到着は11時15分頃。 駅前で英語で話しかけてきた白タクを利用してホテルへ。100,000ドン(500円)だったがどれほど吹っ掛けられたのかは、比較しようがないので諦め。途中この日の観光プランを話して交渉。半日貸し切りで600,000ドン(3,000円)で手を打ちました。
ここでの宿はニンビン・ヒドゥン・チャーム・リゾートで、古くからあるタムコックと言う景勝地の近くに在ります。フロントに行くとまだ12時前でしたが、部屋に通してもらえました。
小さい方の写真は部屋からの眺めです。
部屋に荷物を置き、待たしておいた車で、最初の目的地ホアルーへ。因みにドライバーの名前はR君、26歳でした。
古都ホアルーはニンビンから北へ12~3kmの所に位置して、900年代末から1,000年代初期にかけてベトナム北部を統一した王朝が在ったところだそうです。現在は初代と2代目皇帝の祠が残っているだけです。
写真は祠に向かう橋です。見えている塔は東門です。
こちらが初代皇帝のディン・ティエン・ホアンを祀っている祠への入り口です。
こちらは北向きで、本殿はこの門をくぐって少し進んだ右手に在る門を西に向かった先に在ります。
入場料は1人20,000ドン(100円)でした。
こちらが本殿です。手前に在るのが5本指の龍が描かれたドラゴン・ベッドと言う石台です。
ドラゴン・ベッドです。中央やや左寄りに指が5本見えます。このドラゴン・ベッドをひっくるめてこの祠はベトナムの重要文化財に指定されています。
この北側に第2代皇帝の祠が在ります。
こちらもほぼ同じ様式で造られていました。
こちらは入場無料でした。
この2つの祠の前(東側)は広大な広場になっていました。かっては街が在ったのでしょうか?ガイドがいないので確認できませんでした。
観光客もまばらで、牛の写真を撮らせるおじさんも暇そうで、牛に水浴びをさせていました。
写真からのどかさが伝わると思います。
早々に切り上げて本日の目的であるチャンアンに向かいました。途中建物が数軒固まっている村で簡単な昼食。
チャーハン、野菜炒め、ビーフとパイナップル炒め物にお茶とビールで200,000ドン(1,000円)でした。
特にマレーシアと比べてベトナムはビールが安い。スーパーで買うと1缶15,000ドン(75円)位。このレストランでは20,000ドン(100円)。ホテルや高級レストランでも50,000ドンから60,000ドン(250円から300円)位でした。調子に乗って毎日何本も飲んでしまいました。
ホアルーからチャンアンの入り口までは車で10分足らずです。
写真の橋の右側に駐車場とお土産屋さんが並んでいます。左側にはチケットカウンターがあります。
因みにチャンアンとはTrang Anと綴ります。Trangがチャンと発音って全く分からないですよね。そういえば前回ご紹介したハノイB駅もTran Quy Capでチャン・クイ・カップでしたね。
橋の上で記念写真。
川下りのコースは3つ。①9つの洞窟を3時間で巡るコース、②3つの洞窟と3つのお寺それにキングコングの撮影跡を巡るコース、③キングコングの撮影跡にのみ行くコース。私達はロン君の勧めに従って2時間半の②にしました。どうやらこれが最も人気の様でした。
料金は②で1人200,000ドン(1,000円)です。
入場口は自動改札になっています。チケットカウンターで渡されたカードを挿入し入場。
写真が船着き場です。ツアーはここから出発です。
ここで差配するスタッフが人数を確認。3~4人集まらないと船に乗せてもらえません。後から来た団体が次々に乗って行くのをしばらく見ていたら、スタッフが2人組を連れてきてやっと乗船できました。
さあ、いよいよ出発です。後で分かったのですが同乗したのはパリからやって来たフランス人(日系の会社に勤めているとの事)と現地のガイドか同僚でした。
結構年配のおばさんが船を漕ぎます。こんな女性に船を漕いでもらうなんて、なんとなく肩身が狭い思いがしまししました。
