2023年11月30日木曜日

クアラルンプールからプーケット島へ車での旅 ー 国境通過

 

マレーシア出国ゲート

 友人のTさんに誘われ、彼がメンバーであるマリオットのバケーションクラブを利用して、車でタイのプーケット島にあるマリオット・ビーチクラブへ、Tさん夫妻と私達夫婦の4人で行って来ました。

 Tさん夫妻は何度か車で行かれているのですが、私達にとっては初めての車での国境越えとなりました。

往復約2,000km。Tさんと交代しながら次のような旅程で回ってきました。

初日(金曜日):クアラルンプール→マレーシアとタイの国境通過→ソンクラ―泊

2日目(土曜日):ソンクラ―市内観光→パッタルン泊 (チェックイン後市内観光)

3日目(日曜日):パッタルン朝市→プーケット泊 (食料品買い出し)

4日目(月曜日):ビーチでまったり→ビブグルマンのレストランでランチ

5日目(火曜日):パンガー湾へボートツアー(ジェームズ・ボンド島等)”私と妻のみ”

6日目(水曜日):4人でゴルフ@ブルーキャニオン カントリークラブ

7日目(木曜日):ビーチやプールでまったり

8日目(金曜日):プーケット→ハジャイ(ハートヤイ)泊 駅と夜市へ

9日目(土曜日):ハジャイ→タイ・マレーシア国境→クアラルンプール

これから何回かに分けてこの旅行の模様をお伝えするのですが、まず最初の回はマレーシアの出国とタイへの入国をメインにお伝えします。

 当初はプーケットへの途中、行きに1泊、帰りに1泊の予定でしたが、土・日の国境越えを避けて金曜日に出発にしました。早朝6時半過ぎにTさん夫妻をピックして出発。クアラルンプール市の南部に住んでいる私たちは、市内の混雑を予想していましたが割とスムーズに高速1号線(E1)に乗れました。1時間半ほどでイポー手前のタパーのサービスエリア(以降R&R)に到着。

マックでお粥やマフィンなどで朝食。8時半過ぎに今度は私の運転で次のグヌン・セマンゴルのR&Rへ。

このR&Rを出て直ぐ高速を降りるとブキット・メラ―のオランウータン島が有り、8月に行ったばかりです。



 ここのR&Rには電気自動車の充電スタンドも有りました。

トイレ休憩後、10時半過ぎにTさんの運転で北進。

ペナン大橋への出口までは私も車で行ったことが有りますが、ここからは未知の世界です。バターワース、アロースターを過ぎしばらく走ると国境の町ブキット・カユ・ヒタムです。

 最後の料金所を過ぎると道路の左側に代Insuranceの看板を多く見かけるようになります。こういった店では保険を売ると同時にタイの税関用書類を代書してくれます。

 この書類の準備の前にガソリンを満タンにしました。タイはガソリンが高くマレーシアの2倍以上します。

 ここを出るとすぐ東西を走るフリーウェイが有り、その下をくぐって200mほど行った所にあるMini Tourと言う代書屋を選びました。



 保険は最少カバーの保険が8日間有効で20リンギットでした。

私たちは9日間滞在予定なのですが、8日間の次は18日間有効になりますが、料金は6リンギットだけ高い26リンギットでした。






 こちらが税関用書類です。

保険証書と税関用書類ができるまで、併設されている免税店を見学。

国境の緩衝地帯にあるZONという免税店でタイで飲むお酒類を買う予定だったので、ここでは値段のチャックだけにしました。

これが失敗でビールは24缶で7リンギットくらいZONが高割高でした。因みにTigarビールで84対91でした。13時半前に今度は私の運転で国境へ。


 すぐマレーシアの出国管理です。4列開いていたのですが、左の2つのゲートはInternational Registered Vehicle (国際登録車)で右側がCustums and Common Inspection(税関と一般検査)となっていましたが、私たちは流れから左に並びました。何台か並んでいたのですが10分ほどで私たちの番が来ました。心配してましたが、ゲートに関しては何も言われず全員降りてパスポートのチェックと指紋認証をした後出国できました。

