2022年4月26日火曜日

ジョホール Forest Cityへのゴルフ旅行

 

写真は今回のツアーに利用したForest City Golf Hotel-Johorの紹介に掲載されたものです。

この写真を見て興味をそそられ今回のツアーを企画しました。

砂地はバンカー扱いではありませんが、結構プレシャーはありそうでした。

前回 ご紹介したユーラシア大陸最南端のピアイ岬から一般道そして高速3号線を利用して約40分程でホテルにチェックインしました。



ホテルのロビーに飾ってあるものですが、流石ゴルフ・ホテルと名を打っているだけあって他のホテルロビーでは滅多に見られないもでした。

チェックイン時にラマダンなので通常の夕食ビュッフェはない旨を伝えられました。その代り1人RM48追加で、百種以上の料理が提供されるラマダンディナーを勧められました。他のチョイスはないとの事。

パッケージに含まれているフリーの夕食の権利を捨てるのも勿体ないし、T夫妻はラマダンディナーを食したことがないとのことなので承諾しました。

写真はロビー一面に設置されているForest City Golf Hotelのジオラマです。中央上辺りにホテルが在り、その周りに2コース(ClassicとLegacy)あり、ともにジャック・ニコラウス親子の設計だそうです。

Forest Cityは中国の一路一帯政策の一環でマレーシアの、元首相(ナジブ氏)との合意でスタートした数十年に及ぶ大プロジェクトです。

このゴルフリゾートの他、人工島を作り巨大タウンも造られます。写真ではシンガポールとの大きさの比較がおかしいですが。今回宿泊したゴルフリゾートも、上のジオラマの奥の方にさらに複数のゴルフ場の建設が予定されています。

チェックイン後部屋へ。


西棟の6階でした。どの部屋からもゴルフ場が見えるようです。




部屋は広く、清潔で快適でした。

ベランダでゴルフ場を見ながら夕涼みもできます。
バスルームも広く、お湯の出も申し分ありませんでした。
バスタブとベッドルームの境が 曇りガラスなので少しセクシーなのが気になりましたが。




一休みしてラマダンディナーに。

本来は日が暮れるまで食べられないはずですが、多くのゲストが中国系なので関係ありませんでした。

私達が下りて行った6時半には生演奏も始まっていました。



私達は、こんなに豪華ではありませんでしたがラマダンディナーの経験は有ったので、別に気になりませんでしたが、初めてのTさんご夫妻は口に合うものが少なく落胆されたようです。



チェックイン時にドリアンが食べ放題と聞いていたのですが、一向にドリアンが出てきません。ドリアン大好きのTさん夫妻の失望感は大きく、そろそろ部屋に戻ろうとしたとき外のテラスでドリアンの提供が始まりました。
ここで受け取り、レストラン内部に持ち込み可です。匂いも少ないのでそういうことができるのでしょうか。あまりドリアンが好きでない私でも幾つか食べられたほどおいしかったです。Tさん夫妻も満足されたようでした。

驚いたのはとてもゴルフをしそうにないマレー系の方がたくさんディナーに来ていたことです。近隣の方がRM118も出して、このラマダンディナーに来るほど人気があったんですね。

このホテル、ゴルフホテルと言ううだけに随所にゴルフ関係の物が。

エレベーターホールにはボールで階の表示が。






レセプションにはランプシェードに。





翌朝ゴルフウエアーに着替えて朝食ビュッフェを。パッケージには夕食1回、朝食1回、ハイティー又はハッピーアワーの飲み物がついています。延泊には朝食のみ。

レストラン横に大きなゴルフショップがあり、中ほどの左側にはロッカールーム及びシャワールームがあります。

ここで名前を告げ外に出るとStaging Areaが有ってカートに自分たちのゴルフセットが載せられていました。ゴルフコース、ティーオフタイム、、それぞれの食事の時間の予約は、パッケージ予約時にします。


この日のゴルフは、私達の部屋から遠い方向にあるLegacyコースです。上の写真はその入り口です。

各カートには消毒液やマスクがセットになったもの、それにクーラーボックスにたっぷりのアイスキューブ、そしてペットボトルの水が一人2本用意されていました。

ペットボトルは飲みかけにしてアイスボックスに戻すのは衛生上良くないので、紹介者のKさんに教わったようにステンレスポットを持参し、アイスで冷やした後そちらに移し替え常時冷たい水が飲めるようにしました。



さてティーオフです。10番ホールからです。Legacyコースのティーマークは各ティの色を塗られた熊です。勿論ジャックニクラウスの代名詞ですね。

白ティーは白熊、赤ティーは赤熊。

ティーグランドもフェアウエイも芝はフカフカ。


周りの砂地は思ったより気にならないくらいフェアウェイは広く、私は1度入れただけでしたが、ラフよりよっぽど打ちやすかった。

これは11番ホールです。真っ直ぐ池の上から狙っても届きそうでしたが、結局右手に逃げてしまいました。



どこがフェアウェイ?