こんな感じで私達も乗っています。
こちらはお客も漕いでいますが、私達は結局最後の10分間くらい手伝っただけでした。
間もなく最初の洞窟です。頭が当たりそうです。
ここはまだよい方でした。
こちらは3つ目の洞窟ですが、大渋滞の原因は天井が低いので、座席ではなく足を置くスペースに座り直しているためです。イタリア・ナポリ島の青の洞窟を思い出してしまいました。
中はこんな感じです。
この洞窟の手前にはこんな小さな人工島が有って楽師と歌手が音楽を奏でていました。
洞窟をくぐるたびに目の前に岩山のパノラマが目に飛び込んできます。
これらの景色はもし写真の水面が海なら、まるでハロン湾です。
一つの岩山を過ぎると又その先にも同じような山々が聳えています。
1時間程経ったところでトイレ休憩とお寺の観光です。
切り立った岩山を背にして建てられたお寺は結構荘厳な感じでした。
でもベトナムと言うより中国的ですね。
橋の上で記念写真。
川下りの前に25,000ドン(125円)で購入したベトナムのノンラーという麦わら帽子(実際は麦わらではなくラタニアと言うマメ科の木の葉)は日よけに最適だったと妻は絶賛していました。
10分程で船に戻り川下りを続けます。(川下りなのか登っているのか分かりませんが。)
もう1枚同じような風景を。どこを取っても絵葉書に出来るような景色が続きます。
100枚を超える写真の中から数枚しかご紹介できないのが残念です。
やがて船は大きなお寺の船着き場に到着。ここから山を越えて反対側に出ます。ボートとはそちら側で待っています。
このお寺を右手に回り込むと参道が有り少し登ると峠に出ます。
その向こうに見えてくるのがこれです。
不時着した飛行機の残骸です。
これは最新のキングコング(2017年3月公開)髑髏頭の巨神と言う映画の舞台になった所だそうです。大半はハワイで取ったそうですが、スカルアイランド(髑髏島)はここらしい。
上の写真の反対側から見るともっと雰囲気が在ります。因みにこの飛行機の中にも入ることが出来ます。
この隣に現地人の部落の模型が造られていて、それらしい格好をした人たちが暮らしています。(実際は観光用です。)
チップをはずむとこのようなサービスもしてくれます。はずむと言っても10,000ドン(50円)ですが。
これが最後の目的地で、後は船着き場に来たルートを戻って行きます。
2時に出発して4時半に下船しました。丁度2時間半。漕ぎ手のおばさんに50,000ドン(250円)のチップを。 少ないかと思ったが同乗者と同額にしました。
まだ夕食の時間までには少し早いので、R君にタムコックの入り口まで送ってもらいました。20分程で到着。
ここで彼とは別れました。本日のタクシー料金600,000ドン(3,000円)でした。
ボートツアーは既に終了していたので、船着き場を覗くだけにしました。
この船着き場の周辺は結構大きな街になっていて、お店やレストランが並んでいました。
写真のような小さなホテルも多数。
コンビニで水や缶ビールを買ったり、バッタ物を冷かしたりしながら徒歩でホテルへ向かいました。
ホテルまでは10分弱。
折角タムコック観光に良い立地条件のホテルに泊まったのですが、タムコックに行ったのはこの時だけでした。
部屋の写真です。
夕食はホテルで。ニンビン名物のヤギ料理に挑戦。流石ホテルなので上品な味付けで、臭みはそれほどありませんでした。
左がグリルドゴート、上中央がグリーン・マンゴーサラダ、手前の野菜とスープそして右上の揚げたお米はこのホテルの名前の付いたクリスプ・ライスです。これと野菜をスープと一緒に食べます。どれもとても美味しかったです。
ビール2本とお茶を合わせて二人で5000円しませんでした。
結局タムコックのボートツアーは諦めて翌日はファッジエム教会とドン・ハン・ムアに行くことになりました。その様子は次の回でご紹介します。
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