2017年4月28日金曜日

ベトナム世界遺産巡り6 - ハロン湾1泊2日クルーズ

ハロン湾ースンソット

今回は6日目と7日目のハロン湾クルーズです。

 1.クアラルンプールからハノイそしてダナンへ(1日目~2日目午前)
 2.ダナンの五行山観光とダナンの夜(2日目午後)
 3.世界遺産のフエ観光(3日目)
 4.世界遺産のミーソン遺跡ともう一つの世界遺産のホイアン観光(4日目)
 5.ダナンからハノイ。世界遺産のタンロン遺跡見学と市内観光(5日目)
 6.世界遺産のハロン湾1泊2日クルーズ(6日目~7日目)
 7.ハノイからクアラルンプールへ(8日目)と番外編

6.世界遺産のハロン湾1泊2日クルーズ(6日目~7日目)

朝7時前にホテルを出て、周辺で朝食を食べれるところを探しました。GIA ANと言う店が開いていたのでその店に。何を食べてよいかわからなかったので、隣の人が食べているものを注文しました。後でガイドブックで探してみたら、フエ料理のウットクゥオンと言う蒸し春巻きのようです。
これが一人分で240円でした。



ホテルに戻り、チェックアウト。荷物を2つに分けて、スーツケースはホテルに預けました。
予約が通っていたか心配になった8時半頃に迎えのバスが到着。既に2組のカップルが乗車されていました。それぞれ欧米人とアジア人でした。後で分かったのですが、アジア人は日本人のご夫婦でした。予定では4時間のバスの旅です。

1時間ほど走ったあたりでトイレ休憩。勿論お土産屋さんです。それもかなり大きなお店でした。石像も売っているのか、写真のように沢山の石像が置いてありました。奥の建物がお土産屋さんです。








そのお土産屋さんの一部は刺繍工場になっていました。
写真のように大勢の縫子さん達が働いていました。
刺繍をゆっくり品定めする時間もなかったので、右の写真の様なベトナムらしい人形を1体買いました。





20分程いて、午前10時に出発。11時過ぎに右手の奥の方に奇岩が見えてきました。近くに着いたかと思いきや、それから走ること更に50分で海岸線に。
12時過ぎにようやく今回乗船するバーヤ号のターミナルに到着。この辺りはクルーズ運航会社数社のターミナルが有り、それぞれが同じくらいの大きさのクルーズ船を数隻保有しています。中でもこのバーヤは10隻近く保有しているようでした。写真の一番手前に写っている船が私達の乗船したバーヤ号#4です。
乗客はイタリア人の団体、韓国人の団体、そして私達日本人のカップル2組の約30名ほどでした。



ウエルカムドリンクを飲みながらのチェックイン後、12時半から乗船開始。











デッキでは乗員が手を振って迎えてくれます。部屋に荷物を置くとすぐに船は動き出しました。











写真は私達の部屋、202号室です。2階の2号室で食堂のすぐ隣でした。写っているベッドの反対側には、小さい写真のように洗面所、そしてその右手にシャワールーム、左手がトイレになっています。それほど広くはありませんが、思っていたよりかなり良い部屋でした。


当然カーテンを開けるとそこにはハロン湾の島々が飛び込んできます。



20分後周りは既にハロン湾独特の島々が浮かぶ中、船内では安全に関する説明や乗員の紹介が有り、直ぐにランチです。

ビュッフェスタイルのランチの料理の種類、量と味は満足のいくものでした。

気を利かせてくれたのか、日本人は同じテーブルになっていました。写真の窓際のテーブルです。これからの食事はすべて同じテーブルとなりました。もう一方は名古屋からいらっしゃっているSご夫妻でした。








ランチを終える頃、船は停泊し下船を促す放送が入りました。今回最初のイベントのスンソット洞見学です。スンソットとはベトナム語でビックリと言う意味で、英語名はSuprise Caveと呼ばれています。

