2023年5月7日日曜日

オーストラリア と 南太平洋クルーズの旅 その7- シドニー ブルーマウンテン

 

ブルーマウンテンのパノラマ
4月5日です。天候が心配されていましたが、問題なさそうなので予定通りブルーマウンテンに行きました。最初はツアーに乗ることを考えたのですが、料金とメリットを考え個人で行くことにしました。
早朝6時半にホテルを出てQVBまで行き、タウンホールからシドニートレインに乗るか、そのままライトレールでセントラル駅まで行くか悩みましたが、時間は少しかかるけど、どっちで行っても予定していた列車に間に合いそうなのでそのままセントラル駅へ向かいました。

ライトレールには犬も乗れるみたいでした。
興味があるのか私から視線を外そうとしませんでした。






L2線に乗ったのでチャルマーズ・ストリートで下車し道路を渡ってセントラル駅へ。
L3線の場合はセントラル・ステーションで下車です。L2とかL3のLはライト(light) レールの頭文字です。

地下は広く目的のプラットホームまでかなり歩きました。ブルーマウンテンの入り口であるカトゥーンバを通る列車はT1です。

T1線は写真の奥のエスカレーターを上がった地上部にあります。
Tはトレイン(Train)の頭文字でシドニー・トレインはT1~T8まであります。T8は一部がエアポート・リンクで空港に行くにはこの路線に乗ります。

因みにライトレールはL1~L3です。またフェリーはF1からF8まであります。
セントラル駅には写真のような大きな電光掲示板の列車案内があります。

早朝にホテルを出たので朝食を取っていませんでした。ホームを見渡すとコーヒースタンドが有ったので列に並びました。

結構混んでいるのと、こちらではサンドイッチを頼むと大抵パンを焼いてくれるのとで、時間がかかり焦りました。



調達したサンドイッチとコーヒーを持って列車に乗り込みました。

以前出張で来た時、列車が結構遅れていた経験が有ったので心配してましたが、さすが始発なので定刻の7時23分ピッタリに発車しました。

私達は2階席へ。






結構混んでいました。通勤に使う方もいるのでしょうが、2階はほゞブルーマウンテン行きと思われる観光客でした。

前日少し遅めに出てブルーマウンテンに行ったTさん夫妻から列車はガラガラだったと聞いていたのですが、時間帯によっては混むのでしょう。


私達の乗った列車は下りですが、上り線はさすが通勤タイムとあって、写真のようにプラットホームはかなり混んでいましたし、すれ違う列車には立っている乗客が沢山いました。





写真は路線図で、T1はこの図の中央を左に向かって行きます。

写真の中央右にオリンピック・パークと有りますが、列車からシドニー・オリンピックのメインスタジアムと思われる競技場が見えていました。

1時間を過ぎるころから列車は登りになりました。

1時間半過ぎた頃、スプリングウッドと言う駅に停車しました。
ここで車両の半分以上の乗客が下車しました。どう見てもブルーマウンテンへ行く中国人グループも添乗員らしき人が迎えに来て慌てて下車したのでおかしいとは思っていました。
そのうち乗客が乗って来て椅子を反対側に倒してから座りだしました。
通路を挟んだ席に座っていた欧米人の女性が乗って来た乗客と話したら、何とここからこの電車はシドニーに戻ると言っているではありませんか。

残りの客も慌てて下車。何とここからカトゥーンバまで、バス輸送になるとのこと。

前日は何でもなかったのに。放送が有ったのでしょうが私たちの車両は殆ど聞き取れませんでした。
先に降りた観光客はもうすでに出発していました。
5分程待っておそらく最終の振り替えバスが発車しました。







途中町並みがきれいで有名なルーラの町を通過しまた。
30㎞ほど有ったはずですが、バスは快調に走り35分程でカトゥーンバ駅に到着しました。

バス停は駅の裏口に有りました。ここから駅の地下道をくぐり、繁華街の方に出ました。




小さな高原の町という感じです。

写真は駅前のロータリーです。真っ直ぐ奥の方がブルーマウンテンのエコーポイント方面です。


ここから歩いて3分ぐらいの所に、写真の小さな公園が有ります。
後ろはカールトンホテルです。

この公園の前にバス停が有ります。
最初の目的地のシーニックワールドへ行くバスは出たばかり。
次のバスまで30分以上待たなければならないので、気持ちのいい青空と町並みを楽しむために歩いて行くことにしました。

最初は真っ直ぐな下り坂です。右側に続く商店街の前を、ウィンドーショッピングしながら歩いて行きました。

途中で少し上りになります。





歩き始めたのが9時40分頃でした。

20分ほどでエコーポイントとの分岐点に出ました。

エコーポイントへは登りですが、シーニックワールドへは下りです。



途中のカトゥーンバ滝の入り口です。

この建物を左に見ながら写真の右手に進んでいくと、すぐシーニックワールドの標識が有り、そこを左折するとシーニックワールドのパーキングビルが見えてきます。




オンラインでチケットを購入していたのですが、受付が結構混んでいてこの場で買っても大差ありませんでした。

オンライン価格はA$53でしたので、違いはA$1だけです。

それと一回ずつしか乗らなかったので乗り放題を買う必要もなかったかも。


受付でチケットと交換にリストバンドを手に取り付けます。

各乗り物に乗るには、このバーコードを読ませます。

ここには3つの乗り物が有ります。

①標高差415mを往復するトロッコ列車とも呼ばれるシーニックレールウェイ。
②大型ゴンドラで谷底までを往復するシーニックケーブルウェイ。
③展望が素晴らしい床がガラスで谷底が見えるゴンドラのシーニックスカイウェイです。

写真は①のトロッコの乗車場です。




ここから視線を左に転じると有名なスリーシスターズが見えています。

こちらは後ほど紹介します。
到着したトロッコから、乗客が下りてきたところです。

個人的には登りはそれほど面白くないと思っています。

売りはやはり下りです。走り出すとすぐに世界最大斜度52度の下りになります。

まるでテーマパークのアトラクション並みで、車内に悲鳴が響きます。

こうやって天井を持ってないと前に落っこちそうに感じます。この感覚をお伝え出来ないのは残念ですが。

トロッコを降りるると写真のような素晴らしい景色が目に飛び込んできます。

記念写真ポイントなので結構な渋滞?

