2018年6月1日金曜日

インドネシアの世界遺産 フローレス島からバリ島へ

フローレス島のラブアン・バジョー3日目です。
この日は夕方4時のフライトでバリ島に向かいます。
写真はバリ島とフローレス島の位置関係をお伝えしたく,遅ればせながら地図の写真を撮ってみました。左端がジャワ島の西部、最初の大きな島がバリ島です。そこから観光地として有名なロンボク島、そしてスンバワ島と大きな島が続きます。その東に小さなコモド島、一番右端(東端)に在るのがフローレス島です。フローレス島の南のスンバ島などを含めてこの島々をヌサ・トゥンガラ諸島と呼びます。

フライトまで時間が有ったので、ホテルのスタッフと相談してタクシーをチャーターしてこの辺りでは知られた洞窟に行くことにしました。
前日食べられなかった朝食をゆっくりと楽しみました。とはいえ用意されたものはこれだけです。トースト、卵焼き、ヨーグルトにコーヒーか紅茶。朝食として十分と言えば十分ですが。でもサラダ位欲しかったかな?








前日と打って変わっての晴天です。窓から眺める海も空も朝日を浴びて輝いていました。

チェックアウトして荷物をフロントに預け、迎えに来たタクシーで午前10時にホテルを出発。





中々調子のよい青年でしたが、走り始めてすぐ妹を同乗させたいのだが良いかと聞いてきました。
彼女がその洞窟に行ったことがないので連れて行ってやりたいと言われれば「No!]とは言えない典型的な日本人の我々は、快く承諾しました。街はずれにある彼女のアパート前でピックし、目的地に向かいました。

しばらく走ると車は山間部へ。非舗装の凸凹道を歩いた方が早いのではと言うほどの速度で進みます。この山の中に目的の洞窟があるのかと思っていると目的地までまだ30分以上かかるというではありませんか。
峠を越えて少し下ると、木の間越しに青い海が見えてきました。
ホテルを出て1時間後の午前11時に小さな漁村に到着しました。ここからボートに乗って目的の洞窟に行くそうです。










海岸沿いの道路の両側に民家が並んでいます。この時間なのに沢山の子供が凧揚げを楽しんでいました。学校はどうなっているのか心配になりました。

ドライバーが先に行き、船頭さんと交渉して来ました。






船頭さんの家の裏からテンダー(小舟)に乗って沖に停泊しているボートへ向かいました。

妻の前に座っているのがドライバーの妹さん、その前で船を漕いでいるのが船頭さんを手伝っている船員さんです。

奥に写っている船の船尾にこの小舟を付け乗り移るのですが、当然乗っている人が動くと揺れるので、結構スリリングでした。



午前11時半ボートは碇を上げて目的地に向かって出発しました。











写真の右手中央に見える白いビーチが目的地です。我々の前にここを訪れたボートが丁度出航していくところでした。

出発して30分程で目的地に到着。浜辺まではこのボートでは行けないので、引っ張って来た先ほどの小舟に今度はエンジンを付けて、ビーチへ向かいました。





写真にあるようにこの洞窟はランコーケーブ(RANGKO CAVE)と呼ばれています。












ビーチの木陰に管理人がいて入場料を徴収。1人20,000ルピア(160円)です。

1日数組しか訪問者が無いそうです。












洞窟はここから100m程坂道を上ったところにありました。

写真はその入り口です。










これが洞窟の中です。想像していたよりかなり小さい。それでも水の青さがとっても美しい。












ここは泳げるそうで、ドライバーの妹さんはシュノーケリングのセットを持ってきていました。
私達は泳げるなんて知らなかったので、水着はフロントに預けてきたスーツケースの中。

妹さんによればこの水は海水なのでどこかで海につながっているらしいそうです。でもシュノーケリングでは海までは出られないとの事。
彼女もここは初めてなのでSNSに上げる為にビデオを撮っていました。




30分程でビーチに戻り小舟で本船に戻り帰路に。
ドライバーにタクシーチャーター料金として1,000,000ルピア(8,000円)、船のチャーター料金300,000ルピア(2,400円)とチップ50,000ルピア(400円)かかったのですが、この状況が分かっていれば1万円以上かけてまでは来なかったかな?特にタクシーのチャーターが高過ぎでした。後日バリでは12時間チャーターして6,000円でした。





船を降りた後船頭さん宅に招待され、玄関先でコーヒーと手作り
のバナナケーキをごちそうになりました。


右の写真がその中身。結構おいしかったです。

こちらがお世話になった船頭さんご夫妻です。

既に1時半近くになっていたのでランチも取らず急いでホテルへ。

来る時には1時間かかったのに、帰りは時間に追われガタガタ道も時速20kmぐらいで飛ばし約30分でホテルまで戻って来ました。

ホテルで荷物を受け取り同じ車で空港へ。



出発予定時刻は午後4時でしたが1時間半前にチェックインできました。

写真は2階にある出発ロビーです。ブックストアーやお土産屋さん、それに軽食が取れるカフェやコーヒーショップが有ります。

ところがところが、定刻の10分前になってもゲートが開かない。おかしいなと思っていたら案の定遅延のアナウンスが。
スタッフに尋ねたら、バリ島~フローレス島間のどこかで天候が悪く、到着のフライトが遅れているとの事。