停船するや否や、写真の様な船が寄って来ました。1日でどれだけの収入が有るのだろうかと、いらぬ気を回してしまいました。




テンダー(小型の渡し舟)に乗って島へ。

写真の船着き場から5分程上ると冒頭の写真の様な風景が飛び込んできます。
これから洞窟内に入って行きます。








洞窟内は思ったより大きく広い。イルミネーションに彩られ、私達に感激を与えてくれました。











奥にも結構深く45分ほどかかって船着き場に戻ってきました。











それにしてもどれだけの船がここへ来るのでしょうか。











帰船後は船のデッキに上がり、変わり行く景色を堪能しました。











ガイドがいなかった為、ガイドブックに紹介されていた香炉島とか闘鶏岩を見落としてしまいましたが、どの島もそれらに負けず劣らずの奇形だったので、残念感はありませんでした。









しばらく穏やかな海を走った後、大きな島で囲まれた静かな湾に停泊。ここで一晩明かします。周りに次々に数隻の船がやって来て同じように停泊しました。どれも同じバーヤ号でした。船会社で停泊場所が決まってるのかな?写真はその1隻です。
私達の乗っている船もこんな風に停泊しています。
夕方5時半からデッキで料理教室。揚げ春巻の作り方を教えてくれました。同乗の韓国人グループのノリが凄くて圧倒されてしまいました。それでも妻たちも前に出て、講師のいう通り春巻を巻きました。
写真は人参を薄く剥いて花びらにしているところです。きれいにできるので下船前にこの道具を購入しました。





写真は帰国後妻が試しに作ったものですが、きれいな花びらにするのはなかなか難しいそうです。左横に在るのがその道具で、1つ500円でした。

この後、日本人4人でハッピーアワーのワインとこの料理教室で提供された写真のようなココナッツに入ったココナッツ・ワインを飲みながら夕食までお喋りしていました。







午後7時過ぎから夕食です。

写真はスープの後に出てきた前菜の生春巻きです。この他、メインとデザートが出てきました。

夕食後にイカ釣りなどのアクティビティーも有ったのですが、釣れていそうもなかったので部屋に戻りました。




翌朝6時、朝もやに煙る島々です。
6時15分からデッキで太極拳。有志が参加。勿論妻も参加。船は既に碇をあげて動いていました。島影をバックにしての太極拳はなかなか優雅なものでした。

私はそれを見ながらコーヒーを飲むだけでした。




30分後に軽い朝食を食べ、7時20分から次のアクティビティーに参加しました。船はいつの間にか停まっていました。昨日使ったテンダーでダーク&ブライトケーブがある島の船着き場へ。
ここから2組に分かれ2人用カヤックに乗る組とバンブーボートに乗る組に分かれました。濡れるのが嫌だった私たちは、バンブーボート組へ。写真の様な竹で編まれたボートです。


私達のボートの漕ぎ手も、
写真のように細くて長身の美人の女性でした。この女性が結構ベテランなのか、若い男性の漕ぎ手より早い。









10分位行ったところにある洞窟を抜けると、そこは湖のようになっていました。おそらくそのトンネルがダークで、抜けた先がブライトなのでこの名前が付いたと思われます。










1時間足らずで船着き場に帰ってきました。雨が降って来たのにカヤック組が戻ってきません。私達だけが先に帰船しました。

出港後しばらくしてチェックアウト。荷物をまとめて廊下に出し、食堂へ。9時30分から正規の朝食、と言うよりブランチ。ブッフェで昨日のランチと同様結構おいしかった。
10時40分の着岸までデッキで移り行く景色を写真に。







こんな岩もありました。右の岩がなんとなく人の顔に見えますね。











実に多くの船が帰ってきますね。

スタッフの見送りを受けて下船。












11時にバスでハノイに向かいました。途中で事故渋滞が有ったりして帰りは4時間かかりましたが午後3時に無事ホテルに到着。 チェックイン後、預けておいた荷物を受け取り部屋へ。
これ以降は次回ご報告します。












