2023年5月16日火曜日

オーストラリア と 南太平洋クルーズの旅 その11- フィジーのラウトゥカ

 

ビーチ・コンバー島からラウトゥカ方面を望む

4月12日。クルーズ7日目です。昨夜寝ている間に船はフィジーのメインアイランド、ビティ・レブ島を時計回りにグルっと回り北側のフィジー第2の都市ラウトゥカへ。

別名シュガーシティ。以前フィジーの主産業はサトウキビからの砂糖の製造でした。
この町は砂糖産業の中心地だったので、この別名が付きました。
写真は午前7時半ごろです。

朝食を食べている間に港に着岸。

奥の大きな屋根が製糖工場。その建物とコンテナの間に黄土色した木くずの様な物が山積みになっていますが、サトウキビの搾りかすかと思いきや、これは松のチップで日本や中国に輸出されウッドボードや紙幣などに利用されるそうです。

埠頭には既に多くのテントが張られ我々を待ち構えていました。


写真は船の右舷側、埠頭の向かい側にある小さな島です。津波が来たら一発で無くなりそうでした。







私達はこの日のエクスカーションは購入していません。埠頭に並んだテントのどこかでアイランド・ホッピングのツアーを捜すことにしました。

この日のエクスカーションの一つで、近くの島に行くグループは、8時半にはもう写真のヨットに乗り込んでいました。
記憶が定かではありませんが1人US$200ぐらいしたと思います。

埠頭のテントのうち5~6件は写真のようなアイランド・ホッピング・ツアーを販売していました。残りのテントはお土産品です。

最初私たちは4島めぐりをするツアーにしようと、手続きを始めたら何と私たちの前で定員となってしまい断念。
このツアーは価格もA$80位で手頃で、トム・ハンクス主演の「Cast Away」の名前の付いた島やサンドバーと言う海上の砂州に行くことになっていました。但し食事なし。

仕方なく隣のテントで、ビーチ・コンバーと言う島でシュノーケリングや亀の見物などがセットになっているツアーをA$120(US$80)で購入。こちらは食事付。

支払いの段階になって、カードが使用できないことが判明。私たちの他にもキャッシュを持ってないグループがいたので、スタッフがバスで町の銀行迄送ってくれました。
銀行でF$400(フィジードル)を下し、埠頭に帰り料金F$380(2人分)支払いました。後で調べたらF$1は61円でした。一人分12,000円弱。A$で支払うより1人分1,000円位の為替ロスでした。
考えたら船のATMでUS$を下しそれで支払った方が一番安く上がったようでした。

10時過ぎにボートに乗り込みました。定刻に出るかと思ったら、なんとそこから名簿を作ったり人数を数え直したり、なかなかボートは動きません。
結局30分後にやっと出発。

写真は私たちが乗船した高速ボートです。

ほぼ満席でした。

私達の乗っているクルーズ船、セレブリティのエクリプス号を後ろに見ながら、ボートは北西へ向かいます。








30分ほど走りこのようなリゾート用の小さな島を幾つか通り過ぎました。









私達の目的地は上の写真の位置から更に20分ほど行ったとこでした。

水平線上に見える小さな2つの島の右側の島です。






こちらが私たちの向かっているビーチ・コンバー島です。







11時20分過ぎにボートは砂浜に乗り上げて停船。

真っ白なサンゴの死骸でできた砂浜です。







記念写真用のフレームで早速ポーズを取って記念撮影。

Beach ComberのComberは寄せ波と言う意味です。






私もちょっと気取ってみました。

名前の通りに寄せ波の打ち寄せるビーチです。
右奥に見える島が、2つ並んだ左側、つまり西側の島です。

拡大すると見えますが中央奥の方にエクリプス号が見えます。




建物に入ってこれからの説明を受け、提供されたコーヒーとマフィンで小腹を整えた後、着替えてスノーケリングに行くことにしました。
スノーケリングセットは有料でF$10。私の現金の残りが20ドルですからぴったりでした。ところがデポジットが25ドル必要とのこと。仕方ないので1万円札を出そうとすると、20ドルを見たスタッフがそれだけでいいと言ってくれました。
結局デポジット不要でセットを借りることが出来ました。

定刻の12時になっても沖に泊まっているボートがビーチまで来ない。

スタッフが何度か電話してやっと15分後に到着。
最初は島の西に向かって走り、隣の島近くに行ったのですが波の関係かUターンして、ビーチコンバー島の南を東に向かい5分程の所にあるブイに舫いを取りました。