スリーシスターはエコーポイントなどは上から見下ろすのですが、ここからは聳え立つ岩山を見上げることになります。


谷底には3つのウオーキングルートが設置されています。
右の赤く記されたところがトロッコを下車したところです。
15分、30分、50分ルートのうち私たちは30分ルートを選びました。左の地図の内回りを回るルートです。



途中の鉱山跡です。










ルートには訳の分からない写真のような巨大なキノコや蝶々などが飾られていました。

その他にもクイズが出されていて、その掲示板も目障りでした。

折角の自然林が勿体ないと思ったのは私だけでしょうか。


こちらは大きなユーカリの木です。

メルボルンで見ていなければ感激したかも知れない大木でした。因みにこのユーカリの大木はエコーポイントからも見分けることが出来ました。




30分間谷底をウオーキングし、たっぷりマイナスイオンを吸収して、シーニックケーブルウェイの乗車場へ。

トロッコより展望が良いので、登りはこちらがお勧めです。




ケーブルウェイを降りて建物の屋上へ。
ここでコーヒータイム。

眺めも雰囲気も良いのですが、蜂が多いのには閉口しました。ジュースや食べ物に寄って来るようでした。




すこしここでゆっくり展望とコーヒーを楽しみ、3つ目の乗り物のスカイウェイへ。

こちらは結構混んでいました。少し待たされましたが、次の便に最終乗客として乗り込むことが出来ました。

ゴンドラの床から谷底を見たところです。






左側にはカトゥーンバの滝が見えます。

往復で乗る人が多いのですが、私たちは対岸の駅で下車して、エコーポイントを目指しました。










だらだらと上って行くこと約20分でエコーポイントに到着です。









展望台手前にはホテルやレストランなどが点在しています。

カトゥーンバ駅行きバスのバス停の場所を確認して展望台へ。





ここに着くころには気温も上がり、Tシャツ1枚で十分でした。

前日ここを訪れたTさん夫妻は、この谷に霧が掛かっていたのが、待っている間に晴れ上がった奇跡に出会ったそうです。





拡大すると分かりますが中央下の方にトロッコの谷底駅が見えます。

写真右上の崖の上に有るのが上の駅ですので、赤線を引いてみました。

傾斜が実感できますでしょうか。




展望台からの全景はこのブログの最初に上げました。

それにしても外輪山(?)の高さが見事に揃っていますね。

それとここから見ると谷全体が青みが掛かって見えます。これがブルーマウンテンの名前の由来です。ユーカリの油分が蒸発して空気が青く見えるそうです。

いつまでも見ていたかったのですが、おなかも空いてきたのでランチをすることに。

最後にもう一度スリーシスターズを見て、エコーポイントを後にしました。

ランチはカトゥーンバの駅前でと考えていたのですが、バスの時間まで30分近くあったので、バス停の近くに有った写真のレストランで食べることにしました。

オープンテラスは暑かったのですが、なるべく日陰に移動して食べることにしました。
ところが注文した食事が出て来ない。ビールは比較的早く来たのですが、ハンバーガーがいくら待っても来ません。
30分ほどして確認に行きましたが、もうすぐと言う事でしたが、結局45分掛かってやっと持って来ました。
ビールは殆ど飲み干していました。
予定の一本後のバスの時間が迫っているので急いで食べてバス停へ。
帰りはバスなのであっという間にカトゥーンバの駅近くのバス停に到着。

先ず駅に行って列車が走っているのかを確認。帰りは問題ありませんでした。しかし40分ほどの待ち時間が出来てしまいました。
それならもっとゆっくりランチを楽しめば良かったかな?

再度駅から町に出てブラブラしたり公園でまったりして時間をつぶしました。

朝は気が付きませんでしたが、駅前にはタイ料理とかチベット料理のお店も有りました。

バス停の奥にあるカールトンホテルです。

軽井沢のホテルの雰囲気が有りました。







列車も少し遅れていて、午後3時20分発に到着。

カトゥーンバからスプリングウッドまでは、朝はバスだったので初めて列車で通ることになりました。
バスより時間がかかったような気がしました。







セントラル駅に近づいて車窓から見えた虹です。













定刻から10分遅れの午後5時半にセントラル駅に到着。
T4線でタウンホールへ行き、ウールワースで夕食を買ってホテルに戻りました。

お寿司といなりそれにサラダと味噌汁です。
食後30分おいて、新型コロナの抗原検査。
マレーシアで買って行ったセルフ・テスト・キットで行いました。

陰性であることと、1日以内にテストした証明のためにスマホの時間を入れて写真を撮って保存し、翌日クルーズ船に乗船するときに見せることになっています。(2日前にテストしていても、これでは証明にならないと突っ込まないでください。)
写真はウールワースで買ったマカデミアン・ナッツですが、皆さんご存知ですか?

あのハワイのお土産として有名なマカデミアン・ナッツの殆どがオーストラリア産らしいです。オーストラリアの東北部でブリスベーンやケアンズのあるクイーンズランド州は、マカデミアン・ナッツの一大産地だそうです。

翌日はいよいよ乗船ですが、その前に訪れたボンダイビーチと併せて乗船1日目をご紹介します。








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