パタンのダルバール広場 |
しかしカトマンズは晴天。暑くなりそうでした。
今回はポカラと違い、朝食付きにしておきました。
ビュッフェはかなり充実していました。
昨夜のうちにロビーには沢山のカイト(凧)が飾り付けられていました。ダサインのお祭りではカイトを上げる風習が有るようです。
この町はマッラ王朝3王国のひとつで、先に訪れたバクタプルと違い、カトマンズに隣接しています。
パタンはガイドのキランさんの町。ここで生まれ育ったそうです。今も住んでいます。
この道の左手に、町の入り口の門が見えています。
ちょっと読みにくいですが、門の左側にWELCOMEの文字が見えます。
最初に、彼がいつもパンを買っているベーカリーへ連れて行ってもらいました。
10時過ぎですが、殆ど売り切れていました。
WELLCOME LALITPUR METRO CITYと書かれています。
ラリトプルはサンスクリプト語で「美の都」という意味です。
上の写真の少し先の路地を入って行きました。
この様な路地がたくさんあって、中に建つ建物群を行き来できるようになっています。
この写真は、現在リノベーション中のキランさんの持ち家の一軒です。この辺りは殆どが4階~5階建てです。
どの区域の一角にもこのようなお寺が建っています。
この様な井戸も各コミュニティにありました
この仏塔の近くで見かけた、自転車で果物を売って歩く行商人。
この左手に彼の今住んでいる家が有り、丁度居合わせたお父さんを紹介して頂きました。
この5階建てはおじいさんが残したもので、改装が終わったら貸し出すそうです。
上の写真の右端一階の通路を抜けると、別の広場に出ます。
これらはコミュニティと呼ばれ、共同体として住民の殆どが属しています。
コミュニティにはガネーシャを祀るお寺や休息所(パティ)などが建っています。昔は子供の遊び場所だったのが、今ではバイク置き場になってしまったらしい。
こちらは割と新しい、キランさんの友達の家だそうです。
ガネーシャの祠堂、パティ、井戸はコミュニティの3点セットと「地球の歩き方」では説明していました。
町の真ん中に大きな仏塔(パゴダ)が有りました。
ピムバハ僧院です。
リンゴやキィウィフルーツを売っていましたが、かなり安価だそうです。
妻はキィウィを買える物なら買って行きたいと残念がっていました。
他の仏教国同様、多くの犬が飼われていました。
妻はミャンマーで噛まれたことが有るので、犬がいると避けて歩いていました(?)
上の路地の先の方に、キランさんお勧めのお菓子屋さんが有りました。
貯水位置から少し歩いたところにある路地。
カフェが多いのにビックリ。
日本の柚餅子のようなお菓子です。写真で妻が持っているお菓子です。
お土産には日持ちがしそうにないので、近くのカフェで食べることになり、この店に寄りました。
何と目の前に世界遺産のダルバール広場が広がっていました。
左前方下には、クリシュナ―寺院、ヴィシュワナート寺院、そして一番奥にビムセン寺院が見えます。
目の前は左の奥からパタン博物館、デグタレ寺院、旧王朝、手前にジャガナラヤン寺院や、ハリ・シャンカール寺院が見えます。
奥にスンダリ・チョーク、手前に三層の屋根を持つハリ・シャンカール寺院、奥にもう一つのクリシュナ―寺院です。
左手奥の方にカトマンズの空港が有るため、丁度着陸態勢に入る飛行機が、ひっきりなしに飛んできます。
カフェを出て、いよいよタルバール広場に向かいます。
ダルバール広場に入る手前にある、バイ・デガ寺院です。
ダルバール広場の南から入ったところにあるのが、写真の手前のチケット売り場です。
アイスコーヒーと隣のお店で買ったお菓子越しに写してみました。
このベストな席は暑すぎたので、庇で日光をさえぎってくれる席に移りました。
こうして名前を上げても覚えきれませんね。
左手奥の白いビルの屋上が、わたし達がコーヒーを飲んだカフェです。
後ろにクリシュナ―寺院の塔が聳えています。
チケット売り場の横に世界遺産碑があります。
世界遺産碑の左上に見える平屋の屋根の上に建つのがタジュの鐘。
旧王宮の一番南にあるのが、スンダリ・チョーク。
ムル・チョークの入り口です。
この先にあるもう一つのクリシュナ―寺院同様にインド系の寺院で屋根が有りません。
世界遺産碑の横からメインの通りを写しました。南から北を見ていることになります。
右手前からスンダリ・チョーク、その向こうに旧王宮。
左手前にタジュの鐘、そして3重の塔がハリ・シャンカール寺院です。
キランさんが説明するには、建物の前に建つ3つの像は、左からガネーシャ(別名シッティ)、ナラシンハー、猿のハヌマン(別名マナ)で3つ合わせるとシッティ・ナラシンハーマナは当時の王様の名前だそうです。
門とその上を含めたトーラナ(以前バクタプル編でご紹介)、両脇の像(ヤムナ像)、屋根を斜めに支える方杖(トゥンダール)の彫刻がとても素晴らしい正面からの景観です。
柱は17世紀に建てられた物。多少痛んではいますがしっかりと建物を支えています。
中には補修された部分もありました。
又はこのような中庭の有る建築様式をチョークと言う事も有るようです。先に紹介したキランさんの住んでる住宅はこの形式です。
これはスンダリチョークの門が閉まっていた為です。
仏に囲まれてお風呂に入るのはいかがな物かと思ったのは私だけでしょうか。
屋根のひさしにもぎっしりと仏様が彫られています。
ちょっとエロチックなトゥンダール。
水浴場と思われています。
内壁にはぎっしりと繊細な彫刻が彫られています。
カトマンズのダルバール広場でも触れましたが、このような官能的なトゥンダールが沢山の寺院に見られました。
ジャガ・ナラヤン寺院
その先にはもう一つのクリシュナ―寺院が見えています。
パタン博物館の入り口です。
博物館を裏手から入った階段脇に左右で6種類のトゥンダールが展示されていました。
この様な仏像が数多く展示されていました。
右手前はヴィシュワナート寺院。その奥に半分写っているのが、タルバール広場最北端の寺院のビムセン寺院です。
石塔の上にはナーガ(蛇)を背後に付けた?と向こう側はガルーダです。
寺院の奥に先ほど休憩したルーフトップ・カフェが見えています。白い建物の屋上でコーヒーを飲みました。
ナラヤン・チョークです。正式にはマニ・ケシャブ・ナラヤン・チョークです。
これは四面観音?それともヒンズー教のリンガ?