グリーン周りも 砂だらけ。










ショートコースも殆どフェアウェイがない。






折り返した後の1番ホールです。

ホテルとの距離感が良くわかります。








2番ホールです。

いかにも南国のリゾートと言った感じ。水面の蓮の花、フェアーウェイの緑、ヤシの木そして点在するバンカー。






ここが冒頭の写真を上から撮った4番ホールです。

コース上からでは両側の砂地が良くわかりません。






上のホールの奥にはこんな洒落た(?)休憩所が。









こちらの方が 周りの砂地が良くわかりますね。7番のロングホールです。









上がった後はStaging Areaで係員に明日もプレイをすることを伝え、部屋へ。ゆっくりシャワーを浴びてハイティーへ。

パスタもあるような話を聞いていたのですが、この日はピザ3種とポテトフライだけでした。1人1品なので4人で全種をオーダーしてシェア。ま、お昼にはこれで十分だったかな。


少し休憩した後、6時ごろホテルを出てKさんに紹介されたシーフードのレストランへ。ホテルの近くには何もないので、高速を使って近くの町へ。15分ほどで到着。

ところがなんとその店はクローズ。TさんがMAPで見つけてくれた、近くの中華レストランへ。

全くローカルのレストラン。入り口には魚屋甲殻類の泳いでる水槽もあったので期待しましたが。

エビの蒸したもの、イカフライ、豚肉の生姜炒め、野菜の炒め物を頼みました。

写真はエビ料理です。ただ蒸しただけのものを頼んだはずが、クリーム煮のようなものが出てきました。

値段の割に味は今一。リピ無しです。
いつも私たちがゴルフの帰りに寄っているお店の方がよっぽど良いと思いました。

翌日は前日と同様朝食ビュッフェの後、荷造りしてチェックアウト。ここでひと悶着。チェックイン時にスタッフのミスで請求額を間違えていました。急にお金を支払ってくださいとのことでビックリ。それも追加のRM48の全額。よく聞くと数字が合わない。最終的にはRM48がRM40しかチャージされたなかったのでその差額を支払い。単純な計算を間違えているし、責任は自分たちにあるのに上から目線には相当ガッカリ。このパッケージ自体にケチが付いた感じを持たされてしまいました。

ロッカールームに荷物を収納して、この日はClassicコースです。

こちらはLegacyより砂地が少ない代わりに多くのホールで水が絡んできました。

向こうに見えるのはLegasyにもあった休憩所です。ショートホールの手前にあるようです。

何番ホールか忘れましたが、こんな美しいホールもありました。

9番ホールのティーグランドからの眺めです。

Classicコースの上り9番と18番は、両方とも、グリーンへ池越えの難しいホールとなっていました。







こちらがホテルの廊下から見た18番ホールです。

2つの池を超えなければグリーンに上がれません。
1打目がきちんと当たれば3打でのグリーンオンは可能なんですが、それがなかなかうまくいきませんでした。


ホテル側から見た18番のグリーンです。

ホテルの対応に少し問題はあったものの、ゴルフ場は素晴らしく、再度チャレンジしてみたくなるコースでした。






ホテルにはこんなきれいなプールもあるのですが、今回はパス。

ロッカールームでシャワーを浴びて、帰路につきました。帰りもランチ難民になりました。
高速道路のサービスエリアで食べるつもりでしたが、行けども行けども入りたいような店がない。結局スレンバン近くまで戻り、Subwayが有ったのでやっとランチ。3時を過ぎていました。Tさんご夫妻をコンドまでお送りして帰宅したのは5時半でした。往復ほぼ800㎞の行程でしたが、運転手が2人だったのでそれほど疲れませんでした。ジョホールには他にもいいゴルフ場があるので又行きたいとTさんと話しています。
以上。

ユーラシア大陸最南端の岬へ

 

久々の旅行、久々の投稿です。やっとかなり自由に旅行が出来るようになりました。
今回はジョホール州へ行って来ました。

マレー語講座のメンバーのKさんから、ジョホールにあるForest Cityホテルのプロモーション情報を頂きました。正式には36ホールのゴルフ場を有するForest City Golf Hotelと言うホテル。写真がそのホテルの外観です。

1泊2日2ラウンドでRM1,260。朝食・夕食とランチ代わりになるハイティーがついての1部屋2人分の値段です。片道4時間はかかるので1泊ではきついので1日延泊してもRM198の追加料金で済みます。一人当たりRM729。円安なので日本円に換算すると頭が痛くなるので、今回はマレーシアリンギットの値段だけでご紹介します。

