2016年9月22日木曜日

クアラルンプールの国立動物園(Zoo Negara)

 水曜日に時間ができたので、以前から妻が行きたがってた国立動物園に行きました。
我が家から車でMRR(Mid Ring Road-中環状線)を北上すること20分ほどで動物園前に到着。午前10時過ぎでした。入口の工事で駐車場への入口が分からず、動物園沿いに少し走った所にあった駐車スペースに停めました。後から分かったのですが、ひょっとしたらここは従業員専用の駐車場だったかも。100mほど戻り従業員専用入り口の脇を通って入場ゲート前に。


ゲートに向かって左手にあるチケットカウンターで入場券を購入。










外国人は一人85リンギット(約2,200円)ですが、MM2H(Malaysia My 2nd Home)ビザの提示でマレーシア人と同じ44リンギット(約1、150円)でした。シニア割引だと21リンギットになるのですが、これはマレーシア人だけで、MM2Hではこの優待は受けられないそうです。
なおAEONのクレジットカードで10%の割引が受けられるという情報がありましたが、今回は忘れていて現金で支払ってしまいました。





写真のような紙のベルトを腕に巻いて、メインゲートから入場。







ゲートを入ってすぐ前にある、写真に写っているインフォメーションセンターのブースで園内マップを1リンギット(約25円)で購入。この地図が無いと歩いて回るにはちょっと不便かも。





写真はチケットカウンター近くにある園内マップです。買った地図とほとんど同じですが、買った方にはショーの時間や入場料などの情報も記載されています。




10リンギット(約250円)出せば園内を走っているトラムに乗って回れるのですが、私たちは歩いて回ることにしました。
 









入口から反時計回りのコースをとって一周することにしました。すぐに左側に手長猿の檻です。写真は手長猿の仲間では最も大きく最も黒いサルです。愛嬌があって呼ぶと近づいてきたりします。








こちらはその隣の白い手足の手長猿です。写真のように我々に吊り輪の十字懸垂の技(?)はたまたキリスト降臨の姿(?)を見せてくれました。
 









左手に猿そして大きな嘴をもつサイチョウ(Hornbillという鳥)を見ながら少し歩くと、広場になり正面に動物ショーが開催されるステージが現れます。ここでは1日2回11時と3時に30分間ほどのショーが行われます。5分前だったので我々も席に着きました。中央には遠足で来たのか小学生低学年の団体が。
 





定刻にショーが始まりました。まずインコ2羽を使ってバスケットボール。中央から観客を2つに分けてそれぞれのインコを応援します。1羽がズルして勝つという落ちがついていて、子供たちも大喜びでした。









インコの次は小さい熊のような動物の芸、そしてオウムを使って10mほど離れたところに立つ人が持つ紙幣をとってくる芸。これは10人ほどの観客が参加でき家族や先生が写真を撮っていました。写真を大きくすると中央に白い鳥が飛んでいるのがわかります。









最後はアシカショー。お決まりのバスケットボールや、輪投げ受け、吊るしたボールにジャンプ、そしてジャンプで輪くぐりでした。



 隣は冷房のきいた水族館。といっても淡水に住む魚や甲殻類の展示です。魚の鑑賞より温まった身体を冷やすのに丁度良かった。











東の端にある水族館から少し戻って、北に向かいワニ、カバ、カピパラと見ていきました。この道の一番北に熊の檻がありました。ここにいたマレー熊の顔は熊というより犬のようでした。





そこから一度南に下りバクや鹿を見て動物園の中央部に出てきます。ここからまた北に向かいサヴァンナウオークと名付けられた道を、さらに北のほうに向かっていきます。まず見えてきたのはサイです。熱いのか地面に寝そべって微動だにしません。この後見る大型の猛獣たちも、動いているものはほとんどいませんでした。






このあたりから工事をしていて、地図と少し動物のいる場所がずれていました。その工事の為かシマウマ、キリン、アンテロープが同じエリアをシェアしていました。









この西側の一番高度の高いところに類人猿のオランウータン、チンパンジーやゴリラ類がいます。
楽しみにしていたオランウータンは見ての通り茶色いボロッきれと何ら変わりがありません。









救われたのは館内のハンモックの中で寝ていたオランウータンの母子の姿を見られたことでした。












母猿はほとんど動きませんでしたが、子猿が目覚めてこちらに愛嬌を振りまいてくれました。檻のガラスがもう少しきれいだとよかったのですが。









この類人猿エリアの南に、まだ建物の新しいパンダ館があります。以前は別料金だったらしいのですが、今は無料です。でも入館時に寄付を頼まれましたが。液体類は持って入れないので、ペットボトルは扉の横の保管場所に一時預けました。入口と出口が別なのでこのペットボトルを取りに数十メートル坂を上って戻らなければなりませんでした。





パンダ館はカメラのフラッシュと大きな声での会話は禁止です。空調が効いていてほかの動物よりかなり優遇されていました。
Feng YiとFu Waの2頭、そのほかに小さいのが1頭(左の写真の上の段に寝ているパンダ)。これが去年生まれたNuan Nuanかな?この子供は来年中国に返さなければならないと言うニュースが9月15日付のこちらの日本語新聞に紹介されていました。Nuan Nuanの両親はすでに中国に返還されてるようで、ここにはいませんでした。



Nuan Nuan以外の2頭はずっと寝ていました。












Nuan Nuanが上の写真のように奇跡的に数十秒ほど起きてくれてラッキーでした。





 
パンダ館で涼んだ後、南に下りました。像や水牛を見て先ほど通過した園内の中央部へ。ここから白のベンガルタイガーやマレー虎の寝姿を見て、水鳥が多数生息する湖へ。
 
大型のさぎやペリカンが飛び交う姿は圧巻。


今日見た中で元気なのは水鳥とカワウソくらいだったかな。









南の一角にある湖の南端を回って入口方面に向かうとここにもキリンが。2頭で踊っているように面白かったので写真に。










その先に蝶々館が。この中には無数の蝶々や蛾が飛び交っていました。

何点かきれいな蝶々を写してみました




















中には交尾をしている蝶々も。













この時点で2時過ぎ。お昼を食べてなかったのでメインゲート付近のカフェでハンバーガーを。ビーフバーガー1つ約7リンギット(約180円)。食べられないことはないけれどと言ったレベルでした。



最後に見忘れていた小動物のコーナーへ。写真のマーモセット(日本語名はキヌザル)がいただけで、後はどこに隠れているのか探しきれませんでした。











ゲートを出たのが2時45分。4時間半の長居でした。
子供を連れていくにはちょうど良い広さと動物の数かなというのが私の印象でした。