2017年4月25日火曜日

ベトナム世界遺産巡り5 - ハノイ観光

ホーチミン廟
今回は5日目のハノイ市内観光です。

 1.クアラルンプールからハノイそしてダナンへ(1日目~2日目午前)
 2.ダナンの五行山観光とダナンの夜(2日目午後)
 3.世界遺産のフエ観光(3日目)
 4.世界遺産のミーソン遺跡ともう一つの世界遺産のホイアン観光(4日目)
 5.ダナンからハノイ。世界遺産のタンロン遺跡見学と市内観光(5日目)
 6.世界遺産のハロン湾1泊2日クルーズ(6日目~7日目)
 7.ハノイからクアラルンプールへ(8日目)と番外編

5.ダナンからハノイ。世界遺産のタンロン遺跡見学と市内観光(5日目)

早朝5時15分にホテル前に停車していたタクシーで空港へ。10分かからず到着。料金も350円。チェックイン後バーガーキングで朝食。6時30分発の飛行機でハノイへ。1時間ほどでハノイ到着。飛行機で1時間ほどしか離れていないのに、こちらはまだ雨期で空もどんよりしています。
タクシーで約50分、2,000円(400,000ドン)の定額で折り合い、乗車。メーターでもほぼ同額でした。渋滞が有った場合は、定額の方がお得かも。
この日と翌々日の宿のHilton Garden Innにチェックイン。早朝なので部屋に荷物を入れるわけにはいかないので、フロントに預け早速市内観光に。午前9時でした。
ホテル前に停まっているタクシーで、ホーチミン廟に。このブログの最初の写真がその遠景です。

ホーチミン廟とはホーチミンの遺体が安置されている総大理石造りの建物です。観光客ばかりでなく多くの現地の方々がお参りに来ている為、いつも混んでいるそうですが、この日も写真のように大行列。流石にこんな行列に加わる気も起きず、安全検査を終了後は廟に入る列から抜け出し広場へ向かいました。






この広場は1945年にホーチミンがベトナム民主共和国の独立宣言を読み上げたところですが、勿論当時はこの廟はありませんでした。ベトナム戦争が終わり社会主義国となった現在、この廟の左右にはそれぞれ「ベトナム社会主義国 万歳!」と「偉大なるホーチミン主席は、永遠に我々の中で生きている!」の文字が掲げられています。小さくて見えないかもしれませんが、写真中央に空色の看板に赤字で書かれている文章がそうです。

広場を抜けると隣接して大統領府があります。

この大統領府を背にして東進、右手に新国会議事堂やその移転計画中発見された、ホアンジエウ遺跡群をフェンス越しに見ながら、徒歩で10分程行ったところにあるハノイ市内に存在する唯一の世界遺産であるタンロン遺跡(
旧ハノイ城)に向かいました。





大統領府からの道はタンロン遺跡の北寄りに在るので、北から南に遺跡を抜けようと最初に正北門に行きました。

タンロンとは漢字で書くと昇龍だそうです。

写真がその北正門です。

ところがここにはチケット売り場は勿論入り口もなく、結局一番南迄下り正規の入り口を見つけました。


入場料は1人300円でした。後でシニア割引が有ったのに気が付いてガッカリ?75円の損失!マレーシアに住むようになって変ったことの一つに、たとえ10円でも得をしようとガメツクなったこともあるのかな。しかしこれには後日談があって、他の施設でシニア割引チケットを購入しようとしたら、外国人は該当しないと断られました。多分ここもそうだったのでしょう?
写真の右側のピンクの屋根の建物でチケットを購入します。真ん中の塔は軍事歴史博物館に隣接する国旗掲揚塔です。


入ると真正面に端門と呼ばれる第一城壁の正門があります。
この建物には上がることが出来、遺跡の南北を眺めることが可能です。









この日は大学生の団体が、ここを含め色々な場所で卒業記念用の写真を撮っていました。











この遺跡はベトナム戦争時には軍の管理下に置かれ、今でも地下指令室等が残っており、一部は公開されています。

写真の長い階段を下って行った先に作戦司令室や、通信施設などが、昔のまま保存・展示されていました。この地下には今でも市内に続く地下道が有るとか。





遺跡の一部はいまだに発掘中でした。遺跡の奥の方には掘り出されたものを展示している博物館などもありましたが、観光客もいなくて空いていてよいのですが、なんとなくうら寂しい気がしました。
1時間ほどで見学を終えて、入り口を出てすぐにあったHeritageと言うレストランでコーヒーを飲みながら歩き疲れた足を休めました。










