2018年4月8日日曜日

キャメロンハイランドからルムッそしてKLへ

朝食後イポー(Ipoh)からキャメロンハイランド(Cameron Haighland)へ向かいました。ホテルを出たのが8時45分。東に向かい国道1号線に乗り南下。181号線に折れて東に。ここから山登りです。それでもこの路は新しいので、キャメロンハイランドに向かうもう1本の59号線より道路も広く、追い越し車線もかなり多いので走りやすい。
10時には本線と別れキャメロンハイランドに向かう道に右折。
この辺りがブルー・ヴァレイ(Blue Valley)と呼ばれる地域です。ここからキャメロンハイランドの中心部に向かって下って行きます。10時25分には最初の目的地BOH Tea の茶畑の駐車場に到着しました。

無料の駐車場に車を停め、坂道を5分程上ると写真の展望台兼ティーハウスに着きます。


この展望台からは見渡す限り広がっている茶畑が望めます。日本のように丸く刈り取っていないし、きつい斜面に植えられているため、整然という訳にはいきませんが、この広さは壮観です。








このティーハウスで、茶畑を見ながらティータイム。


















紅茶とケーキを楽しんだ後は隣接する工場の見学です。一定時間ごとにガイドが案内してくれます。私達は間に合わなかったので自分たちだけで見て回りました。

この工場は一昨年訪れたスリランカの工場よりかなり小ぶりですが、紅茶を作る行程はほぼ同じでした。

写真は摘み取られた葉っぱを揉んでいる所です。

展望台の建物にあるショップでお土産を購入。

駐車場に戻ると隣に同じような青い車が。左が私も2台目として使用しているこちらの国産車のMyviと言う車。右側がそのベースになったトヨタのPassoです。この2台が並んでいるのが面白くて写真に収めてみました。(面白がっているのは私だけかもしれませんが。)



帰り道に茶畑に入って、年齢も顧みず左の様な写真を撮ってみました。











茶畑に通じる道が本道に出た真ん前に蜂蜜の販売店が有ります。試しに少し買って来ました。

写真は入り口ですが、中は結構広くて蜂蜜だけではなく色々なお土産品を売っていました。

12時半を過ぎたのでホテルにチェックインする前にランチをする事に。




ここからブリンチャン(Btinchang)と言う街を過ぎて、この日の宿の前を通り過ぎこの辺りで最も大きな街である、タナ・ラタ(Tanah Rata)へ向かいました。ガイドブックに合った人気のインド料理のレストラン「Bunga Suria」へ。私は写真の様なセット・ランチ。妻はビュッフェスタイルのようにトレイから好きなものを選びました。値段はほぼ同じでしたが、そちらが正解。セットは冷えていて味もいまいちでした。食レポならリピ無しと書くところかな。4人で飲み物を入れて57リンギット(1,540円)だったので文句は言えないかな?


食後、宿泊するキャメロン・ハイランド・リゾート(Cameron Highland Resort)へ。チェックイン手続き後部屋へ。


こちらはTさんご夫妻のキングサイズベッドの部屋。ベッドの上の天蓋がリゾートぽいですね。私達はツインの部屋にしたので天蓋は有りませんでした。








ゴルフに行く予定でしたがこの頃か雨が。
写真の中央に写っているのがクラブハウスです。
迷った末、ゴルフは中止に。

部屋でまったりした後、夕方タナ・ラタと反対方向のキャメロン・ハイランド第2の町ブリンチャンへ夕食に。





前回訪れた時に行った「香港」というスティームボート(鍋料理)が食べられるレストランに向かったのですが、生憎この日は定休日。因みにこの日は水曜日でした。

迷っていたら数件隣の店のあんちゃんの呼び込みに引っかかり写真のお店に。






結果は満足いくものでした。

このスティームボートの基本料金は1人分25リンギット(675円)、これにビールや追加の餃子(ベースに入っていた野菜の餃子が美味しくて追加を頼んだのですが、品切れで通常の物だったのにはがったりでしたが。)などで4人で192リンギット(5,184円)でした。





因みに写真はスティームボートの鍋です。

長い排気筒がユニークですね。
















翌朝はハイランド・リゾートが無料で提供しているミステリ―ツアーに参加しました。9時から約2時間位の予定で行われます。このツアーはホテルの裏山のジャングルの中を歩くツアーです。写真の様なジャングルを約1時間、後半は普通の道の散歩となります。
ガイドは英語のみです。
この日の参加者はオーストラリアからの女性2人組とアメリカからの老夫婦そして私達4人の8人でした。


普通のジャングル・トレッキングと違うのは、ここで行方不明になったタイのシルク王ジム・トンプソンの話を紹介してくれることです。特に日本人で松本清張の小説「熱い絹」を読まれた方には感慨深いものになります。この小説ではキャメロンハイランドが詳しく紹介されていますし、ベトナム戦争時に謎の失踪をしたジム・トンプソンがジェイムズ・ウィルパーとして登場しています。
こんなジャングルで行方不明になったとして捜索は大変でしょうね。虎やイノシシも出てくるそうだし。


ガイドは当時のことをよく知っていて、色々なストーリーを教えてくれました。でもやっぱりコミュニストによる誘拐説が今でも根強いようです。失踪事件の他にも動物や植物、昆虫などについても詳しくガイドしてくれます。
左の写真は代表的な植物です。名前は忘れました。コブラ草だったかな?右はベコニアの原種だそうです。


こちらは猿に似た苔です。顔を右に向け右手を上に伸ばし気に捕まっているように見えますね。


右の写真はランの一種です。















こちらは食虫植物ですね。

右はヘタカズラの花?だったかな?

