2024年11月19日火曜日

ネパール 世界遺産を巡る旅 その9 カトマンズのチャンドラ・ギリ

 

ポカラからの機上からみたマナスル

時間に余裕を持って空港へ行き、セキュリティ・チェックを受けチェックイン・カウンターへ。

フライトを変更しても良いかと聞かれ、OKしたら1本前の便になりました。

慌ててカトマンズ空港に迎えに来るガイドのキランさんにその旨を伝えました。

ヒマラヤを見るために、チェックイン時カウンターで左側の席を希望しました。

前回お伝えしたように離陸してすぐにマチャプチャレ、アンナプルナそしてラムジュンに別れを告げ、そこから続くヒマラヤの峰々のパノラマが広がります。

写真中央がこの巻頭の拡大写真マナスルです。
このマナスルから少し右、つまり東に目を移すと、左からマナスル(8,163m)、ヒマラチュリ(7,893)、ガネーシュIV, II、III、Iが望めます。ガネーシュは7,422m~7,043mの峰々です。

マナスルは日本の登山隊が初登頂し、映画にもなった山です。


フライト時間はわずか25分。ヒマラヤの展望を堪能していたら、アッと言う間にカトマンズ上空です。

写真は、おそらく9月末の洪水の跡。

河岸の集落が消えてしまっています。

この洪水で百数十名の方がなくなりました。

カトマンズ空港に着陸。









国内便の空港は、荷物のターンテーブルの部屋から直接外に出られます。

メッセージを受け取ったガイドのキランさんが既にここで待っていました。
ここまで自由に入れる?




この日、ポカラから車でカトマンズに向かっているシバさんに代わって、若い運転手と新しい車が待っていました。

この日の予定はカトマンズの西部に聳える2,500mほどの山、チャンドラ・ギリの展望台です。

約1時間後の9時10分に、タンコットにある展望台に向かうケーブルカーの麓駅に到着。
日本ではロープウェイですが、こちらではケーブルカーと呼んでいるので、以降はケーブルカーとします。

写真はケーブルカーの駅からカトマンズ盆地を見下ろした眺めです。
ケーブルカーの乗車券売り場とロビーへの入り口です、

インドなど近隣諸国と中国を除く外国人は往復US$23です。約3,500円。

因みに中国パスポートホルダーはUS$16(約2,400円)、インドなどは約1,500円、ネパールの方は850円ほどです。

この麓駅の標高は1,569mです。










こちらは山頂にある、チャンドラギリ・ヒルズ・リゾート ホテルのレセプションです。

宿泊客はここでチェックインし、荷物を預けケーブルカーで山頂へ向かいます。

荷物は別に送られ山頂駅からホテルまでは車で運ぶ様でした。






写真のようにカトマンズ盆地が眼下に見下ろせる最高級ホテルです。(写真はポスターを写したものです。)

ただ、市内に出るのは不便なので、実利を取るか、展望を取るかですね。





このケーブルカーで一挙に1,000mほど上ります。








通常約10分で到着ですが、この時は数分この状態で止まってしまいました。








車で上る道も有るのですが、事故が多いらしいです。








山頂駅は2,520mです。

ここから更に歩いて上ります。







途中に何か所かこのようなビューポイントが有って、雲がかかってなければ見えるであろう景色が展示されています。

展望台からの眺めに付いて無い私たちの事、期待にたがわずヒマラヤは雲の中でした。

雲が無ければ左にアンナプルナ連峰、そして中央にマナスル連邦が見えるはずでした。


こちらからは、中央にエヴェレスト(ネパール名ではサガルマータ)が見える、筈!








山頂への道の途中には何故か遊具が。









こちらは標高2,551mにあるジップラインです。









思ったほどの迫力は無い?

今回めったに会わなかった日本人観光客もチャレンジしていました。






山頂にあるヒンドゥー教の寺院です。
Bhaleshwar Mahadev Templeで牛が入り口に向かっておいて有るので、シヴァ神を祀っていることが分かります。






この像は、ゴルカ(グルカ)王のプリティヴィ・ナラヤン・シャハです。

1769年に分裂していたカトマンズ盆地の3国(カトマンズ、パタン、バクタプル)を滅ぼしネパールを統一した王です。




この後ろにはガネーシュ・ヒマール連峰やランタン・ヒマール連峰が見える筈!



山頂のレストランでお茶しながら雲が上がるのを待ちましたが、ケーブルカーが12時から13時までは停まるので諦めて下山し、市内でランチを取ることに。

下山時も山頂より少し下は雲の中でした。





麓駅のレストランに有った現地料理の写真です。

今回はどちらも食す機会はありませんでした。





王宮博物館前から真っ直ぐ伸びている大通り(私は個人的にカトマンズの銀座通りと呼んでいます)を騎馬隊が行進していました。






妻の希望で、ネパールの鍋料理を食べることになりました。

銀座通りの中央付近にある、近代的なレストランです。

入り口には多くの有名人らしい方々の写真が飾ってありました。


先ず最初に主食が出てきたのでびっくりしました。

スープにモモ(餃子)・ティーモモ、そして揚げパンのような物。

これだけで結構お腹が膨らんでしまいました。

こちらがギャコクという、チベットの鍋料理です。












揚げ豆腐、パプリカ、大根、ピーマン、人参、卵、肉団子などが春雨の上に載っています。

サイドディッシュでご飯とチャオメン(焼きそば)も。

これがコースの様でした。お腹いっぱい!


既に午後3時を過ぎていたので、ホテルに向かいました。

この夜から2泊は、日本大使公邸側に立つハイアット。プレースです。

窓からの眺めがまるで額縁の中の風景画の様でした。


窓越しの風景です。

本来ならあの雲の下にランタン・リルンが見える筈でした。






瞬間的に顔を出してくれましたが、すぐに雲の中に。








2枚前の写真の中央をアップにしてみました。

丘の上に建つのが数日前に訪れた世界遺産のスワヤンブナート寺院です。






部屋を出て廊下を西端まで行き、西方面のチェック。

左の端あたりが午前中に居た、チャンドラギルと思われます。

やはりヒマラヤ方面は雲に隠れていました。




暫く市部屋でゆっくりし、夕食へ。

この夜は民族舞踊を見ながらの夕食です。

午後5時半出発でしたが、遅いお昼の上、たっぷり食べたので、おなかは全く減ってません。



この夜のレストランは、タミル地区にあるBhojan Bhumiです。

先ず席に着くとどぶろく(?)が。










続いて、モモとポテトフライ(?)、そして写真にはありませんが小さめのロティ・チャナイのような物が出てきました。







メインはダルバート。

私は勿論これにビールです。







正面の舞台では民族舞踊。チトワンのホテルでみた、民族舞踊とは少し異なり女性のダンサーもいました。

共通していたのは、踊りによって男性が女装し踊っていたことです。

最初は数組しかいなかったお客が、わたし達が出るころには結構な団体が入って賑やかになっていました。

次回はこの翌日、もう一つの世界遺産で芸術の都と呼ばれていたパタンの紹介を予定しています。

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