2025年1月23日木曜日

アンダマン諸島 インドから一番遠いインド ハブロック島 その1

 

 
MAPより
インドから最も遠いインド、わたしの滞在しているマレーシアから最も近いインドである、アンダマン海に浮かぶアンダマン・ニコバル諸島に行って来ました。

11月に、たまたま見たAir Asiaのプロモ―ションで、国際空港の有るポート・ブレア迄、往復RM400(RM1: 35円)つまり1万4千円程度で往復できるのを見つけ、飛びつきました。

予約をした後、ポート・ブレアってどんな所?どんなホテルが有るの、どんな観光ができるのかをググり始めました。

 その結果先ずポート・ブレアに飛び、その日のうちにそこから北東にフェリーで90分程で行けるハブロック(Havelock)島に行き、そこで2泊。次にこの島の南に位置するニール(Neil)島に1泊し、そこからポート・ブレアに戻り1泊し、KLに戻る旅程にしました。

ホテルは3か所共にSea Shell Hotelにしました。以前ベトナムのフーコック島で泊まったSeashells Hotelと同系列と思ったのですが、全く別物でした。この3ホテルとも結構高く、飛行機代より1泊分の方が高かったのにはびっくりでした。

 今回のブログでは、このアンダマン諸島に行かれた日本人はあまりいらっしゃらないだろうと思い、いつもよりは詳しくご紹介したいと考えています。現に今回の旅行で遭遇した日本人はお一人のみ。その他にも中国や韓国の方にも全く遭遇しませんでした。多いだろうと思っていた白人も意外と少なかったのには驚きました。

1月14日定刻の2時間前にKLIA2へ。KIOSKでバッグのタグを印刷し、Bag Dropに持って行きました。ここまで順調。

 ところがスーツケースを載せて搭乗券を読ませたところはじかれてしまいました。

係員に尋ねたら、この便は通常のチェックインをしろとのこと。

慌ててチェックイン・カウンターへ。乗客はそれほど多くありませんでしたが、窓口が1つしか開いて無く時間が思ったよりかかりました。

それでも時間が有ったのでターミナルのバーガーキングでWhooper Set。朝から重かったがですが、ランチがちゃんと食べれるかどうか不安だったので、これで何とか夜まで頑張れそうです。




エアアジアにしては珍しく定刻より早めにKLを離陸。

天気は上々。




離陸して25分程すると右下にペナン島が見えてきました。

ちょっと写真のタイミングが悪くペナン大橋を写し損ねました。




そこから更に10分ほどで今度はリペ島が見えてきました。三日月形の島の南に見えるビーチがリペ島のパタヤビーチです。

以前訪れたときのブログです。

ウデピー夫婦のマレーシアライフ: リペ島ータイ最南端のリゾートアイランド_その1

興味のある方はご覧ください。


この島が最後に見えた陸地です。アンダマン海の上を飛び続け、離陸から1時間半ほどすると前方に雲が見えてきました。アンダマン諸島の上にかかっている雲です。

2時間ほどでポートブレアの有る南アンダマン島へ。定刻で言うとKLを10時40分発で、ポートブレア着は10時20分です。インド本土からは相当離れていますが、そちらと同じ標準時間を使用しているため、こんなに近くてもマレーシアとの時差は2時間半です。フライト時間は時差より短いため、-20分で到着?

ポートブレア上空は軍の管制が引かれ写真は禁止です。

空港ターミナルは新しく、降機後もタラップからバスでなく、ボーディング・ブリッジが3台も有り、その中を通ってターミナルに入るので暑さをしのげました。

写真は出国時に撮ったものです。



イミグレーションの前でEDカードを渡されます。写真は出国時に撮った物で、下の左側が入り口です。

並んでる間に書いてもいいのですが、わたし達は椅子に座って書きました。入国手続きをするのは同じ飛行機に乗っていた人たちだけなので焦る必要はありません。

カウンターでEDカード、パスポート、EーVisaのコピーを提示。結構質問されましたが、無事パスポートにビザのステッカーを貼って、入国のスタンプを押してもらいました。

隣りが荷物のターンテーブルです。入る前にパスポートとビザのチェック。荷物は既にベルトの上を回っていました。

こちらの写真も出国時に撮ったものです。

荷物を受け取り空港ロビーへ。



先ずSIMカードを購入しようとしたのですが、空港には売っていません。因みに両替もできません。事前にクアラルンプールで1万ルピー両替していたので助かりました。

出口手前に有ったタクシーカウンターで、2時間1500ルピーのタクシーを使用することに。1ルピーは1.8円くらいです。滞在中は2倍して0.9を掛けて計算してました。

これで先ず近くのショッピングエリアに行けば買えるとのこと。

運転手にそう伝えると、今日は祭日なので店や銀行は閉まっているとのこと。

何と、間の悪い!

