2018年5月4日金曜日

台湾の台中観光-その1 日月潭と九族文化村

日月潭サイクリングロードより
以前中国で仕事をしていた頃の同僚やゴルフ仲間の6名プラス私達夫婦の計8名で台中でゴルフをしようと言うことになりました。香港人(内1人は香港在住の台湾人)の彼らは香港からゴルフ前日に台中に入ったのですが、私達は初めての台中の観光もしたかったのでその3日前に台中に向かいました。
この計8泊9日の旅を今回はご紹介したいと思います。
 
KLIA(クアラルンプール国際空港)を午前10時のキャセイ航空機で出発。午後2時20分に香港国際空港に到着。乗り換えゲート(Transition Gate)より出発ロビーへ。台中へのフライトは午後7時55分発。もっと乗り換え時間の少ないフライトが有ったのですが、予約が遅れてこんなにも長い時間香港で待つことになってしまいました。因みに帰りの乗り換え時間はもっと長くなってしまいました。
 
香港空港での待ち時間はキャセイ航空のラウンジで本を読んだり、DVDを観たり、Slingbox(インターネット経由で日本の自宅のテレビを観ることが出来るアプリ)でたまっているビデオを観たりして時間を過ごしました。

写真はラウンジでの夕食。
定刻発で午後9時30分に台中空港に到着。タクシーで約40分でこの夜の宿舎のReloading Hotel(緑柳町文旅)へ。
タクシー料金は645NT$(1NT$が3.8円換算で2,451円、今回はこのレートで日本円に換算します。)でした。
このホテルは台中駅に近く移動に便利なのと口コミが良かったので選びました。
写真は翌朝取ったホテルの玄関です。



話はそれますが今回の旅行で気が付いたのですが、台中市内の繁華街には必ず写真の様なUFOキャッチャーが多数ありました。人気なんですね。
写真はホテルの隣にあったUFOキャッチャーコーナーです。
部屋はこんな感じでした。広さもまずまずでバスタブ付きでした。これで朝食付き3泊25,464円でした。朝食は今一でしたがこの値段なら我慢できる範囲でした。良かったのはホテルの地下に洗濯機・乾燥機が2台ずつ設置されていて途中で洗濯ができたことでした。









翌朝は日月潭(台湾で一番大きな湖)に行くことにしました。朝食後南投客運と言うバス会社の干城バスターミナルに。ホテルから歩いて15分ほどです。
写真がチケットカウンターの前に停車中の日月潭行きのバスです。








受付で九族文化村を含んだ1100というセットチケットを購入。1100とは値段の1,100NT$ (4,180円)を表しています。このチケットには日月潭往復バス代、湖上遊覧船の1周分、九族文化村の入場券(ロープウェイ料金、公園内のアミューズメント入場料を含む)、湖畔周遊バス、水社ー向山間片道バス料金が含まれていてかなりお得になっています。
 

こちらの写真はチケットの裏面です。バス停や日月潭の地図が有るので、かなり便利でした。因みに九族文化村の入場料だけでも850NT$ (3,230円)します。ボートは300NT$(1,140円)です。これで既に1,100NT$以上になっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バスを1本やり過ごして九族文化村に停車する8時45分のバスに乗りました。

乗車時はガラガラでしたが、左の写真の高鉄台中駅(台湾新幹線の台中駅、在来線の台中駅から電車で3駅離れています。)で満車に。

積み残し客も相当数あり、台北や高雄からの客が多いのにびっくりしました。勿論通常の観光客はこうした路線バスではなく貸し切りの観光バスで行くのでしょうが。
 
 
 
定刻より30分近く遅れて九族文化村に到着しました。
バス停は地図の左下になります。
 
この文化村は日月潭の東部にあり台湾の各原住民の文化を紹介することが目的ですが、今は一大テーマパークとなっていて山間の傾斜を利用して色々なゾーンに分かれています。
 
左の写真のように下からヨーロピアンガーデン、そしてアミューズメントワールド、原住民集落、催し物会場などが有ります。アミューズメントワールドにはUFOフリーフォール、ジェットコースター、激流下り、水上ジェットコースター(修理中)などが有り子供でも楽しめるようになっています。

この日も遠足に来た小・中学生が多数来園していて賑やかでした。
 

先ず下から攻めたのですが、これが間違いでした。
と言うのも原住民の民族舞踊公演が6か所の会場で1日1回から2回行われ行われることを知らず、後で気が付いた時には私達がここで予定していた時間内には殆ど観ることが出来なくなっていました。
ここに行かれるときはまず公演スケジュールを確認し観覧予定を組むことをお勧めします。
写真がヨーロピアン・ガーデンの入り口で両側に広大な庭園が広がっています。


