2017年5月2日火曜日

ベトナム世界遺産巡り7 - ハノイからKLへ

ベトナム世界遺産巡りも、今回でやっと最終回となりました。

 1.クアラルンプールからハノイそしてダナンへ(1日目~2日目午前)
 2.ダナンの五行山観光とダナンの夜(2日目午後)
 3.世界遺産のフエ観光(3日目)
 4.世界遺産のミーソン遺跡ともう一つの世界遺産のホイアン観光(4日目)
 5.ダナンからハノイ。世界遺産のタンロン遺跡見学と市内観光(5日目)
 6.世界遺産のハロン湾1泊2日クルーズ(6日目~7日目)
 7.ハノイからクアラルンプールへ(8日目)と番外編

7.ハノイからクアラルンプールへ(8日目)

ハロン湾クルーズからハノイに戻り、ホテルにチェックインした迄前回ご紹介しました。この後番外編でご紹介しましたように、交番に行って遺失物届を出したりしたのですが、一段落した午後4時半過ぎに水上人形劇を観にホアンキエム湖の北側にある、タンロン劇場に行きました。
写真のセンターに在る建物がその劇場です。写真を撮っている場所の右側は湖になります。




ガイドブックにチケットは早めに買った方が良いと有ったのですが、運よく5時20分開演のチケットが買えました。(1日5回公演。最初は15時、最終は20時です)。ファーストクラスの席で1人10万ドンつまり500円でした。開園まで時間まで少し時間が有ったので、近くでアイスクリームを食べたり、旧市街をブラブラして過ごしました。

定刻少し前に入場。殆ど満席でした。
水面を舞台にして行われる人形劇で、3~5分のストーリーが9話からなっています。1000年も前から行われているそうです。
余り期待していなかったのですが、言葉が分からなくても結構楽しめました。それにしても巧みなものです。水の上で人形が飛び跳ねるユーモラスな動きに思わず笑ってしまいました。
前席の観客の頭が邪魔ですが、写真の様な感じです。

終わった後に演者が挨拶に現れました。この人たちは、後に見える幕の裏側から人形を操ります。
舞台の左手にはベトナムの伝統楽器を演奏する人たちや、ストーリーを紹介する謡いの方たちもいます。






この後ハノイの有名な旧市街の36通りへ。この地域にはそれぞれの通り毎に、異なった製品を販売する店が並んでいます。例えばハンバイ通りでは竹製品、ハンバック通りでは銀製品、ハンザウ通りでは靴、ハンダオ通りでは時計、と言った具合に種々の日用品や食料品などが売られています。
ハンダオ通りから、ハンガン通りで衣類を見ていたら雨が降って来たのでタクシーを拾って夕食に向かいました。
以前出張で来た折にこちらの人に連れて行っていただいたインドシンと言うレストランが、私達の泊まっているホテルの近くに在ったので予約を入れておきました。

左の写真の建物です。右側の路地を入って行った先に入り口が有ります。

私の記憶では、もっと奥の方に入り口が有ったので、お店の方に尋ねたらそれは旧店舗で数年前にこちらに引っ越したとのことでした。道理で、と納得でした。

小さい方の写真は店内です。この少し前までフランス人の団体がいたので大変賑やかでした。




料理はまずココナッツミルクと海老のスープ。また食べたくなる不思議な味でした。

次にバナナの花と鶏肉のサラダ。赤いものがバナナの花です。


メインは蒸し魚とエビのつみれ上げです。


これにココナッツ御飯、デザートと勿論ビール2本にお茶で、4,340円でした。少し高いけど味と雰囲気の良さで満足でした。





ホテルに帰るとフロントの方から、番外編でご紹介しました遺失物届の用紙を渡されました。30分で書き上げるとホテルの方が交番まで持っていき、証明書をもらってきてくれました。

翌朝カメラが見つかったとの報告を受け、そのカメラが手元に届くまでの件は番外編を参照してください。

この日はカメラを待っていないといけないので、市内観光は中止することにして、まず朝食に。ハロン湾に出かける前に朝食をとった食堂の近くに在る、Pho Thinと言う店に行きました。




ガイドブックによるとハノイでNo.1の半生牛肉のフォーだそうです。

店の中は写真のように超満員。少し待って壁際に席を作ってもらいました。写真の右側の壁沿いの席です。




ここのフォーは、フォー・ボー・タイと言って牛の半生肉が載っています。サイドメニューはクアイと言う揚げパン(中華のユーテャオ)とチュン・ガーと言う半熟卵しかありません。フォーは1杯250円、サイドメニューはどちらも25円です。

私達は揚げパンを選びました。フォーはご覧のようにねぎとアサツキがどっさり入っています。この下に牛肉がこれもたっぷり入っています。


市内観光をやめたので朝食後はホテルへ帰る途中のRED SUNと言うカフェにより、コーヒーを飲みながらベトナム最後の日をゆったりと過ごしました。

11時半過ぎにカメラが届いたので、空港へ向かいました。

途中ギネスブックに登録されているという世界最大の陶器モザイク壁画のある通りを通過しました。全長4kmだそうです。

写真の様な壁画が延々と続いていました。








空港でチェックインした後ランチ。巨大なバン・ミーでした。2人で1つで十分。最後のベトナムコーヒーを楽しみながら、時間まで過ごしました。









お土産に買ったベトナム・コーヒーのコーヒー・メーカー・セットです。見た目は良いのですが、ドリップの穴が大きすぎて、コーヒーを美味しく作ることはできませんでした。折角固形燃料を買ってきて下から温めながらドリップしたのですが。現在は食器棚の飾りになっています。
因みにお値段は900円でしたので余り文句は言えないですね。











出発ターミナルの免税店でベトナム産ワインをお土産に追加しました。2本で18米ドルでした。こちらの方はまだ飲んでみていないので、お買い得かどうかは分かりません。
















15時15分にハノイを発った飛行機は19時10分にクアラルンプール国際空港に着陸。時差が1時間あるので3時間のフライトでした。クアラルンプールはハノイより西に在るのに1時間日本時間に近くなるのは、なんとなく変な感覚です。写真はベトナム航空の機内食です。





入国審査は、今度はMM2H専用カウンターで待たずに審査。指紋認識も不要でした。この日のカウンター番号は28番でした。 しかし何のことはない、結局荷物の引き取りに30分以上かかり入国審査の時間短縮は全く生かされませんでした。

終わってみれば8日間がアッと言う間でした。近代化された街ダナン、世界遺産の古都フエとホイアン、これも世界文化遺産のミーソンとタイロン(ハノイ)の両遺跡、そして世界自然遺産のハロン湾を駆け足で回ることができました。ベトナムの方々の温かい心使いにも触れたし、なんといっても美味しい食べ物をたくさん食べられたことなどが、心に残る旅でした。

余談ですが帰宅後荷物を片付けていたら、既に午後11時半。もしやと思いベランダを見ると写真のように月下美人がきれいな花びらを広げていました。ベトナムと全く関係はないのですが、初めて咲かせたことがうれしくてご紹介しました。

これで番外編を含めて8回に渡るベトナムの旅を終了いたします。お付き合いありがとうございました。