タイムは決まっていて、次の9階は12時、8階は12時45分からと2階までが30分から45分間隔になっています。もっともこの指定は有って無きが如しで、ファーストイン・ファーストサーブ、つまり早く着いた順にチェックイン出来たようです。
ホテルにマイクロバスを用意してもらい、8人で一緒にマリーナ・ベイ・クルーズ・センター(国際クルーズターミナル)に向かいました。11時少し前にホテルを出て約15分ほどでターミナルに到着です。
待ち構えているスタッフにスーツケースを預け、セキュリティ・チェックの列に並びました。
すでにかなりの乗客が並んでいました。それでも結構なスピードで進み、待合室へ。
右手の奥にチェックインカウンターが並んでいます。
誘導に従ってカウンターに予約確認書とパスポート、それにクレジットカードを提出すると、引き換えにシーパス・カード、色別されたカード(出国管理の順番を決める)、WIFIサービスを事前に購入していたのでそのパスワードをメモした紙をもらいました。
写真がロイヤル・カリビアンのシーパス・カードです。
これは部屋の鍵として、またレストランやアトラクションでの身分証明、そして有料のサービスや物品を購入した場合の支払いに使用します。
また途中の寄港地での上下船の際に船側の乗客確認のためにも使われるのでクルーズ中は肌身離さず(?)持っている必要があります。私たちは身分証明用のプラスチックケースに入れていつも首にかけていました。
上の写真のカードに記載されているD26は避難時の集合場所、Dining roomは私たちの夕食をとるレストラン(5階のサファイア ルーム)、Seatingは夕食の時間、私たちは自由時間を選択したのでMy Time になっています。よってTable番号は決まっていないので何も書かれていません。
夕食時間を決めて予約した場合は早番が5時半、遅番が8時からの食事となります。My Timeの場合は毎日予約が必要ですが、何日間かまとめて予約しておくこともできます。夜に行われるショーなどのイベントを考慮して夕食時間を決めました。
10分ほど待っていると私たちの色が呼ばれました。チェックイン・カウンターに向かって左の入り口を入るとシンガポールの出国管理です。先に入って行った違う色のグループもまだ順番を待っていました。
前日のようにシンガポールでは出入国時の写真は厳禁なのでお見せできませんが、成田などのカウンターより沢山のカウンターが用意されているので、長い列の割にはここも10分程で通過できました。
出口を出ると船首が目の前です。いよいよ乗船です。
乗船前の記念写真を撮って乗船口に向かいました。
このVoyager of the Seasと言う船は総トン数13,800トン、乗客の定員は3,114名、乗組員数は1,200名です。全長は310m、全幅は48mあります。速度は約時速40㎞弱です。
この船を所有するロイヤル・カリビアンと言う会社は他にも2万トンの巨大クルーズ船を持っていたりするので、この船はその中では中型船になりますが、一般的には大型クルーズ船です。
12時半前に乗船しました。
まだ部屋の準備ができてないので、それまでランチを食べながら待つことになりました。指定された11階のウィンド・ジャマーというレストランに行くと、長蛇の列。3階のダイニングルームに行くよう指示されました。
こちらもすでに多くの乗客が入っていましたが、無事テーブルを確保しビュッフェスタイルのランチをいただきました。
このメインダイニングは3階から5階まで吹き抜けです。5階が私たちに指定されたサファイアルームになっています。船の中の春節の飾りつけがシンガポール発のクルーズらしいですね。
午後1時過ぎに部屋の準備ができたという放送があり、ランチを終えて部屋に入りました。
部屋の前には私たちの荷物の一つがすでに届いていました。もう一つは1時間後くらいに届きました。遅い方でも夕方ごろには配られたようです。ちなみに夕方まで来ないと1階の集配室まで探しに行く必要があるそうです。
写真は入り口からバルコニーを見たところです。
こちらはバルコニー側から船室を見たものです。
ベッドは客室係に頼みツインに分けることも可能です。
右手奥がシャワー・洗面そしてトイレです。シャワーのお湯の出は十分でした。スイート以上の部屋にならないとバスタブはついていません。
2週間もの長い船旅もあるので、たくさんの荷物を持ち込んでも大丈夫なように収納スペースは充分すぎるほどありました。
部屋のバルコニーからターミナルとその向こうにベイ・サンズ・ホテルを見た写真です。