今は丁度ラベンダーが咲き始めたところで、この紫と赤や白の花がうまく配置されていました。












左の写真は上の写真の中央奥に見える赤と白の花のディスプレイを拡大したものです、花がバケツから流れ出しているように飾られています。






庭園の外周を線路が走っており、入園者はこのようなミニSLに乗って巡ることもできます。











庭園を後にして文化村に向かいました。ここが入り口です。ここを過ぎると先に紹介したアミューズメントワールドです。私達はここはパスして原住民集落景観地へ向かいました。

ここは台湾随一の桜の名所だそうで、先日NHKでも紹介されていました。
中国正月(春節)の頃、園内各所で数千本の台湾緋寒桜や他の品種の桜が満開になるそうです。

原住民集落には各部族の生活の様子や住居などが展示されています。

写真は1例ですが、フヌン族、サオ族、ツオウ族、セデック族、タイヤル族、サイシャット族などの展示が文化村の中ほど東側に点在しています。

ゆっくり見たかったのですが祭典会場で11時30分から行われる公演を見るために早足で通り過ぎました。

ところが道を迷ったりしたために、会場にたどり着いた時には既に公演は終わっていて、写真のように後片付けの最中でした。ガッカリ。

観覧席に座って今後の予定を計画している間に妻はいっぱい蚊に刺されてしまいました。ここに来るときは蚊の対策が必要かも。因みに私は一つも刺されませんでしたが。





次の公演は少し下がったところにある石音劇場と言うところで13時から行われるので、写真の祭典会場横にある博物館を見た後石音劇場に向かいました。
この劇場の横にある売店で民族食である竹筒御飯のセットを食べながら開演を待ちました。歩き疲れた私は勿論ビール。
セットには竹筒飯は1本なので、もう1本購入。
付き合わせの肉野菜炒めの様なものは肉が硬く今一つでした。これで430NT$(1,634円)でした。



時間通り開演。単純な打楽器と笛だけの演奏と踊りが10分程。結構ノリが良くて以外に楽しく見ることが出来ました。

この後ロープウェイに向かいました。








ロープウェイは2つに分かれています。まずははアミューズメントワールドから文化村の最上部迄の九族ロープウェイに乗ります。
写真の右側の林の中に文化村が有ります。









終点からもう1本の日月潭ロープウェイに乗り換え日月潭の湖畔まで行きます。こちらは全長1,877mあるそうです。

左の写真に一般と水晶のサインボードが見えますが、水晶つまりクリスタルはロープウェイ車の底がガラス張りになっていて上から下を見下ろすことが出来ます。
ロープウェイ車は4色が交互に配されていますが、緑色の物が水晶です。混んでいるときはこちらは結構並ぶようですが、この日のこの時間はガラガラだったので、私達は此方を選びました。

こんな感じです。邪魔ですがガラス面が良く分かるよう、ザックを置いて写してみました。











最高部を超えるとやがて日月潭が見えてきます。
写真には写っていませんが湖は写真の左側に広がっています。

ロープウェイの終点は湖畔に建っているビルになります。







左の写真は日月潭のパンフレットから引用しました。
写真の右側にロープウェイのルートが記されています。
ロープウェイを降りた私達は湖の3時の辺りにいることになります。
湖の右側約3/4が日潭、湖左岸の向山(⑫あたり)から南の入り込んだあたりを月潭と呼ぶそうです。
ロープウェイを降り、ここから日月潭の最も賑やかな水社エリアに向かうため、伊達邵と言う湖岸の町まで⑧の湖畔遊歩道(伊達邵親水歩道)を歩きました。因みに水社エリアは地図の湖の北岸中央の④あたりです。

遊歩道の入り口近くで記念写真。 この先は少し上りとなって湖畔からは離れ木立越しに湖を見て歩きます。直ぐ上を道路が走っているのですが、車が少ない為気になるほどではなく、マイナスイオンを浴びながら15分程の散歩です。








小さい方の写真は途中で見つけた、花?です。





遊歩道が終わるところが伊達邵の町です。街はずれにあったお茶屋さんで試飲。名物の阿里山の烏龍茶を買ったりして港へ向かいました。

因みにこの辺りは紅茶も有名だそうです。
この港から遊覧ボートに乗り対岸の水社に向かいます。

左の写真は伊達邵商店街です。



先ずセットチケットのボート用のクーポンを乗船券に変えなくてはなりません。どのボートでもよいようなのでボート乗り場付近を歩いていると勧誘にやってきます。システムが分からない私達は危険は避けチケット売り場に向かいました。ここにもいくつかの窓口が有りましたが、最初に目の合ったスタッフの窓口で交換しました。