この他にも珍しい植物が一杯でした。







説明を聞いたけど良く分からなかった代物。木の枝にまとわりついた茸の様な紫色の物体。この下で幼虫がさなぎとなり蝶になるようなことを言っていたような気がします。
蝶の学名(又は英語名)を言われても分からない。これがひょっとして松本清張の本に出てくる、キャメロンハイランドにしかいない熱帯ミドリシジミかな?
どなたか蝶に詳しい方がいらっしゃったら教えて下さい。



写真はシダの巨木です。芸術的に美しい葉の広がり方ですね。


















途中去年の大雨で崩れてしまった斜面にブルーシートが掛けられていました。そのシートの破れ目から色々な植物が顔を出しています。これはこのツアー参加者による植樹だそうです。
我々もガイドが切り裂いてくれた裂け目に近くで採取した草を植えました。私が植えたのが写真中央のシダです。
3ヶ月もすると結構成長するそうです。もしこのツアーに参加される方がいらっしゃいましたら、成長具合をお知らせください。



この日のトレッキングは予定を30分以上もオーバーして12時近くにホテルに戻って行きました。因みにガイドさんへのチップは一人10リンギットお渡ししました。









チェックアウトしてからブリンチャンへ。昨日お休みだった「香港」というレストランで昼食。
4人で70リンギット(1,890円)で中華を食べました。

写真は店の前から写したブリンチャンの中心部です。この辺りは紅茶の他、高原気候を利用した野菜や果物の栽培が盛んで、マレーシアの野菜の7割を算出しているとか。その中心の街です。因みにこの辺りで最も高い山がブリンチャン山です。標高6,666フィート約2,220mです。おそらく町名はこの山を由来としているのでしょう。
昼食後再度ホテルの前を通り越し、タナ・ラタを走り抜けて旧道(59号線)の曲がりくねった道をふもとのタパーへ向かいます。
タナ・ラタを過ぎて少し下ったところに、もう一つの広い茶畑風景を観光できる展望レストランが有ります。キャメロン・ヴァレイ・ティ・ハウス(Cameron Valley Tea House)
です。 
こちらもなかなか捨てがたい景色です。
生憎振り出した雨で少し霞んでいますが、青い空とのコントラストは絶景です。




雨の中を茶摘みをしている人たちがいました。
こちらは2人がかりで写真の様な刈り取りの刃と袋の付いた道具を茶の葉の上を滑らしながら刈って行くようです。









雨が少し小降りになるのを待って出発。今夜の宿のスイスガーデン・ビーチ・リゾート・ダマイラウト(Swiss Garden Beach Resort Damai Laut)に向かいました。このホテルは2017年2月18日に「パンコール島とダマイ・ラウトーその2」で紹介させていただきました。今回で2度目の宿泊です。

その前に以前にも立ち寄ったイオンモールに行って夕食とアルコール類を買いました。


ホテルにチェックイン後、夕陽を見に皆でビーチへ。
向こうの島がマレーシア東海岸のリゾート・アイランドの一つ、パンコール島です。
この夕陽を見ながら、長かった旅の無事を祝して乾杯。



春節が過ぎて間もない時でしたので、スーパーで魚生(イーサン)のセットを売っていたので、Tさんご夫妻に経験してもらいました。
これで48リンギット(1,296円)でした。
イーサンに関しては色々な方がご紹介しているので詳しくは触れませんが、マレーシアとシンガポールの中華系の方々が春節に参加する皆さんの繁栄を祈って、食べる料理です。




翌朝は隣接のゴルフ場(ダマイ・ラウト)でプレイ。
午後に大きなコンペが有るので1時までに上がるよう指示されていたのですが、ゆっくり楽しみながら回ったので(?)上がったのは2時半。
それでもコンペがスタートしたのは、私達がシャワーを浴びて冷たいお茶を飲み始めた3時過ぎでした。最後の方は結構焦ったのに!!!

ここからは一路クアラルンプールへ。


自宅近くのスリ・ペタリングのモールに着いたのは8時半。ここで夕食を済ませ帰宅。6泊7日間のドライブ旅行お疲れ様でした。運転を時々変わっていただいたTさん、うちの奥さんに感謝です。







0 件のコメント:

コメントを投稿