ホーチミン廟 |
1.クアラルンプールからハノイそしてダナンへ(1日目~2日目午前)
2.ダナンの五行山観光とダナンの夜(2日目午後)
3.世界遺産のフエ観光(3日目)
4.世界遺産のミーソン遺跡ともう一つの世界遺産のホイアン観光(4日目)
5.ダナンからハノイ。世界遺産のタンロン遺跡見学と市内観光(5日目)
6.世界遺産のハロン湾1泊2日クルーズ(6日目~7日目)
7.ハノイからクアラルンプールへ(8日目)と番外編
5.ダナンからハノイ。世界遺産のタンロン遺跡見学と市内観光(5日目)
早朝5時15分にホテル前に停車していたタクシーで空港へ。10分かからず到着。料金も350円。チェックイン後バーガーキングで朝食。6時30分発の飛行機でハノイへ。1時間ほどでハノイ到着。飛行機で1時間ほどしか離れていないのに、こちらはまだ雨期で空もどんよりしています。
タクシーで約50分、2,000円(400,000ドン)の定額で折り合い、乗車。メーターでもほぼ同額でした。渋滞が有った場合は、定額の方がお得かも。
この日と翌々日の宿のHilton Garden Innにチェックイン。早朝なので部屋に荷物を入れるわけにはいかないので、フロントに預け早速市内観光に。午前9時でした。
ホテル前に停まっているタクシーで、ホーチミン廟に。このブログの最初の写真がその遠景です。
ホーチミン廟とはホーチミンの遺体が安置されている総大理石造りの建物です。観光客ばかりでなく多くの現地の方々がお参りに来ている為、いつも混んでいるそうですが、この日も写真のように大行列。流石にこんな行列に加わる気も起きず、安全検査を終了後は廟に入る列から抜け出し広場へ向かいました。
この広場は1945年にホーチミンがベトナム民主共和国の独立宣言を読み上げたところですが、勿論当時はこの廟はありませんでした。ベトナム戦争が終わり社会主義国となった現在、この廟の左右にはそれぞれ「ベトナム社会主義国 万歳!」と「偉大なるホーチミン主席は、永遠に我々の中で生きている!」の文字が掲げられています。小さくて見えないかもしれませんが、写真中央に空色の看板に赤字で書かれている文章がそうです。
広場を抜けると隣接して大統領府があります。
この大統領府を背にして東進、右手に新国会議事堂やその移転計画中発見された、ホアンジエウ遺跡群をフェンス越しに見ながら、徒歩で10分程行ったところにあるハノイ市内に存在する唯一の世界遺産であるタンロン遺跡(
旧ハノイ城)に向かいました。
大統領府からの道はタンロン遺跡の北寄りに在るので、北から南に遺跡を抜けようと最初に正北門に行きました。
タンロンとは漢字で書くと昇龍だそうです。
写真がその北正門です。
ところがここにはチケット売り場は勿論入り口もなく、結局一番南迄下り正規の入り口を見つけました。
入場料は1人300円でした。後でシニア割引が有ったのに気が付いてガッカリ?75円の損失!マレーシアに住むようになって変ったことの一つに、たとえ10円でも得をしようとガメツクなったこともあるのかな。しかしこれには後日談があって、他の施設でシニア割引チケットを購入しようとしたら、外国人は該当しないと断られました。多分ここもそうだったのでしょう?