出て直ぐの所にある免税店ZONでちょっと高いビールとワイン(笑)を買いました。

 ZONを出て直ぐの所に検問所がありました。マレーシアの警官に運転免許書とパスポート見せると端に寄せられました。

 嫌な予感!案の定スマホを見せ私の車の番号の所に102kmと速度違反を表示していました。前回Tさんが引っかかったので制限速度は守ったつもりでしたが、どこでネズミ捕りをやっていたのかそれとも何らかの操作が有ったのか、いずれにしても罰金150リンギットを払えとの事。

 40㎞戻ったところに裁判所が有るのでそこへ行くよう指示されましたが、出国したのに戻れるわけがありません。結局その場で支払いし開放してもらいました。当然正規の支払いではなく袖の下になるのでしょう。

 しかし考えるとおかしい。出国した人間になぜ当日支払いを命じるのか。また速度違反は後日交通警察で又はオンラインで支払えるはず。もっと冷静であればその辺りを主張できたかも知れませんね。旅行初日に面白くない体験でした。マレーシアの最後の料金所からタイの入国迄の間は、制限速度に注意して、当たり前ですがほんの瞬間でも制限速度を超えないように運転しましょう。

 タイ側は先ず入国管理。写真は入国管理に並ぶ車の列。前方の三角屋根の下に入国管理のブースがあります。

ここでもみんな降りて顔とパスポートの確認後入国スタンプを押してもらえました。

その後この写真の右側のカスタム(税関)ビルにUターンするような形で向かい、開いているスペースに駐車した後運転手のみ窓口へ。

 こちらが税関の建物で、この左側に車を停めてこの建物の裏側のカウンターに並ぶことになります。


今回は経験者のTさんにも一緒に来ていただきました。



 こちらは20人程並んでいましたが、最初の窓口が2つ開いていた為か、以外にスムーズに流れました。


 窓口には手続き方法が書かれたボードが有りますが、これによるとマイカーの場合は代書屋の書類は不要のような気がしますが。

取り敢えず私は代書屋に用意してもらった申請用紙と車の登録書(マレーシアはピンクカード)とパスポートを①番の窓口に提出しました。

③番で呼ばれ作られた書類にサインし、税関書類を頂きます。



 こちらがその書類です。

これは出国時に返却しないと有効日を1日過ぎるごとに1、000バーツで最高10,000バーツの罰金が掛かるので要注意です。

でもどこにも有効期間が書いてないのが不思議ですが。おそらくビザなし入国の限度日まで有効ということかも知れません。

結局マレーシアの出国管理に並び、ZONで買い物したりしてタイに入国するまで約1時間半かかりました。



 タイ側の国境の町はサダオです。3時を過ぎていたので町に入って直ぐに遅いランチ。タイなのに何故かマレーシア風ホーカーズでマレー料理を食べました。

ここからハジャイの町を迂回して東北に進路を取り東海岸海辺の町のソンクラ―へ向かいました。1時間半ほどで到着。

 今日のホテルは市内の住宅地にあるSun Innと言うホテルです。

到着はマレーシア時間の5時半、タイ時間の4時半でした。

因みに今回途中で3泊するのですが、1部屋12,000円ほどでした。1泊ではなく3泊合計です。Tさんに感謝です。

 このホテルはどちらかと言うと単身者の長期滞在型と言った感じで、非常に効率的なホテルでした。ロビーにはいつでもお湯が沸いていて、いつでもインスタントですがコーヒーが無料で飲めます。

写真の奥の方は大学や政府の建物が並んでいます。


 大通りまで徒歩7~8分でホテルまでは騒音も届きません。わたし達は荷物を置いて少しゆっくりした後、6時ごろ大通方面に向かいました。

大通りに面して市場が有り、夕食の買い物で賑わっていました。それぞれが専門料理を売っている屋台のようなものですが、ここで食べる人は少なく、どちらかと言うとデパ地下のお総菜コーナーのような感じでした。




 近くに寄ってみたいようなレストランも見つからなかったので、ここでそれぞれが食べたいものを買ってホテルで食べることにしました。



 こちらが4人の今日の夕食です。ホテルの部屋には割と大きなテーブルが有り4人で囲んでも問題ありませんでした。

ZONで買って来たビールで乾杯。今日だけで約600km走りました。お疲れさまでした。