2016年7月30日土曜日

ブルネイに行って来ました

このところ日本へ帰国したり、ゴルフの幹事をやったりしてこのブログをアップデートすることをさぼっていました。数少ないフォロワーの方たちの何人かにお叱りを受けてしまいました。
今回は先月、6月の上旬に行ったブルネイ旅行に関してご紹介したいと思います。

ブルネイは東マレーシア(ボルネオ島)の2州、サバ州とサラワク州の間に挟まれた、小さいけれどとても裕福な王国です。正式名称はブルネイ・ダルサラーム国と言います。ガイドブックによりますと三重県とほぼ同じ大きさらしいです。収入の殆どは原油と天然ガスで、宗教はイスラム教なので、中東の諸国と同じです。街中の看板や道路標識はマレー語(アルファベット)とアラビア文字で書かれています。

人口は約40万。首都のバンダル・スリ・ブガワンには、クアラルンプールから飛行時間2時間ほどで到着します。入国手続きや荷物の受け取りも全くの混雑知らずで、スイスイとタクシー乗り場に。
交渉することもなく、協定料金の35ブルネイドル(以後B$、1B$は約80円位です。)でホテルへ。

空港を出るとしばらくゴルフ場に添って走ります。ドライバーによれば、ブルネイには5~6のゴルフ場があるそうです。この運転手から仕入れたもう一つの面白い話は、ブルネイ全土でタクシーは44台しかいないそうです。その内1/3はお休みで1/3は空港に。よって街中を流しているタクシーは12、3台しかいないので、ホテル以外でタクシーを拾うのは至難の業とのことでした。私達もここで2泊したのですが、結局空港の往復以外にはタクシーは使用しませんでした。 チョット食事に出るのに片道3,000円もかけられないですよね。

今回のホテルはThe Empire Hotel & Country Clubと言うブルネイで最も豪華な7つ星ホテルです。
メインビルディングの他に4棟の宿泊棟やヴィラが点在しており、そのほかゴルフ場、7つのプール、映画館、ボーリング場等などを有する巨大リゾートホテルです。ビーチでは種々のマリンスポーツやビーチスポーツが楽しめるようでした。

チェックイン時に、今夜の夕食と明日の市内観光の予約を取りました。
私達の部屋はRagoon棟(写真の地図のHEREと書かれたビルディング)でラグーン(と言うより人工池)のほとりに立っています。

チェックイン終了後、バギーで移動です。



部屋は広くて良いのですが、値段を考えると??
ベッドルームの手前に3畳ほどのワードローブエリアと冷蔵庫等があり、写真の向かって左側には、広い浴室が有ります。
バスタブが窓辺に、洗面所は2人並んでできるように2ボール、そして窓と反対側にシャワースペースが有りました。広すぎて、「シャワーを浴びてバスタブまで何歩歩かんとあかんのや!」って感じでした。

少し早目に夕食に向かいました。まずメインビルディングの探索。話には聞いていたけれど、24金の装飾をふんだんに使用した、豪華な内装でした。

イスラム教のモスクに建つミナレット(尖塔)を模倣したかの数本の柱が1階から5階までの高さで聳えています。その柱にも金の装飾が施されていました。写真のテーブルが並んでいるのは朝食用のレストランです。



まだ予約したレストランが開いてなかったので、プール傍で夕焼けを楽しみながら時間を過ごしました。写真の左手に少し写っているのがPnati
と言うレストランの一部です。











この日は土曜日だったのでWeekend BBQです。シーフードやサラダの他に寿司やてんぷら、それにうどんまでありました。値段は4,000円ほどで、ドリンクは有料です。
残念なのはこの国では、アルコールが買えないことです。お蔭で滞在した3日間は休肝日となりました。後でわかったのですがビールなら12缶、その他のアルコールは750ml瓶2本迄免税で持ち込めたそうです。部屋呑みできたのに!!!



