2023年5月15日月曜日

オーストラリア と 南太平洋クルーズの旅 その10- フィジーのスバ

フィジー ビティ・レブ島の遠望 

4月10日は終日クルーズでした。夜、時計をまた1時間進め、今度はフィジータイムです。GMT(UTC)+12時間で日本より3時間早いことになります。朝珍しく小雨が降っていましたが、波はそれほど高くなく順調なクルージングです。

朝食を終わって出たところで、和食レストラン(Sushi on Five)からの勧誘が有ったので、お昼はラーメンでも食べることにして部屋に戻りました。
雨も止んだので、バルコニーで読書。

予定通りランチは和食レストランで。写真はロブスター・ラーメン。ラーメンと言うよりマレーシアの海老面(プラウン・ミー)に近い物でした。$19なので約2,500円。
こちらはてんぷらうどんで$15で約2,000円。
このレストランはスペシャル・レストランなので全ての料理が有料となります。

こちらのシェフは日本人の方で、35年もアメリカで料理人をやっていたそうです。
クルーズ船に新しく和食レストランを開く時にコンサルタントと指導を兼ねて料理長として招聘されるそうです。


この見栄えと味では日本人は来ないのではと単刀直入に話したら、日本人以外はこの味この見栄えにしないと食べないとのこと。

ただ後日このレストランに行ったTさん夫妻によればお寿司はおいしかったそうです。

食後は同じ階のアイスクリームバーで有料のソフトクリームを買って、デッキで海を見ながら食べました。
ワッフルコーンは美味しいけれど、ビュッフェの無料のアイスでもいいかな。

この頃には天気も回復。早く食べないとあっと言う間に溶けそうでした。
午後2時から昨夜のVan-Anhのショーが有ったので再度見に行きました。

内容はすっかり変えているのですが、昼間のショーより夜の方が乗っていた感じがしました。

部屋に帰ってベランダで読書の続きをと思いましたが、暑くて10分ほどで切り上げ、冷房の効いた部屋に戻りました。

クルーズの良さの一つは、こうしたゆったりした時間を過ごせることです。退屈ならばプールへ行ってひと泳ぎするもよし、プールサイドでビールを飲むのもよし、船が主催する種々のイベントに参加するもよし。
Tさん夫妻が夕食をパスしたので2人でレストランへ。私たちの専属ウェイターと結構話しました。
彼はインド人で身長は190㎝程有りそうな大きな男性です。20台後半くらいかな。
私たちが辛い物を注文すると、辛いのは体に良くないと注意してきます。なんでも母親からそう言われているそうで、インド人なのに生まれてからこの方辛い物は食べてないそうです。また消化に良い物を食べろとか、結構うるさい。でも面白い人でした。

写真は前菜のエスカルゴです。



こちらは主菜のシーフードとロブスターのパスタです。

食事の後は、劇場に行ってショーを観ました。

この夜はウィル・マーティンの2回目の公演でしたが、前回の方が面白かった。








潮風に当たろうと外に出ると、満天の星でした。ただこの船の明かりもあるので、山中の光が全くないところで見る星のようなわけではありませんが。

スマホで写したのでそれほど鮮明ではありませんが、下のマーカーで囲った明るい星2つはケンタウルス座の前肢にあたる、アルファ・ケンタウルスです。
勿論上の十字は南十字星、つまりサザンクロスです。こちらはケンタウルスの後肢になります。



開けて4月11日の朝、いよいよフィジーです。
この日の寄港地はフィジーの首都スバです。本島でフィジー最大の島であるビティ・レブ島の南東の海岸沿いにある街です。

ビティはフィジーのこと、レブは大きいと言う意味です。ウィキペディアによると岐阜県と同じくらいの大きさで、一番高い山は1,324mだそうです。
写真のように南の島って感じがたっぷりです。

島影が見えてから2時間近くたってやっとスバの港に近づきました。

何故か沈没しかかった船がそのまま置いてありました。

最近難破したのか、警告の為にここにずーっと置かれているのかは分かりません。



何とも言えない海の色です。
遠くに上の写真の難破した船が見えています。








スバの港です。
10時半過ぎ、これから着岸です。

スバは高層ビルもある大きな町でした。







この日はTさん夫妻と、この船が用意したエクスカーション(日帰り小旅行)の一つに参加します。

11時30分の出発で11時15分に劇場に集合と有ったので、少し早めに行って番号をもらったのですが、私たちのツアーだけなかなか下船の呼び出しが有りません。結局12時ごろ下船しバスに乗車しました。





余談ですが、写真のようにこの日のツアーは「フィジーの宝石」とタイトルの付いていましたが結局最後まで何でこのタイトルが付いたのか分かりませんでした。



12時10分頃出発。
バスは海岸線を西に向かって走ります。

バスの添乗員は早口の英語で喋り通しです。
所が余りの早口で言っていることが良く分からない。(私の英語力の問題もありますが。)
フィジーは英語圏で、私の友人も息子をこちらに語学留学させていました。