次は孔子を祀っている文廟です。800m程離れているのですが、ハノイの下町をウインドーショッピングやここに住んでいる人たちの生活を垣間見ながら、結構楽しく歩けました。
写真はハノイの典型的な4階建て住居と複雑に絡み合った凄い量の電話線です。


15年ほど前に出張でハノイに来た時に、この電話線の束を見てビックリしましたが、当時と全く変わってないようです。
小さい方の写真は電話線をメインに撮ってみたものです。







文廟は11世紀にベトナムで最初の大学が置かれていたそうです。


それから700年間に数多くの学者や政治家を送り出しています。ここには全部違う顔をした82の亀の上に建った石碑に15世紀から300年間の科挙試験に合格した1300人余りの人の名前が刻まれています。






また境内にある大学施設の一つであった奎(ケイ)文閣という建物は10万ドン札にも描かれています。








文廟をでて西側の壁沿いの通りで流しのタクシーを拾い、ハノイ大聖堂の北の方に在るダック・キムと言うブン・チャーの有名な店にランチに行きました。タクシーで150円の距離です。

ブン・チャー(ブンは米麺、チャーは焼肉)はビーフンを焼き肉や青パパイヤが入ったヌックマムと言う魚醤ベースのたれに香菜と共につけながら食べる、ハノイ独特の麺類です。ダック・キムはこの料理の専門店で、狭い店の1階は7~8人で満席になります。日本人はオーダーが決まってるのか座ると自動的に、写真のようにブン・チャーとカニ肉入り揚げ春巻きが皿に大盛りに盛られた香菜と共にでてきます。値段はこれで一人450円です。因みに2人で2人分は食べきれませんでした。隣の中華系マレーシア人の家族は3人で1人前を食べていました。もし次回が有れば2人で1人前にします。このマレーシア人とは食事中マレーシアの話で盛り上がりました。向かいの席で一人で食べていた、ニュージランド人のお兄ちゃん、うるさくてごめんなさい。

食後店を出て狭い通りを南に歩き、途中でコーヒーの豆を買ったりしながらハノイ大聖堂へ。











教会の美しさに感激したのはもちろんですが涼しさがうれしかった私達は、ここでしばらくゆっくりしていました。









教会前にはガイドブックに出ているお土産屋さんが何軒かあるのですが、何も欲しいものがなく覗いただけにしました。

ホアンキエム湖の湖畔で少し風に打たれながら休憩。ところが座っているところのすぐ下の湖面を見ると体長20cm以上の大きな亀の死骸が沢山浮いていたので興ざめ。直ぐにその場を離れ近くのリトル・ハノイと言うカフェで妻は名物のプリン、私はビールを飲んで休憩。
いい気分になって外に出ると、小雨がパラつき始めたので、まだ4時前でしたがこれ以上の観光は諦めホテルに帰ることに。
湖畔の広場で待つこと数分。やっと来た空タクシーを捕まえたのが事件の始まり。この件に関しては同名タイトルの番外編で先にご紹介しました。

その夜は重い気分でしたが、夕食を取らない訳にはいきません。遠出をする気力もないので、ホテルから歩いて数分のところにある、クアン・コム・フォーと言うベトナム料理のレストランへ。

ガイドブックの「うまい、早い、メニューが豊富」と言ううたい文句に惹かれて行ってみました。隣で日本人のおそらく駐在員グループが飲み会をやっていたので、きっと日本人に人気が有るのでしょう。味も値段もまずまずでした。何よりホテルから近いのが良かった。この夜食べたのはハノイ風春巻き、牛肉とパイナップルの炒め物、エビのビール蒸し(私はこれがビールに合って一番おいしかった)、チキン・フォー、そしてビール2杯とお茶で絞めて2,200円でした。

ベトナムはどの地域でも料理が美味しいので旅が本当に楽しくなります。
この日の夜は明日からのハロン湾クルーズの準備をしてベッドへ。次の回ではぞのハロン湾1泊クルーズをご紹介します。