。
私は優待カード(65歳以上)を購入しました。料金が長距離でも半額になります。

このカードは台北や高雄でも使用可能だそうです。台北ではMTRでも使えるそうです。

台中駅近くで下車し、1927年に日本人医師によって建てられた宮原眼科と言うビルへ。現在ではスイーツの有名店となって賑わっています。

まるでハリーポッターの世界に踏み込んだかのようなこの空間は、台湾名物のパイナップルケーキなどを販売しています。





この隣にスイーツのコーナーが或るのですがいつもこの写真の様に混んでいます。











諦めた私達は宮原眼科から私達のホテルの前を通り過ぎて2~3分歩いたところに在る姉妹店の第四信用合作社というお店に行きました。

こちらも混んではいるのですが、席にも空きがあり10分程でお目当てのアイスクリームを買うことが出来ました。


こちらがそのアイスです。アイスの種類やトッピングが豊富で好きなように注文することが出来ます。

左手に写っているのは注文票で、並んでいる間に記入することになっていました。

私達は コーンにアイスを2種類注文しました。注文すると蝶々のお菓子とスライスした果物、おまけの小さなアイスが付きます。
更に好きなトッピングを2種類選べます。
これで340NT$(1,292円)でした。
勿論二人でシェアして食べました。
こちらが自分で選べるトッピングの数々です。













ホテルに戻り少し休憩して「一中夜市」に出かけました。一中とは台中第一中学の略で、学生街として栄えた町です。バスで行くことも考えたのですが、夕暮れの町をブラブラ歩くことを選択。台中公園の北側に広がる夜市の入り口に30分弱で到着しました。

写真は午後7時半頃の夜市中央辺りです。













こちらの写真は料理店の軒先です。台湾らしい具材が一杯。







台中ではドリンク系が大人気で、これから先も何軒も行列が出来ているような店を見ることになりました。。








これだけ多くの屋台やレストランが有ったのですがが、歩き疲れていた私達は、空腹なのに食指を動かされるような店がなく、結局この写真のお店でシュウマイを幾つか買ってホテルに戻ることにしました。

夜市で食べなかった理由の一つはビールを出す店が極端に少なかったことです。
途中コンビニでビールを買って部屋で夕食。
長くなりましたので今回はここまでとします。



次回は台中市の南西の海沿いの町「鹿港」観光をお伝えします。















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