午後4時半になり、飛行機は此方に向かっている途中なのでこれから配る弁当を食べて待っていてくださいとの事。

写真がその弁当です。

やがてガルーダ機が到着。何度もスタッフに聞きに行くのですがそれでも出発時刻がはっきりしません。

5時半になり突然キャンセルのアナウンスが。飛行機はそこに有るのに飛べない。「なんてこった!」

1階のチェックイン・カウンターでホテルの手配をしているのでそちらに向かうように指示されました。

その夜泊まる予定だったバリ島のウブドのホテルに電話し、1泊キャンセルを依頼。ところが私はAgoda(アゴダ)で3日間のパッケージを買っているので返金は無いとの事。ガッカリ。

それでも私達は翌日に決まった予定を立てていたわけではなかったので部屋代を1泊分損をしただけで済みましたが、乗り継ぎする人や次の日のツアーを買っている人は大変でした。

写真はチェックインカウンターでガルーダ航空職員と交渉している乗客です。
この写真を撮る前に私もここでホテルの申し込みをしました。


こちらの写真は指定された各ホテルへのバスを待つ人々です。30分程待たされてしまいました。
ここで妻が日本人の若いカップル(Kさんご夫妻)を見つけ話をしていました。
バリから日帰りでコモド島観光に来たそうです。なんと翌日はバリで結婚式の予定があるとか。2人だけの式なので時間を変えることは出来るらしいのですが、そのほかの予定が狂ってしまうそうです。



Kさん達と同じホテルになったので取り敢えずホテルへ向かいました。それまでホテルの名前は聞かされていなかったのですが、送迎バス(大型)にLaprima(ラプリマ)と書いてありました。このホテルのバスを使っているだけの可能性も有ったのですが、10分程でバスが着いたところは紛れもなく先日私達がコモド島へ向かう高速ボートに乗ったホテルです。
部屋はガーデンビューだったので眺めは期待できません。
それでも私達の泊まっていたホテルよりは格段に快適でした。

チェックイン時に翌朝のフライトの予定を尋ねると、とにかく6時にロビーに集合して欲しいとの事。
上手くすれば7時過ぎの便に乗れそうと期待が膨らみました。
特にKさん達は11時の式に間に合う可能性が出てきました。

知り合ったのも何かの縁なので一緒にビールでも飲みましょうと言うことになりホテルのレストランへ。話が弾み楽しい夜となりました。特に彼らは凄くラッキーでコモドドラゴンが2頭で戦っている場面に遭遇したそうです。早速ラインを交換して彼らが写したビデオを送っていただきました。
支払いをしようとしたら、何と100,000ルピア(800円)まではガルーダが持つとの事。もっと食べるか飲めばよかった?
部屋に戻るとフロントから電話が。なんと翌朝の集合が9時50分に変更になったとの事。これではおそらく12時過ぎの便なので、Kさん達は結局結婚式の日時を変更したそうです。
翌朝は余裕が出来たのでまず朝食をゆっくり頂きました。と言ってもホテルの大きさの割には料理は今一つかな。











朝食後海岸を散歩。

先日は写真奥に伸びる桟橋の先端からボートに乗りました。

部屋に戻る途中Kさん達が食事をしているのに出会ったので、桟橋まで行ってみることをお勧めしました。

ところが部屋に戻ると又フロントから電話。集合時間が9時に変更になったとの事。
私は荷造り、妻には急いでKさん達に連絡に行ってもらいました。
空港に9時半前に到着。フライト時間が早まったのかと思ったら、結局通常の12時15分のフライト。集合時間の変更は単にホテルの都合だったのかな?。
この日も素直に定刻に出ることはなく結局30分程遅れて搭乗開始となりました。12時45分出発。

それでも昨日のキャンセルが嘘のような快適なフライトでした。








飛行機の左側(A座席)に座ったのでコモド島を含むヌサ・トゥンガラ諸島の島々が青い海に点々と続く絶景を観ることが出来ました。











写真はおそらくコモド島の西端と思われます。












14時15分にバリ・デンパサールの空港に着陸。

国内便の到着ゲートには最後の楽園(The last paradise in the world)のサインが出迎えてくれます。









後ろにはこんなゲートが。いかにもバリらしいですね。

荷物を受け取りロビーへ。ホテルからの迎えのスタッフを見つけ駐車場へ。

途中で先に出ていたKさん夫妻を見つけご挨拶を。
これからの予定が順調にこなせていると良いですね。
いつまでもお幸せに。

最後に今回の教訓ですが、インドネシアの島々を巡るために小型旅客機に乗る場合は、天候に左右されやすいので十分余裕をもって旅程を組むようにしようと思いました。

ここでコモド編は終了です。
ここから先は次から始めるバリ編でお伝えします。
































0 件のコメント:

コメントを投稿