朝食は11階のウィンドジャマーと呼ばれるビュッフェ式のレストランで。
前日も同じような物を食べました。このほかに主食のパンかお粥を取るので、結構きつい。
今日はお昼を満足に食べれるか不安だったので、無理やり詰めこみました。
この日はタイのレムチャバン港で下船し、そこからこの船会社主催のツワーに参加し観光の予定です。
午前9時半ごろ船は港に入り始めました。
日本郵船の自動車運搬船の奥には、見渡す限りの輸出用自動車が並んでいます。。
左の奥の方に見えるオレンジ色の屋根がクルーズ船用ターミナルです。
このレムチャバン港は、リゾート地として有名なパタヤの北25kmほどの所にあります。
(バンコックの南130km)
ここからツアーで出かける人も船に残る人も
全乗客は一旦下船しタイの入国審査を受けなければなしません。
写真の建物の中に入出国管理が有ります。
思っていたより普通のタクシーが少なく、ツアーにしていてよかったと思いました。
同行した他のメンバーはNさんに紹介された旅行社を使い、日本人30名ほどで近くのタイガー・パークへ行きました。
私たち夫婦と、旦那さんが船酔いで船に残ったHさんの3名で乗ったツアーの目的地は「Sanctuary of Truth」と「Floating Market」です。
下船も入国審査もスムーズに進み、ターミナルの係員に指示されてバスの駐車場へ。
大勢の人でごった返すターミナルを、人波をかき分けながら進み下船を開始して20分後にはバスに乗っていました。
この時知り合った日本から一人で参加されている女性Uさんも私たちと一緒に行動されることになりました。一人で旅する方らしく行動力が有り楽しい人柄で 本当に楽しい時間を一緒に過ごすことが出来ました。
私達以外にも日本人の方4名がこのツワーに参加されていました。
下船から30分後の11時45分にバスは港を発車。
約40分でパタヤの町の北端に位置する最初の目的地「Sanctuary of Truth」(日本語にすると「真実の聖域」にとでも訳すのかな)に到着しました。
本来ならビューポイントから全容を眺める予定だったのですが、この時は小雨が降っていたので直接建物に向かいました。
上の写真が東洋のサグラダファミリアと呼ばれる(?)魔訶不思議な建物のほぼ全容です。写真の左手と建物の向こう側は海です。
ガイドブックには仏教とヒンズー教が混然となっていて、インド、タイ、カンボジア、中国の哲学が反映されているそうです。
そういえば、左の写真はまさにアンコールワットの四面観音像ですね。
こちらは中国様式と言うか仏教様式です。
この建物には釘は1本も使われていないそうです。向かいにある小屋にはどのような細工で建てられているか分るような展示物が有りました。
日本の宮大工が使用するような繋ぎの技術を使っていました。
このような神仏を祀っていても、ここは寺院ではないそうです。
個人の資産で1980年代から建造され始め、その人が亡くなっても完成を目指して建築中です。
200名以上の作業員が取り掛かっていて、完成までまだ20年かかるそうです。
左の写真中央に建築用の梯子が写っています。
まだ建築中ということもあり内部へ入るにはヘルメット着用です。
左下の黄色いヘルメットの方が私たちのツアーグループを担当してくれた、ここのガイドさんです。勿論ガイドは英語です。
内部は思った以上に精巧な造りで、結構な美術作品でした。
これは4つの神様を四方に祀った部屋に有る風の神様です。
この神を取り囲む天女たちも表情豊かに非常に細かく彫られています。
この部屋にはこのほかに、火、地、水の神様が祀られていました。
左の写真は上の写真の部屋から建物中心部へ向かうところです。
左手が火の神、右が上に紹介した風の神です。
みんなヘルメットを被っているのが分かりますね。
上の写真を進み中央付近で右に進んだところには七曜の神が祀られていました。つまり、太陽、月、火星、水星、木星、金星、そして土星です。
この部屋はどこの哲学なのでしょうか。
中央には荘厳な5つの門が聖殿を取り囲んでいます、その一つはまだ作成途中でした。
写っているのが完成しているうちの2つの門です。実際はこの写真の下5mほどの高さが有るのですが、写真に入りきりませんでした。
こちらがその聖殿です。
こちらは先ほどの七曜の間と反対側の回廊に有った、デバター(アンコールワットの美しい女官たち)と思われる像と記念写真を撮るHさんと妻。
誰ですか、突っ込むのは。当然比べようがないですよね。
写真は出口に祀られた家族の像です。父母の慈愛を表しているのかな?