廊下の中央で異彩を放っていました。
博物館を後にして、ダルバール広場を北に抜けました。
広場から5分程歩いた狭い路地に、キランさんが行きつけの居酒屋が有りました。
写真のヨマリ、バラ、チャトマリなどは代表的なネマール(ネパールではない)料理です。
午後2時前。そろそろランチタイムです。
写真の青いドアのお店です。
店は狭く、1階にはテーブルが一つあるだけ。2階は行ってませんが、そちらには複数の席が有るようです。
お総菜が所狭しと並んでいて、そこから好きな物を選んだり、ママさん(?)に頼んで焼き物を作ってもらいます。
味は有りません。
中身はそのほかに、あんこも有りました。
バラと言い、豆の粉を焼いたネマール風お好み焼きだそうです。
Hiranya Varna Mahavihar、通称はゴールデン・テンプルです。
右上の白いのはどぶろく。アルコール度は低く、酸味のある爽やかな口当たりで、とても飲みやすかったです。
これらを3人で食べて飲んで、何と日本円で700円ほどでした。
お腹も落ち着いたので、近くのゴールデン・テンプルに向かいました。
本堂が金で覆われているのでこう呼ばれています。
通りからの入り口で狛犬(?)が迎えてくれます。
これでなく寺院の至る所にヒンズー教の神が祀られています。
何でもヒンズー教の神々が仏教の仏様を守ってくれているとか。こういう教えならどこかの様な戦争も起こらないのに。
紋章も仏様で、小さくて見えにくいですが全てのお顔が異なっています。
このお寺も例にもれず、所狭しと仏像などの彫り物が作られていました。
これは数百年前のものだそうです。
本堂では丁度お祈りが。
左の少年は1ヶ月毎に交代する修行僧で、毎日決まった時間に木魚の様な物を108回打ち、その後鐘を108回ならします。
白人の観光客が珍しがって盛んに写真やビデオを撮っていました。
出口付近にあるので参拝客や観光客が触るのか、塗料が剥げて来ていました。
日本なら文化財として触られないように保存するでしょうが。
ゴールデン・テンプルを裏に抜けたところに、キランさんの知り合いがやっているシンギング・ボウルのお店が有りました。
結局、買ってしまいました。1万円以上する高価なものですが、効果が大きいとかで満月の夜に作られたものを選びました。
この方はシンギング・ボウルを使った治療もやっているとかで、試しにやってもらいました。
体中が共鳴するようで、なんとも不思議な体験でした。
マレーシアに帰って来て毎日練習していますすが、効果のほどは分かりませんが、かなり上手に歌わせることができるようにはなりました。
ここからチョークの変遷を見に行くことに。
こちらは百年以上たったものです。
基本的には1階が倉庫、2階がベッドルーム?で通常窓は飾り窓で開きません。
3階がリビングで窓が開きます。
4階は台所。
このチョークを出て、タルバール広場方面に向かいました。
ここでラプシーのキャンディ等、お土産を買いました。
あちらこちらでこのような葦か萱の様な物を売っていましたが、これはダサインのお祭りで使われるもだそうです。
駐車場でシバさんと合流し、工芸品街へ。
次の目的地に行くためにダルバール広場を抜けていたら、ムルチョークに大勢の人がいるのが見えました。
丁度儀式が終わった後でした。
生贄のヤギはどうなったのでしょう。
ここは仏像や建築の職人たちのコミュニティです。
右手の台の上には金剛杵(こんごうしょ)が。
Rudravarna Mahavihar寺院です。
結構立派な寺院でした。
おもしろい像が所狭しと置かれていて、なんとなくまとまりのない感じでした。
部屋からは、この日もヒマラヤは見えませんでした。
この夜もホテルで夕食。
前日は食べ過ぎたので、この夜は簡単に済ませました。
午後5時近くなったので、ホテルに引き上げました。
この日がネパールのホテルで眠れる最後の夜。
翌日はチェックアウトしてキプティクルと言う町へ行き、夕方空港に向かう予定です。
次回は最終編となります。あと一回お付き合いください。
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