2014年4月26日土曜日

車の購入


こちらでロングステイを始めるにあたって、3つの大型スーツケースと2つの小型スーツケースに、とりあえず生活に必要と思われるものを詰められるだけ詰めて日本から持って来て、その他の必要なものはすべて現地調達としました。電車の駅まで徒歩10分とはいえ、猛暑の中を大きな荷物を持って歩くのは一苦労だし、買い物先でタクシーを捕まえるのも雨など降ると数時間も待たされることがあると聞き、早急に車がどうしても必要と考えました。
MM2Hのビザの優遇制度を利用して免税で車を購入するか、関税免除で日本から車を持ち込むことが出来ますがそれでもその処理に数か月かかります。日本と違って車の取得税が30%以上もするので、多くの方はこの期間を我慢なされているようですが、我慢の足りない私たちは税金を払ってでも、すぐ手に入る車を購入することにしました。
現地生産のトヨタとかホンダの車は納車まで数か月かかることがあるそうですが、私たちが選んだダイハツと技術提携のある現地メーカーPeroduaMyviは、1週間での納車を確約してくれました。1300ccのSEと言うクラスで税金と保険込みで約45,000リンギット、日本円にして約140万円位でした。
こちらに入った翌日の午前中に運転免許証の取得代行の依頼、午後に車の購入手続きを取りました。免許証は4日間と言うことでしたが予定より少し遅れ、丁度1週間かかりました。ちょっとしたミスで5年間有効にできるのが、3年間になってしまいましたが元々は1年間しか取れないと聞いていたので問題はありません。免許証はホログラムで細工されたしっかりしたもので、日本の免許証よりいい感じです。
この免許証取得処理の間 パスポートが大使館やこちらの免許証センターに預けられていた為、車の購入に差しさわりが出たのは誤算でした。Myviはローンを組まなければ1週間で納車してくれます。しかし購入代金をディーラーに支払うために、銀行で小切手を作るか銀行振込みをする必要があり、そのためにはパスポートの原本が必要だったのです。一週間後、免許証とパスポートを受け取りその足で銀行に行き小切手を作り、ディーラーの支払いを済ませました。道路税の支払いそして車の登録を終え、3日後に納車となりました。1週間で納車の予定が10日程かかってしまったことになります。
ほとんどの手続きはパスポートのコピーで代用できましたが、銀行だけは原本がなければ殆どの窓口サービスを受け付けてもらえないことを学びました。
車の納車時には、ディーラーの担当者が各装置の操作方法や、保障、サービスそして保険に関して懇切丁寧に説明をしてくれました。また、サービスで頂いた窓ガラスを割れにくくするためのフィルム、ポータブルナビ、Smart TagETCのプリペイド版)等を確認しました。話のついでにハンドルロックについて尋ねたら、野球のバッド型のものをこれまた無料でいただきました。車の値段は割り引かなかったけれど、これらの無料サービスがあったのでほぼ満足でした。
5人乗りのハッチバックで後部座席を3通りに倒せるので、3人までなら一緒にゴルフに行くことができます。MM2Hの優遇制度を利用して輸入処理を行っている、私が日本で使用していた車が届くまではこのMyviが我が家の足となり活躍してくれることでしょう。