これは行かない手はないので、友達のTさんご夫妻をお誘いし先週行って来ました。

妻がガイドブックを見ていて、近くにマレーシア最南端、つまりユーラシア大陸最南端の岬が有るのを発見。Tさんご夫妻も興味があると言うことなので、ホテルに行く前にそちらへ寄ってみることにしました。今回はゴルフの話ではなく、この岬、Piai岬(Tanjung Piai)をご紹介します。(ゴルフとホテルは次回にご紹介します。)

午前9時頃Tさんご夫妻をピックして一路高速2号線を南下。2時間ほど走ったところにあったサービスエリア(こちらではR&Rと言う)で運転手交代。

お昼にはちょっと早いのでKFCでコーヒーを買うだけにしたのが間違い。今はラマダン中と言うことを忘れていました。ナビに従いExit250で高速を降りて一般道へ。昼も過ぎたのに何か食べられそうな店が1軒もない。海岸沿いの道に入り街中を走りレストランを見つけるが全部クローズ。マレー料理の店がラマダンで昼間はやってないのは分かるが、中華系の店も閉めている。これ以上行くと岬のある国立公園内に入ってしまうという最後の街で給油。近くにスーパーらしき所が在ったので、給油している私以外で食料を買いに。当然弁当のようなものはないので取り敢えずパンとかバナナを仕入れて岬へ。

駐車場に着いたのが1時半。小雨が降っていたので、車中で買ってきたパンなどで飢えを凌ぎました(?)。教訓1:ラマダン中の旅行は食事をどうするかリサーチしておくべし。

雨も止みそうなので岬に向かうことに。入園料は外人料金でRM10。MM2Hのビザを見せるもRM3の現地人料金にはしてくれませんでした。

写真は駐車場から入り口方面を写したものです。


入り口を入ったところに写真のような大きなモニュメントが立っていました。

ここで最初の記念写真。


建物の中は廊下に沿って紹介パネルが何点か貼られていました。

左のパネルで見るとここが最南端と言うことが実感できます。




建物を抜けるとマングローブが生い茂る林の中の遊歩道があります。表示に従って岬に向かいました。マイナスイオン一杯の道です。

マングローブや沼地に住む貝やムツゴロウのような動物たちの生態がよく観察できます。



15分程歩いていると遊歩道の先に最南端を示す碑が見えてきました。







到着です。水平線上に沢山写っている船の向こうがシンガポールです。
THE SOUTHERNMOST TIP OF MAINLAND ASIAと書かれています。ユーラシア大陸最南端ではなくアジア大陸最南端としているのは何故なのかな?

午後の日差しは、木陰から出るととにかく暑い。

記念写真を撮った後帰路に。岬を一周できるように遊歩道が造られているので、景色の変化が楽しめました。

まずマングローブの観察。

マングローブの根っこって凄いことになってるんですね。幹のあっちこっちから、無数の手が伸びるように四方に根を伸ばしていました。

調べてみると これは地盤が沼地で不安定なことと、土中の酸素が少ないので酸欠を防ぐためらしいです。
こちらはマングローブの苗床です。

マングローブの実は、木に付いた状態で中の種子が発芽し、十分育つと落下して漂流し、環境が合ったところに漂着出来たら、根や葉が出てくるそうです。

こうして苗床で育てると確実に育ちます。

出口に向かう前に左手にJetti(桟橋)の看板が有ったのでそちらにも行ってみることにしました。期待してなかったのですが、こちらの方が興味深かった。

沼地の上を一直線に遊歩道が伸びています。



途中にあった看板です。先ほどまで歩いて来たところにも、小さいむつごろうのようなハゼ科の小魚がたくさんいたのですが、こちらのは大きい。

英語名はマッドスキッパーです。マングローブの森や沼地に住む360度見える目を持った魚です。

アジア地区では食料にもしているそうです。ここは国立公園内なので保護されてるんでしょうね。




中央の大きな穴に住んでいて、時々穴に入り砂を口で掘り、周りに吐き出します。サークル上になった泥は、その吐き出された泥です。
周りの小さな穴も彼らの巣です。でもよく見ているとカニも入って行きます。どうやって区別しているのか不思議です。

手裏剣のような形をしているのはサギの足跡です。結構食べられてるんでしょう。

カニはとてもカラフルです。

写真の右上に2匹います。拡大しないと見ないかもしれませんが。

どちらも生態が面白く、ついつい時間が経つのを忘れてしまいました。

木道先端に展望エリアが有り、真っ直ぐ向こうはインドネシア、左手はシンガポールです。








シンガポール方面には、水平線を埋め尽くすたくさんの船舶が停船しています。

波も潮流も少ないので、ここで待機しています。

この時間は干潮だったのか、はるか先まで沼地が続いています。



途中であったのは数家族。本当の穴場でした。ここから最初に紹介したホテルに向かいます。この先は次回で。