フィジーの人はとても陽気でフレンドリー。
大人も子供も、「ボラー!」と言ってバスに手を振ってくれます。
この様に海の中からも例外ではありません。
そのうち私達も現地の方に「ボラー!」と挨拶するようになりました。





典型的な郊外の家。これは新しい方かな。










果物を売っている屋台。










40分ほどで大きな川の手前を右折し、山手の方に向かいました。









10分ほどで船着き場に到着しました。

駐車場に生えていたパンの木です。大きなパンの実をたわわに付けていました。

ここへ来るまでの道中にも沢山生えていました。



バスを降りて水着に着替えます。着替える場所は有るのですが、私はズボンの下に水着を穿いていたので、写真の階段の上にある待合室のような建物で水着になり、渡されたライフジャケットを着ました。






ここからボートに7~8人ずつ分乗して、川を遡って行きます。









1か所急流の所で、川の中州に降ろされ50mほど先で、再びボートに乗ります。









先に出たグループなのか、タイヤの浮き輪に乗って川を下っていました。

私達も帰りに同じことをするのかと期待していましたが、私達のツアーには含まれてなかったようです。


私と妻は先頭に座ったので、結構水を浴びました。

40分ほどジュラシックパークに出てくるような密林が迫って来る川を遡って、写真の場所に到着しました。
時刻は既に午後2時。お腹が空いたけど、ランチはまだまだ先の様です。



ここでボートを降りて細い支流沿いに登って行きます。
10分ほどで滝に到着です。

大勢の人が着替えていました。








こちらがその滝です。

かなりの人が滝つぼに入り泳いでいました。











妻は少しだけ浸かりましたが、冷たいので滝の傍までは行きませんでした。

私はもっぱら写真を撮るだけ。

この写真をよく見ると滝の飛沫に虹が掛かっています。




15分程滝を楽しんだ後ボートにもどります。

来るときに歩かされた中洲の横の急流へ、
帰りは勢いよく突っ込んでいきました。

ビデオを撮っていて目を離した瞬間に舳先が波に突っ込み全身びしょ濡れになってしまいました。
折角滝では濡らさないようにしていたのに。
でも迫力満点でとても面白かったです。

行きには気が付かなかった大きな滝が右舷に見えていました。

出発した船着き場に3時15分に到着。
着替えをして集会所の様な建物でカバの儀式です。

それぞれの部落ごとに異なるカバという飲み物が有り、それを飲んで初めてその部落に受け入れられるそうです。

話しを少し聞いた後やっとランチ。

2種類のランチが用意されていました。フィジーのローカルの料理と、サブウェイのようなサンドイッチ。

フィジーは水が有名で世界中に輸出されているそうです。



食後カバの儀式。お酒を造っているところは気が引けて写真は撮っていません。

大きな木のボールでお祈りをしながら作った物を、このグループの代表者3人が飲みました。

私も前の方に座らされていたので、飲まされたらどうしようと思っていたのですが、セーフでした。

その後男性と女性の踊りが披露されました。

写真は女性たちの座ったままの踊りです。







写真のゲートの先がこの部落の集会所が有る所です。








午後5時に出発。
私達が乗って来たバスです。




写真の右の方にこの家の門が有りますが、そこに竿が立っていて赤い旗が飾られています。

これは人種を表すそうです。赤はインド系の住人だそうです。ほかに黄色の旗もありました。どこの国かは忘れましたが。

小さすぎて分かりにくいですが、家の前の小さな子供たちが手を振ってくれました。

観光バスは少ないのか、目ざとく見つけてくれます。





午後6時ごろ港の近くのデパートで停車し、15分間ショッピングタイム。








午後6時半前に乗船しました。

既に日は落ちていました。






部屋に戻るとコンセルジュの日本人女性の方から白ワインの差し入れが置いてありました。

それとイチゴをチョコレートでくるんだお菓子も。

解けてしまうので、食事の前に食べてしまいました。
冷蔵庫に入れておく手も有ったのですが。

既にメインダイニングは私たちの時間は過ぎているので、ビュッフェ・レストランへ。

丁度Tさん夫妻も来られたので一緒に夕食。


この夜はウェスタンの歌手のコンサート。

オーストラリアでは結構人気の歌手らしく、彼より前に出演した、ウィル・マーティンやヴァン・アンの物まねなどが有ったりして結構盛り上がっていました。


この夜は月がとても美しかったので、プールサイド迄上がってみました。

午後10時半を回っているのですが、プールサイドはこの賑わいでした。






少し長くなってしまったので、フィジーでのもう一つの寄港地、ラウトゥカの紹介は次回に回します。












0 件のコメント:

コメントを投稿