調べるとこの日はマカラ・サンクランティ(又はウッタヤラナ)の日で真冬の収穫祭だそうです。またこの頃は太陽が南から北へ移動する時期と一致するので、この祭りを太陽神に捧げ、新たな始まりを祝うそうです。

SIMは諦めて、出港迄の時間をつぶすためポート・ブレアの2大観光地のひとつ、セルーラー・ジェイルと言う刑務所の跡地を見学することに。

もう一つはその刑務所の先にあるロス島ですが、これはニール島から戻ってきた日に行くことに。

夜はライトアップされるようです。

真ん中に見える門が入り口です。

この建物の左側にチケットカウンターが有ります。



ここはネパールのように外国人料金での差別はなく、カメラを持ってるかどうかで料金が決まってました。

私達はカメラのプロではないしビデオカメラも持ってないので、200ルピーでした。



因みにこれは入場券と、門の前に有った昔懐かしいポストを写しました。







中は公園のようになっていました。

左右は獄舎です。すべて独房の様でした。





入り口近くにあった拷問スタイルの展示?

ベトナムやオーストラリアに有ったような、悲惨な様子の展示物は、ここには有りませんでした。

家族連れで楽しんでいる旅行者も多数いました。


1905~6年にこのように7つの棟が放射状に建てられていました。

693室有って、第一次インド独立戦争当時イギリスに対抗した自由の戦士たちを投獄したそうです。

1938年に閉鎖され、現在では3棟だけが保存されています。


各棟は3階建てで写真のように部屋が並んでいます。

写真映えする造りです。







中央の見張り塔から眺めたロス島です。

船着き場の近くには日本軍の作ったトーチカがあります。

アンダマン諸島はイギリス植民地時代に流刑地としていましたが、1942年から3年間は日本に占領されたそうです。


上から見ると各棟はこのようになっています。

写真上部中央から伸びている道を通ってきました。

真ん中の赤い屋根は展示室で、歴史を追った写真が展示されています。


見張り塔の上は風通しも見晴らしも良く、ゆったりしたかったのですが、12時でランチの為閉館になるので帰路に着きました。

その塔の上で日本人のユーチューバーさんに遭遇。インドから来て、次にクアラルンプールに行くと言うので情報を少し差し上げました。



まだ1時間しかこのタクシーを利用していないのですが、後1時間で他に行く当てもないので早めにフェリー乗り場(Jetty)に向かいました。

ターミナルビル前は多くのタクシーやトゥクトゥク(リキシャ)が客待ちしていました。建物の写真を撮ろうとしたら、保安スタッフ(なのか兵士なのか分かりませんが)に注意されてしまいました。

入り口でパスポートとフェリーのチケットを見せ、中に。フェリーのチケットは事前にネット(Go2ANDAMAN)で購入していました。

広いロビーの奥にカウンターが2つ。それぞれが異なった船会社の物でした。ポート・ブレアからハブロックまではMAKRUZZと言う船会社のボートで, 料金は2人で3,750ルピーでした。