写真の建物が私たちが説明を受けたところで、この裏に何棟かのビラと従業員用のアパートが建っています。どうやら宿泊施設も有るようです。

スタッフが先ず船の上から餌をやります。

瞬く間に魚が群れてきました。

大半はどこの海でも多く見られるスズメダイの仲間でした。





5分ほどしてまだ船尾に梯子を降ろしていないのに、女性の方がサイドから飛び込みました。たまたまその後ろにいた妻に、スタッフが行けとのこと。どれくらい冷たいかも分からず飛び込みました。続いて私も。

思ったより冷たくなくラッキーでした。

透明度と魚影は今一かな。

それでも中型の魚もたくさんいました。
サンゴとヤマブキスズメダイの仲間。










こちらはマジリアイゴの仲間の様です。拡大すると胴部分の模様がきれいです。


20分ほど堪能した後ボートに上がりました。私が最初に上がったようです。年寄りにはこの位で十分かな。








1時頃島に戻ってランチ。
この後1時半から亀の見学が有るので急ぎました。











てっきりグラスボトムボートからウミガメを見ると思い、ビーチに出ると誰もいない。

食堂の方に戻ると島の反対側に向かう人達がいたので訪ねると亀を見に行くとのこと。

エッ!いったいどこに行くの?

授業員宿舎や客室棟を過ぎて、島の北側の海岸へ。

その海岸の砂浜に降りる手前に人垣ができていました。



何と亀は海ではなく保護している亀のことでした。

フィジーでは乱獲によりウミガメが激減していて、こうして大きくなるまで育てて海に戻すそうです。

ここでは3匹を育てていました。








午後はもう一度ボートでスノーケリングに行けるのですが、ランチ前とそんなに変わらないであろうとの判断から、ビーチでも魚が見えるらしいのでそちらでゆっくりスノーケリングすることにしました。

カメラのセットが水中モードのままだったので露出が少しおかしくなっています。
1回目は殆ど魚がいなくてがっかりでした。


諦めて上がろうかとも思ったのですが、50m位西側で最後のトライをすることにしました。

すこし写真のあたりでゆっくりした後、海に向かいました。





先ほど泳いだ所とそれはど離れてはいないのですが沢山の魚が見られました。
先ず浅瀬でルリスズメダイの仲間がいました。体長は5~6㎝くらいの小さな魚です。








カンモンハタの仲間です。こちらは体長20㎝以上です。








ゴマチョウチョウウオの仲間です。











ムラサメモンガラの仲間。










小型のウツボです。

魚類図鑑のようになってしまいましたが、このほかにも数十種の魚がいました。
ウツボと魚のにらみ合い(?)なども見られ楽しいシュノーケリングでした。




3時近くなったので上がってシャワーを浴び着替えを済ませ、食堂へ行きコーヒーとクッキーを頂きました。








空にはカツオドリの仲間が悠々と風に乗り滑空していました。









3時40分頃乗船開始。

所が来た時より乗客が多く席が足りない。
何と、違う島に行く別のツアーの観光客が乗っていました。

慌てて下船し事なきを得たようです。



島のスタッフに見送られながら一路ラウトゥカに向かいました。




島を出て1時間ほどで、エクリプス号がかなり大きく見えてきました。









船尾側から、行きに乗船した埠頭に近づいたのですが、干潮の為タラップが届かず着岸を断念。












船をグルっと回って船首側に着岸し、やっと下船できました。

既に埠頭のテントは半減し、残っているのはお土産屋さん。それと朝には見られなかったマッサージ店のへの紹介テントが出ていました。


船に戻る妻と別れて、私はシャトルバスに乗り込み一人で町まで行ってみました。

この道路に沿って町は広がっています。










道路の中央には古いレールが敷かれていました。サトウキビを運んだ列車がここを通って製糖工場に行ってたようです。











町に1軒ある大きなショッピングモール。

これは前日のスバでのツアーの帰りに私たちが寄ったモールと同系列です。

入ってみましたが、これと言って買いたいものも無かったので早々に船に引き上げました。



夕食はビュッフェで済ませました。

この夜のショーの一コマです。

疲れていたのか、ショーの途中で居眠りしてしまいました。

翌日はトンガに向けて終日クルーズです。その様子とトンガについては次回ご紹介します。





























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