写真は桟橋から街を眺めたところですが、中央右の白い2階建ての大きな建物の1階の左の端にチケット・カウンターがあります。

結果的にはどちらでもよかったようです。直ぐ出るというボートに乗るため1番の桟橋へ。この桟橋は浮いていてゆらゆら揺れるので、歩く時は要注意です。

写真の様なボートに乗って湖を渡ります。

因みにチケットは伊達邵ー水社ー玄光寺ー伊達邵の遊覧となっています。この3つの港のどこから乗っても遊覧して最初の港に帰れるようになっています。



僅か10分足らずの乗船ですが現地のガイドがいて色々この辺りのことを説明してくれます。しかし早口の中国語で自分の中国語の自信が無残にも打ち砕かれてしまいました。

水社の船着き場です。
商店街を横目に見、お土産屋の中を突っ切って真っ直ぐビジターセンター方向に向かいました。

ここに来た目的の一つサイクリングをするためです。

左の写真の左側の85(85℃というコーヒーショップ)の数字が描かれたビルにビジターセンターが有ります。
この左手前は大きな駐車場になっていて、この周りにいくつかのレンタサイクルショップが有ります。
一番大きいのは駐車場の奥にある台湾最大の自転車メーカー「Giant」の経営しているものですが、事前に知らなかった私達は写真の黄色い看板の店で借りました。
1日中型(24?)で200NT$(760円)、大型(26?)で250NT$(950円)でした。


九族文化村で少しのんびりしすぎたので時間は既に15時近く。早速世界一美しいと言われているサイクリングロードへ。本当は地図のツーリングルート(赤枠に白抜きで書かれた区間)の①日月潭自転車道-向山区間②日月潭自転車道-月潭区間を走る予定でしたが、時間が遅くなってしまったので向山区間のみに短縮しました。往復約6kmです。結果的に私達にはこれで充分でした。

写真の自転車は手前が大型、向こう側が女性用の中型です。
湖を眺めながら涼しい風を受け、湖畔に沿って伸びる木道や舗装された専用道路を快適に走りました。

このブログの最初の写真は左の写真の中央辺りから写したものです。






この橋もサイクリング道です。途中に休憩スポットが適度に配置されていて、休憩したり景観を楽しんだりできるようになっています。










途中写真を撮りながら走ったのですが30分程で折り返し点の向山ビジターセンターに到着です。
コーヒーショップでコーヒーを飲みながら写真の様な景色を楽しみました。









午後4時近くになったので帰路に。
写真は休憩スポット傍の日月潭記念碑です。











午後5時20分に自転車を返し、台中に帰るために伊達邵に戻ることに。
伊達邵の商店街で、紅茶入りのクッキーを製造販売していたのでお土産に買ったりしてバスの時間まで時間を潰しました。









バスの時間に合わせて写真のゲートの左手にあるロープウェイ駅のバス停に戻りましたが、時間になってもバスは来ません。バス停には私達だけ。間もなく湖畔周遊バスが来たので、台中に帰りたいのだがと運転手さんに尋ねたらこのバスに乗りなさいとの事。

ここで私が大きな間違いをしていたことに気が付きました。台中に向かう南投客運のバス停は水社のビジターセンター前のバス停のことなのに、何故か私がロープウェイの日月潭駅を南投客運の日月潭駅と思い込んでいました。



結局水社まで戻ってきました。

写真が南投客運などのバス停です。本来予定していたバス(17時40分発)より1本遅いバス(18時25分発)に乗車。台中に向かいました。

20時15分にホテルに近い台中駅前で下車。

とにかくお腹が空いたのでレストランを捜しますが午後9時前と言うのに殆ど閉まっていました。
日本のラーメン屋が有ったのでここでもいいやっと入ったのですが、ここも既に閉店。

ホテル近くの横丁に屋台が並んでいたのですが、こちらは逆に満員。チョットこの中に2人だけで入る勇気がなかったので、屋台の反対側に在ったお寿司屋さんに。

とにかくビールを。美味しい。
よく歩き良く動いた自分たちにに乾杯!

寿司は今一でしたが他は結構おいしかった。

隣の席にいた酔っ払いのおじさん達とワイワイ言いながらの夕食でした。


今回はここまでとします。
次回は彩虹眷村と台湾美術館そして一中夜市をご紹介します。

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