次の予定の説明会までの時間を船内見学で過ごしました。
これはプロムナードと呼ばれているホールです。
後でご紹介する船内でのパレードなどはここで行われます。
プロムナード向きの船室からは、窓越しにこのホールが見渡せます。但し窓は開閉できません。
ホールの両側には高級ブランドのお店、バーやカフェなどがあります。
こちらはエレベターホールです。
まるで大きななホテルです。
午後2時半から、写真の劇場で日本人乗客への説明会が、乗船している日本人スタッフからありました。日本人スタッフの方は、毎日各部屋へ配布される予定などを記載した新聞(Cruise Compass-クルーズ コンパス)を日本語に訳して日本人乗客の部屋に配ってくださいます。
左の写真と次の写真は、説明会の時にいただいたものです。
英語版は4ページにわたるものですが、重要な情報のみを写真のように和訳してくださっています。毎日大変な作業で感心します。
英語に弱い方でも、これが有れば船内での生活を楽しむことができます。
こちらは上の写真の裏ページです。時間ごとのイベントがリストアップされています。
妻にとってはこれはバイブル的なもので、毎朝これを見てその日の行動を決めていました。
一日中持って歩いているので、かなりしわが出来てしまっています。
説明会を終えて一度部屋に戻りました。写真は3階の劇場入り口から5階のプロムナード方向を見上げたところです。4階にはカジノがあります。
カクテル・ドレスを着た女優が下りてくると似合いそうな雰囲気がありますね。
説明会の後の3時45分から避難訓練です。自分のシーパス・カードに記載されたD26へ集合しました。以前参加したクルーズでは実際に救命胴衣を着用しましたが、今回は救命胴衣も持たずに集合場所に行き船長の短い説明を聞くだけで解散でした。
部屋に帰ってくると船はすでに出港していました。
時計を見ると午後4時40分でした。定刻通り4時半に離岸したようでした。シンガポール・フライヤーが船の後方はるかに見えていました。
この出港を楽しむ暇もなくプロムナードに向かいました。
この船会社と同グループのドリーム・ワークスと言う映画会社の代表作の「シュレック」「カンフー・パンダ」「マダカスカル」等のメインキャラクターによるパレードが5時から始まるためです。
このショーを見終わるともう夕食時間です。
8時半からのこの船の名物「Ice Odyssey 」と言うアイス・ダンス ショーを見るため、今夜の夕食は6時に予約していました。
夕食は大体6~7種類くらいの前菜、同じくらいの種類のメイン、そして4~5種類のデザートの中から好きなものをいくつでも頼めます。と言っても複数頼むのは前菜くらいですが。
アルコールは概して高く、ビールで7US$位、グラスワインで11US$位、ボトルで40~US$です。
勿論飲み放題もあり、50US$/Dayくらいでした。
7時半くらいに食事を終え、アイスショーに備え上着を取りに部屋に戻ろうとしたら何とレストランの出口付近からスケートリンクの入り口まで長蛇の列。
さすがこのショーを見るためだけにこの船に乗る方もいらっしゃるくらいの人気を伺わせられました。
2,3人で順番を確保して、残りが上着を取ってくることに。但しその夜行われるサッカーのアジア杯の準決勝を見るため、私を除く男性陣3名はパス。
リンクの入り口前には、カンフーパンダと記念写真を撮るお子さんたちも。
あれだけ長い列になっていたにもかかわらず私たちはサイドの最前列に陣取りました。人気は正面スタンドですでに満席でした。
それでも最前列はさすがに迫力満点でした。
約50分のショーの前半部分では、乗客の一人が選ばれ、王女の役に(?)。
後半にはこんな面白いダンスも。
ラテン音楽に合わせ剽軽な踊りでした。
テクニックもかなりなもので、この狭いリンクで失敗もあるもののトリプルやダブルアクセルなどの回転、迫力のあるペアーの演技も見せてくれました。
写真のジャンプもなかなかのものですね。
これがオールキャストです。
2名の日本人スケーターが参加していました。
この後ラウンジでジャズ・ボーカルを聞きに。私はその後部屋に戻りましたが、女性陣はその後もダンスに参加して、船上の最初の夜を遅くまで楽しんでいました。
因みにサッカーは日本が3-0でイランに勝ちました。最後の夜は決勝です。この夜の勝ち方で希望を持ちましたが・・・・・・・
次回は2日目の様子をお伝えします。
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