写真の右側のピンクの屋根の建物でチケットを購入します。真ん中の塔は軍事歴史博物館に隣接する国旗掲揚塔です。
入ると真正面に端門と呼ばれる第一城壁の正門があります。
この建物には上がることが出来、遺跡の南北を眺めることが可能です。
この日は大学生の団体が、ここを含め色々な場所で卒業記念用の写真を撮っていました。
この遺跡はベトナム戦争時には軍の管理下に置かれ、今でも地下指令室等が残っており、一部は公開されています。
写真の長い階段を下って行った先に作戦司令室や、通信施設などが、昔のまま保存・展示されていました。この地下には今でも市内に続く地下道が有るとか。
遺跡の一部はいまだに発掘中でした。遺跡の奥の方には掘り出されたものを展示している博物館などもありましたが、観光客もいなくて空いていてよいのですが、なんとなくうら寂しい気がしました。
1時間ほどで見学を終えて、入り口を出てすぐにあったHeritageと言うレストランでコーヒーを飲みながら歩き疲れた足を休めました。
次は孔子を祀っている文廟です。800m程離れているのですが、ハノイの下町をウインドーショッピングやここに住んでいる人たちの生活を垣間見ながら、結構楽しく歩けました。
写真はハノイの典型的な4階建て住居と複雑に絡み合った凄い量の電話線です。
15年ほど前に出張でハノイに来た時に、この電話線の束を見てビックリしましたが、当時と全く変わってないようです。
小さい方の写真は電話線をメインに撮ってみたものです。
文廟は11世紀にベトナムで最初の大学が置かれていたそうです。
それから700年間に数多くの学者や政治家を送り出しています。ここには全部違う顔をした82の亀の上に建った石碑に15世紀から300年間の科挙試験に合格した1300人余りの人の名前が刻まれています。
また境内にある大学施設の一つであった奎(ケイ)文閣という建物は10万ドン札にも描かれています。
文廟をでて西側の壁沿いの通りで流しのタクシーを拾い、ハノイ大聖堂の北の方に在るダック・キムと言うブン・チャーの有名な店にランチに行きました。タクシーで150円の距離です。
ブン・チャー(ブンは米麺、チャーは焼肉)はビーフンを焼き肉や青パパイヤが入ったヌックマムと言う魚醤ベースのたれに香菜と共につけながら食べる、ハノイ独特の麺類です。ダック・キムはこの料理の専門店で、狭い店の1階は7~8人で満席になります。日本人はオーダーが決まってるのか座ると自動的に、写真のようにブン・チャーとカニ肉入り揚げ春巻きが皿に大盛りに盛られた香菜と共にでてきます。値段はこれで一人450円です。因みに2人で2人分は食べきれませんでした。隣の中華系マレーシア人の家族は3人で1人前を食べていました。もし次回が有れば2人で1人前にします。このマレーシア人とは食事中マレーシアの話で盛り上がりました。向かいの席で一人で食べていた、ニュージランド人のお兄ちゃん、うるさくてごめんなさい。
食後店を出て狭い通りを南に歩き、途中でコーヒーの豆を買ったりしながらハノイ大聖堂へ。
教会の美しさに感激したのはもちろんですが涼しさがうれしかった私達は、ここでしばらくゆっくりしていました。
教会前にはガイドブックに出ているお土産屋さんが何軒かあるのですが、何も欲しいものがなく覗いただけにしました。
ホアンキエム湖の湖畔で少し風に打たれながら休憩。ところが座っているところのすぐ下の湖面を見ると体長20cm以上の大きな亀の死骸が沢山浮いていたので興ざめ。直ぐにその場を離れ近くのリトル・ハノイと言うカフェで妻は名物のプリン、私はビールを飲んで休憩。
いい気分になって外に出ると、小雨がパラつき始めたので、まだ4時前でしたがこれ以上の観光は諦めホテルに帰ることに。
湖畔の広場で待つこと数分。やっと来た空タクシーを捕まえたのが事件の始まり。この件に関しては同名タイトルの番外編で先にご紹介しました。
その夜は重い気分でしたが、夕食を取らない訳にはいきません。遠出をする気力もないので、ホテルから歩いて数分のところにある、クアン・コム・フォーと言うベトナム料理のレストランへ。
ガイドブックの「うまい、早い、メニューが豊富」と言ううたい文句に惹かれて行ってみました。隣で日本人のおそらく駐在員グループが飲み会をやっていたので、きっと日本人に人気が有るのでしょう。味も値段もまずまずでした。何よりホテルから近いのが良かった。この夜食べたのはハノイ風春巻き、牛肉とパイナップルの炒め物、エビのビール蒸し(私はこれがビールに合って一番おいしかった)、チキン・フォー、そしてビール2杯とお茶で絞めて2,200円でした。
ベトナムはどの地域でも料理が美味しいので旅が本当に楽しくなります。
この日の夜は明日からのハロン湾クルーズの準備をしてベッドへ。次の回ではぞのハロン湾1泊クルーズをご紹介します。
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