少し早く着きすぎたのでしばらく待たされました。

その間、写真の地図を見たり、




全ての柱に貼ってある、アンダマン諸島の見どころを紹介した写真パネルを眺めたりしていました。

船は定刻の13:45から15分後の14時丁度に変更されていました。

12:45頃チェックインして左側の待合ロビーへ。ここで荷物を保安検査のレントゲンを通しました。

カウンターの有った部屋の両側が待合ロビー。今回の乗船は右側のGate2から。



Gateの横に一つだけ売店が有り、軽食やクッキー、ドリンクなどを売っていました。

ランチ抜きの私たちはクッキーとコーヒーを200ルピーで買って、待合室で食べました。






定刻の15分前くらいにボートが到着。多くの乗客が吐き出されて来ました。

定刻の少し前にゲートが開いて、ボートに向かいました。

先ず荷物を乗せるためにボートのスタッフに荷物を渡すために並びます。

その順で乗れるのではなく、乗客はまた別の列に並ばされました。

なかなか格好いいスタイルのボートでした。

席は事前指定していて、左舷側の10A/Bでした。




14時離岸して小雨の中を出港。双胴船なので、揺れは小さく滑るように進んでいきました。

道中はうねりで多少揺れた程度なのでわたしは平気でしたが、乗り物に弱い妻は酔い止めを飲み、空席が多く、揺れの少ない中央の席に移動し爆睡していました。

奥に売店も有りました。席はゆったりしていてフットスペースも十分でした。

1時間ほどで右手にハブロック島が見えてきました。島で最大かつ人気のあるエレファント・ビーチなのかパラセールも見えました。

90分でJettyに到着。桟橋まで迎えの車が入って来てましたが、わたし達は一番前まで歩きそこから橋を渡ってJettyの出口へ。

写真は橋の上から写したビーチ。水が澄んでる!

出口のゲートから50m程歩くと多くの客引きが。私達は最初に来たタクシー運転手に値段を聞くと200ルピーとのこと。

写真中央は私たちの荷物を持ってどんどん歩いて行く運転手君。

今夜の宿Sea Shell Havelockは僅か5分弱の所に有りました。因みにトゥクトゥクは100ルピーでした。

運転手はこの後の観光ドライブを勧誘してきましたが、電話番号を聞いて別れました。


ホテルのロビーはお祭り用の飾りを作成中でした。

チェックインを待っている間、ウェルカムドリンクと椰子の葉で作った髪飾りのプレゼント。



ホテルは全てビラタイプ。平屋、2階建て、複数つながったタイプ等々。

椰子の林の中にたたずむビラ。写真の位置から3分程でビーチに出ます。

孤立した建物なので、隣が気にならない。

只、夜に低音ノイズが外から聞こえるのが少し気になりました。

部屋はこじんまりと纏まっていましたが、シャワーの水温が余り上がらないのが少し残念でした。
因みにここも次のニール島もそうですが、浴室や洗面所のライトのスイッチと並んで温水を沸かすスイッチがあるので、それをオンにしていないと、いつまで待ってもお湯になりません。

ベッドの上にはWELCOMEの文字が。

落ち着いた後出かける気でしたが、この日はゆっくりすることにして、先ずホテルのビーチに向かいました。

途中にプールが。

看板には「このプールではサメが見かけられたことが有ります。彼らはおしっこの匂いがするとでてきます。」と書かれていました。要するにプールで用を足す輩がいると言う事?

ビーチは丁度干潮時。潮が遠くまで引いていました。満潮でも水深1m程なんですかね?

水際あたりでホテルのスタッフやゲスト達が、凧あげをしてました。

このウッタヤラナと言うお祭りは、ネパール編でご紹介したダサインのお祭りと同様に、凧を競うのが慣習となっています。ネットによると毎年糸が首に絡まったりして死者が出るそうです。

時間は午後5時です。

こちらはインド本土からの位置の関係上日没は5時半前です。

丁度椰子の樹々の隙間に夕日が美しく輝いていました。



お昼を抜いているのでさすがに空腹感に耐えられず、早めの夕食をとることに。

メインのレストランは午後7時半オープン。待てないのでもう一つのレストラン&バーへ。

さあ、ビール。と思ってオーダーしたところ、今日はお祭りの為ノーアルコールとのこと。この時のがっかり感、分かります?

旅行前にはその地の祝祭日に関して調べておかなくては!

結局スプライトで我慢。ネパールもそうでしたが、こちらも量が多い。2人で1人前で十分でした。

写真は魚のフライです。







食後に星を見にビーチへ。この日は満月で、星を見るには今一でした。代わりに美しい月を眺めることが出来ました。

海は食事前よりかなり満ちて来ていました。




満月をズーム一杯で撮ってみました。

雲一つなく素敵な満月でした。





左手の空にはカシオペア座が見えていました。勿論そのWの先の北極星は見えませんが。

又真上には巨大なオリオン座が輝いていました。私のカメラではこれが一杯。何とかオリオン座として認識できるかな?

初日はこうして暮れて行きました。

翌日はハブロック島の2大名所を訪れます。

以上。次回に続く。

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