翌日は10時半にツアーガイドと待ち合わせ。その時間まで朝食後プールサイドとビーチの散歩。プールと海が一体になったかのようで、リゾート感が半端ではありませんでした。










迎えに来た車で市内観光に。まず王宮へ。しかしここはラマダン明けのオープンハウスのときにしか公開しないので、正面ゲート前で写真を撮っただけでした。










王宮から本日のハイライトの新モスクへ。
このブログの最初の写真と左の写真がそのモスクです。

この新モスクはジャメ・アスル・ハッサナル・ボルキア・モスクと言う名前ですが、通常はニューモスクと呼ばれていて、今の国王の即位25周年に合わせて建てられたそうです。総大理石の立派なモスクで、クアラルンプールの近代的な国立モスクなどと比べて伝統的な様式で建てられています。運よくお祈りの時間ではなかったので、内部も見学できました。
内部は木材がかなり使われていて、礼拝室はカーペット敷きでした、そのカーペットの模様で1人分のスペースが分かるようになっていました。マレーシアでいくつかモスクは見てきましたが、このように礼拝者の座る位置まで考慮されているのは初めてでした。内装・外装共私たちが今まで見学した、どのモスクより美しく感じました。

マレーシアでは暦でラマダンに入る日が決まっています。今年は6月6日でした。しかしブルネイでは6人の責任者がそれぞれのミナレットに登り、新月になったかどうか判断してからでないとラマダンには入らないそうです。結局今年は6月7日からになりました。

ここから今度はオールドモスク、名称スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクへ向かいました。比較的郊外に在るニューモスクと比べて、オールドモスクは街の中心部の大きなラグーンに面して建てられています。








前国王の名前を冠したこのモスクは世界中から一流品をかき集めて建てられたそうです。例えば大理石はイタリアから、御影石は中国から、ガラスはイギリスから、絨毯はサウジアラビアから。大きさはニューモスクと比べてかなり小ぶりですが、内部はシックで落ち着いた内装でした。(内部は撮影禁止なのでお見せできないのが残念です。)
又設計はトルコ人の手によるものだそうです。
前のラグーンには王室の御座船のレプリカが浮かんでいました。


次に向かったのは世界最大の水上集落です。街の中心部とブルネイ川を挟んだ対岸と言うか川の上に広大な水上集落があります。600年以上も歴史が有るこの集落には3万人以上が暮らしているそうで、学校や病院、モスクまで水の上に建っています。比較的新しい日本のプレハブ建築のような家々は、日本の飛島建設が建てたそうです。
ガイドさんが流しの水上タクシーを拾って、集落の中の1軒のお宅を拝見しに行きました。



モスクの前に在る集落の1軒で、観光客相手に内部を公開しているそうです。

中は思ったより広く、隣の家とはテラスのような橋でつながっていました。ここでお茶とお菓子を頂き少し休憩させてもらいました。










同じボートで街に戻りロイヤル・レガリアと言う王室の宝物・史料館へ。本当はもっとゆっくりしたかったのですが時間が無くなり、駆け足での見学となりました。国王の即位行列を再現したものなどが展示されていました。








現金が無くなったので近くのヤナサン・SHHB・コンプレックスと言うショッピングモールにある両替所で換金しました。そこから車で10分程のところにあるレストランでランチ。食事は期待して無かったので問題ありませんでした。クアラルンプールでよくある経済飯(ブッフェスタイル)を冷房付きの室内で食べているようなものでした。

ホテルに戻ったのが14時半過ぎでした。折角リゾートに来たのに泳がない手はないと、少し休憩してプールへ。でも泳いだのは私だけ。妻はプールサイドの日陰で読書?私には半分以上寝ていたように見えましたが。

夕食はメインビルディング内のイタリアンレストランにしました。スパゲッティとピザ、サラダ、デザートとコーヒーで一人2,000円強でした。
食事中に眺められた窓越しの夕焼けが印象的でした。


翌日午前中は付随のゴルフコースでゴルフ、午後はマレーシア・サバ州の州都コタキナバルへ移動しました。それは次のブログでアップします。

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