2014年4月23日水曜日

ロングステイ初日に取った行動


順序が逆になりましたが、入国翌日にしたことをまとめてみました。
宿泊したホテルはミッドヴァレーのメガモールにありました。日本人会に近く、必要なことは殆どこのエリアで用が足ります。
最初にMaxisと言う2大移動通信会社の一つのサービス店に行き、こちらのSIMカードを妻と私の2人分購入しました。日本出国前にDocomoSIMロックを外していたので、新しく購入したこちらのSIMカードを日本から持ってきたスマホのSIMカードと交換し、こちらでの電話とインターネットに接続を可能にしました。契約は月極めとプリペイの2種類あります。月極めは使用方法、例えば通話を主にするのかインターネット使用を主にするのかで料金体系を決めて契約しました。
次に日本人会に行き、日本人会に入会しました。同時にイオンの日本人会クレジットカードの加入申請用紙を記入し投函しました。このカードは日本人会の月払い会費がクレジットカードから自動引き落としされるというメリットがありますが、イオンでの買い物のポイントはクレジット利用ポイントのみとなります。通常のイオンクレジットカードはイオンでのショッピングポイントが付くので2倍となるほか、空港のラウンジが使用できたりするメリットがあります。どちらにするかは微妙なところですが、私は結局後で通常のイオンカードにして、日本人会の会費は毎月日本人会の窓口で支払うことにしました。
次に銀行に行って、日本の住所と携帯電話番号で口座を開いていたので、こちらの住所と今朝購入したばかりのこちらの携帯電話番号に登録を変更しました。こちらでのこうした銀行での手続きは、パスポートの原本を必ず要求されるので、何らかの手続きの予定があるときはパスポートを忘れないようにすることが必要です。またオンラインバンキングには、手続きごとにワンタイムコードが必要で、このコードは登録された携帯電話のSMS(ショートメッセージ)で送られてきます。この方式は日本以外ではかなり一般的なようです。
ここからまた日本人会に戻り、同ビル内にあるMM2Hのビザ取得でお世話になったJMさんに伺って免許証の取得を依頼しました。何故引き返したかと言うと、ここでパスポートを預けることになるので、先に同じくパスポートの必要な銀行処理を行う必要があったからです。
昼食後ホテルから持ち込んだ荷物の一部を持ち、コンドミニアムに行き不動産会社のCさんと落ち合いました。依頼していた改修や備品の設置の確認をし、賃貸契約と敷金の支払いを行うのが目的でした。
このコンドミニアムに決めた理由は、立地条件の良さ(駅から徒歩圏内そしてゴルフ場に隣接しゴルフ会員権がついている)、間取りの良さ(3LDKで広いキッチンとリビング)、付帯設備の良さ(3ベッドルームすべてにベッド一式がある、大型冷蔵庫、大型テレビが2台、十分な収納等)、そして妻が最も気に入ったのは、キッチンの換気ダクトが外に出ている点でした。これは日本では当たり前ですが、こちらでは通常2キッチン(ドライとウェット)スタイルが主体で室内のキッチンでは火を使わないとのこと。火を使うような炊事は外のウェットキッチンでするので、ドライキッチンの換気扇はフィルターを通して部屋に循環させいるだけです。私たちが下見をした10軒ほどの物件で外にダクトが出ているのは2軒だけでした。また8階と言うこともあり蚊が昇ってくる可能性があるので、すべての窓に網戸を着けて頂きました。工事の質を心配していたのですが、なかなかしっかりとした網戸が取り付けられていました。
Cさんに送っていただき、ミッドヴァレーに戻りその足で車のディーラーへ。下見に来た時に候補に挙げていたPeroduaMyviという車の購入交渉をしました。日本と違い割引はありませんでしたが、サービスで何点か無料またはディスカウント料金で取りつけてくれました。例えばポータブルのナビとか紫外線カットの窓用フィルムとか。契約書にサインしたのは夕方の6時。この車の購入に関してはまたの機会に記してます。
夕食を取ってホテルへ。長い一日でした。

2014年4月15日火曜日

1日観光客になり市内観光をしてみました。

マレーシアに来て6日目の2月17日、車もまだ手に入らないので電車を利用して市内観光をして来ました。

自宅近くの駅からLRTという電車に乗り25分。マスジッド・ジャメ駅で下車し、駅の
隣に建つクアラルンプール(以下KLと略します)最古のモスクであるマスジッド・ジャメへ。
鉄格子の入り口を入った所にあるテントで、短パンを穿いた人はイスラム教徒が着る全身を隠す薄いロングコートのような衣服を着ます。女性はスカーフで頭を隠すかそのロングコートに付いた帽子を被ります。どちらも無料で貸してくれます。暑くて蒸れるのを我慢してモスクを1周しました。100年以上前に建てられたこのムーア建築の歴史的建物は一見の価値はありますが、周りに並び立つ近代的ビルディングが背景に入り込み、なんとなく歴史の重さを感じるには至りませんでした。

