2014年7月31日木曜日

ランカウイに行って来ましたーその2

2日目はホテル主催のマングローブツアーです。ホテル改修中のスペシャル・プログラムなのか、この2時間のツァーは無料です。本来なら180リンギット、約6,000円かかります。
集合場所に11時に集まると、ランチセットが配られました。サンドイッチに果物そしてミネラルウオーターが入っていました。ライフジャケットを着用し、ビーチに着岸したボートに乗り移りいよいよ出発です。船頭さんのほかガイドさん1人も同乗しました。
この日は6組14人。日本人3組、インド系の4人家族、欧米系が2組でした。まず岬の先端の漁師の雨泊まりの洞窟へ。ここから河口が始まります。マングローブの生い茂る支流に入る前にフローティング・レストランに寄りました。まだ昼食には早いのにと思っていたら、ここでは食事ではなくたくさんの生簀に飼っている魚に餌付け体験をしました。
大きなエイのジョニー君は食欲旺盛で、餌を水につけるとヒレをバタバタ言わしながら垂直立ちしてその餌を取りに来ます。また鉄砲ウオは水面から30cmほどのところに餌を張り付けると口から吐いた水で的確に餌を落とします。ただしその餌を撃ち落した魚が食べられるかと言うと、現実はそんなに甘くないようでした。周りには何十匹と言う魚が待ち構えているのですから。(残念ながら添付の写真では餌をとらえた瞬間は写せませんでした。)
ここからいよいよ両岸がマングローブに覆われた川をさかのぼっていきます。まず最初に現れたのが鷲の群れです。1羽の鷲が木の上に止まっているのを、私が最初に見つけました。これでは遠くて面白くないなと思っていたら、ガイドさんが餌を投げたら、なんとあちらこちらから数十羽の小型の鷲が飛んできて、ボートの周りを乱舞しし始め迫力満点でした。
ここには2種類の鷲が生息していて、もう一種の大型の鷲がシーイーグルと呼ばれ「ランカウイ」の「ラン」の由来となった鷲です。
ちなみに「カウイ」は大理石という意味だそうです。私たちが見た小型の鷲は日本名では白頭トンビというそうです。


そこからボートはさらに遡り小さな支流へ。ここではたくさんの猿が出迎えてくれます。餌をもらえるのを知っているので、虎視眈々と餌が投げられるんを狙っていました。当然餌が流られた瞬間は奪い合いで修羅場と化します。多くの猿が水の中に飛び込み泳いで餌にありつしていました。
中には小さな子ザルが腹にしがみついた母猿までも、水の中へ飛び込んできます。水の中で子ザルは息を止めてるのかな。上がってくるまでハラハラさせられました。
この後頭を擦りそうな狭い洞窟をくぐったり、オオトカゲが川を横切っているのをみたりしながら1時間以上走っていると突然ヨットハーバーに出てきました。結局川と思っていたのは洲の中を走っている水路で、我々は島の北側から入って東側
に抜けたことになります。マングローブが生い茂っていると言うことは海水が入っているのだから、普通の川ではなかったことに気付かされました。
海に出たところはジオパーク・エコと名付けられた海岸公園でした。ここで帰路についた私たちに最後のラッキーがありました。なんとボートの向かう方向からイルカの集団がやってくるではありませんか。しばらくイルカを追い回した後、ホテルのビーチまで戻ってきました。丁度2時間のツアーでした。ランチは食べる暇がなかったので、部屋でおいしく頂きました。
無料のプログラムと言うことで余り期待していませんでしたが、大変楽しいツアーでホテルの気遣いに感謝でした。

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