2014年6月17日火曜日

ブルー・モスク

久々の投稿です。ゴルフに加えてマレー語の講習を受け始めたり、旅行に行ったりしていて結構
忙しくしていた為(言い訳ですが)、筆がと言うか指が鈍っていました。今日は少し時間ができたのでシャア・アラムと言うクアラルンプールの西隣りのセランゴール州の州都にある、ブルーモスクについて書いてみたいと思います。
先日、と言っても少し前のことになりますが、ゴルフに行った帰りに、帰宅ルートから少し北に入ったシャア・アラムに寄ってみました。目的は国内最大のモスクであるブルー・モスクの見学です。
ブルーモスクと言うのは、そのモスクドームと4本のミナレット(尖塔)が青と白で美しく装飾されているところからつけられたニックネームで、本当はスルタン・サラフディン・アブドゥル・アジス・
シャー・モスクと言う長い名前がついています。
1988年に完成し、最大2万6千人の礼拝者が入ることができます。因みにクアラルンプール市内の国立モスクは1万6千人です。これをはるかに上回る国内最大のモスクです。この巨大なモスクドームは200m超えの高い4本の尖塔で囲まれています。以前はこの塔の上から1日5回のお祈りの時を告げていたので塔の上まで階段が作られていますが、今はスピーカーで流すため、登っていく必要がないそうです。また敷地は広大でその駐車場はスタジアム並みの広さです。
ビジターの入り口はモスクドームの東側にあり、ここで靴を脱いで上がり、女性は長いローブとスカーフを借りて着用。男性は短パンやタンクトップでは入れないので要注意です。


丁度ガイドさんがいたので案内を頼みました。無料ですが英語によるガイドでした。後で分かったのですが、日によっては日本人の方がガイドをされているそうです。毎年の見学者が1万人以上でその約半分は日本人だそうです。我々平均的な日本人にとってイスラム教は未知の世界のことなので興味が大きいのでしょうね。
入り口を入って直ぐに巨大な手洗いの部屋がありました。写真でお見せできないのが残念ですが、多数の蛇口と洗い場が整然と並んでいる様は圧巻です。信者の方々は礼拝の前に必ずここで顔、頭、手そして足の4か所を洗ってから、礼拝堂に向かうそうです。
ブルーに輝くドームの外壁にはコーランの第36章が刻まれています。ドームの天井内部に一周して第13章が書かれています。礼拝台(部屋のメッカの方向、クアラルンプールではほぼ真西に位置する)に向かって中央の通路を挟んで、右側に男性が、左側と2階席に女性が入るそうです。床にモザイクの線が描かれている上に立ち、まず胸の前に腕を交叉して祈り、次に膝を折り床に頭をつけて祈った後座りもう一度祈ります。再び立ち上がりこの動作を4回繰り返すそうです。金曜日はイスラムの休日で多くの礼拝者が来場するので冷房やファンが効いて涼しいそうですが、この日のドーム内は結構暑かった。
建物の内部には宴会場のような場所やカフェテラスのような施設もあり、驚くような低価格で食事ができるそうです。一度チャレンジしてみたいものです。妻はこのモスクがいたく気に入り、日本の親戚や友人に送る絵葉書が欲しかったらしいのですが売っていなくて残念がっていました。
先に触れましたがガイドは無料でしたが、とても丁寧なガイドだったのでチップを払おうとしましたが受け取っていただけませんでした。ただし寄付は歓迎とのことで、コメントの記帳と心ばかりの寄付をして来ました。
日本から来た方々をお連れしたいのですが、ここしかこの近辺には見るべきものがないのが残念な気がしました。