次に隣のスルタン・アブドゥル・サマド・ビルへ。ここは中に入れないので、全長137mの建物に沿って歩きました。途中にある高さ41mの時計塔は見ごたえがありました。このムルディカ広場周辺には色々な歴史的建築物が並んでいるのですが、ここもまた周りの近代的ビルと調和のとれない不思議な空間でした。広場は工事中で塀に囲われているのが残念でした。後で知ったのですが、ここにマレーシアで一番高い118階建てのビルが建つそうです。
広場横の歴史博物館ではマレーシアの歴史を垣間見ることができます。付設のショップは伝統の木彫り細工に実演も見ることができ、マレーシアのお土産がそろっていました。冷房がよく効いていて直射日光の照り付ける広場を歩いてきた私たちには天国のようでした。
汗が引いたので、次にチャイナタウンにある有名なセントラルマーケットに行きました。ビルの2フロアに小さな店がぎっしり並んでいます。北京に住んでいたころよく利用した秀水商場程の規模はないものの、マレーシア産土産を捜すには便利なマーケットです。意外だったのは中国や他のアジア各国と比べて値引き率が低いことです。店によって違うのかもしれませんが、少なくても私たちの立ち寄ったお店では値引きの楽しみは味わえなかったのが残念。もうちょっとまけてよ!
歩き疲れたのでガイドブックに紹介されていたデザートのおいしい店に行ってみようということになり、お昼前でしたがお茶をすることに。ここでFamous Malaysia Ice Kachangというデザートをオーダーしました。8リンギット(1リンギットは約32円)程でしたが、イチゴのカキ氷の上に様々な色のジェリーや、豆、それにピーナッツ。その上に さらにクリームコーンが乗っている微妙な1品でした。ピーナッツやコーンより何か果物を乗せて欲しかったと思ったのは私たちだけでしょうか。少なくてもクリームコーンはいらない。
その後チャイナタウンにお決まりの関帝廟にお参りし、近くのピーター・ホーの店に。これが見つけるのに一苦労。ガイドブックに記載されている場所ですが、そんなお店は見当たらない。それもそのはず、道路に面しているのではなく、オフィスビルの入り口を入って階段を上った3階にありました。入り口に看板があるわけではなく、これではちょっと入ってみようと言うことにはならない。お店の中も店員が話しかけてくるのでもなく商売っ気が全く感じられない。キッチン用品が主体でいいものも沢山あったので次回はゆっくりと行ってみたいお店でした。
次に50mほど先にヒンズー教のスリ・マハ・マリアマン寺院があります。入り口にて20セント支払い靴を預け裸足で寺院内へ。ヒンズー教独特の彫刻や壁絵を鑑賞。ヒンズーの教えの知識がない私たちにはあまり理解できないのが残念。寺院を出る頃にはおなかも空いてきたので、照り返しで肌が焼けるような日差しの中を少し先歩きレストランへ。ところが1時をとっくに過ぎていたため、残っている料理は1品だけ。考えていたものと全く違うチキンのセット料理だったが、15リンギットの割にはおいしかった。入った頃には地元の会社員で一杯のため少し騒々しく感じたが、食べているうちに我々と他に2組のみになり、ゆったりと遅めのランチを楽しめました。
この後KL駅周辺の名所・旧跡に行く予定でしたが暑さで挫折。今日の観光はこれで打ち切り。
今日の反省は、外を歩くような行動は午前中で打ち切ること。レストランは早めに行くこと。知らない食べ物は食べられなくても仕方ないと覚悟してオーダーすることでした。