象に乗る体験ができるようです。そう言えば入り口近くにMini Zooなるものが有りました。
建物を飾る彫刻類は別の小屋で作られていました。
女性が多く従事していました。
手前右の頬の白い女性は、”タナカ”をつけているようです。木をすりつぶした粉で日焼けを防ぎ肌を守る美容品ですね。
ここには約1時間の滞在でした。
次の目的地にはパタヤの町を抜けていきます。
写真は最近できた大型ショッピングモールのTerminal 21です。
約40分ほどで「Floating Market 」(水上マーケット)に到着です。
バンコクのような水上マーケットを想像なさるかもしれませんが、ここは水上マーケット感を楽しめるアミューズメント・パークです。
写真の右は片道3車線の幹線道路です。
船の先の建物に入り口が有り、入場券を買って入ります。(上の「Sanctuary of Truth」も勿論有料ですが、どちらも入場料はツアー料金に含まれていました。)
ここが入り口を入って直ぐの橋の上です。
3人の美女の記念写真を撮り、園内に入ります。
この後ろに園内を移動するボートの乗り場が有るのですが、ここでの滞在時間は50分しかなく諦めました。
諦めて良かった。園内は相当に広く、店をのぞいたり、ボートから何か買って食べたりしていたら、50分かけても1周することはできませんでした。
このようにボートに乗っている人たちを見ると、ちょっと羨ましくも有りましたが一方では暑そうっだなと思ったりもしました。
水上の小屋と小屋を結んで架かる通路の両側には食べ物、衣類、土産物を売る店などが延々と並んでいます。
写真はボートの上で焼いている、タイ風たこ焼きです、
球状ではなく片面はオープンのまま食べるようです。
具はイカリング、かにかま、ムール貝などで7個1セット7個で60バーツ(約210円でした。1バーツ3.5円換算)。
なかなか美味。
次はタイ名物のマンゴーライス。もち米にマンゴーの味付けをしたお菓子です。
写真はそのマンゴーライスでなくドリアンライスです。ほんのりドリアンの香りがするので、女性陣は味見をしただけでマンゴーに走りました。
このドリアンライス、私は結構気に入りました。
少し歩いていくと前方から涼やかな音色が。グラスに水を入れて演奏していました。
演奏者がユニークだったので、チップを入れたら一緒に記念写真を撮らせてくれました。
分かりますか?カリブの海賊のジョニー・ディップの変装をしていました。
そっくり!?
私がTシャツを買ったり、妻がスカートを買ったりしていたらもう時間が無くなりました。
おいしそうな焼いた肉を売っている店が有ったりしたのですが。見向きもせずに(でも写真だけは撮って)出口に向かいました。
時間通りに出口の集合場所へ。それでも私たちが1番乗り。
それから待つこと20分。1組が出てきません。
王族がこの前の道を通るとかで、バスは長居が出来ず残った1組を待たすに発車。反対方向に向かうので少し先でUターン。マーケットの反対側に停車。電話が有って遅れた2人が見つかったとのこと。何と人騒がせなことか。きっとボートに乗ってたんでしょう。
なぜここでの滞在時間を50分間と短い時間に設定したのか意味が不明でした。この日は何時に帰っても乗船できたはずです。
その意味が分かりました。船に帰る途中、世界一大きな宝石店と言うところに寄ったからです。それも30分間も滞在。グループのほとんどのお客は出口付近で手持無沙汰に時間を過ごしていました。私とHさんは出口付近に有ったバーでビールを飲みながらバスの発車を待っていました。。
このツアーの値段93USD(約1万円)を考えるともっと観光の中身を充実させて欲しかったかな。 今回のクルーズでのマイナスはこのツアーだけでした。
左の写真は船に戻る途中に見た町の生活の1コマです。
セブン・イレブンの駐車場で何故か屋台の焼肉屋。
午後5時ピッタリにターミナル到着。乗船時には出国審査の必要はありません。船の入り口でシーパスを見せ、手荷物を検査するだけです。パスポートにはすでに翌日の出国のスタンプが押されていました。
この日は食事の予約が不要なので、午後6時半過ぎにダイニングへ。
皆さん、疲れたのか食後は解散して部屋で思い思いに過ごしました。
次回はクルーズ4日目をお伝えします。
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