2025年7月20日日曜日

バンクーバーからシアトルへ ー 4日目 (パイクプレースとベインブリッジ島)

 

シアトル-ベインブリッジ島間のフェリーより望むシアトルのダウンタウン

7時に起きて7時半にホテルを出ました。外は思ったより寒かった。

ホテルが面している7th Avenue/Pine streetを西へ下って歩きます。写真のマップでは左が北なので西が下になります。




5th Av.の角のNordstrom デパートのRACKの店の奥にモノレールの駅が見えています。

今回は行きませんでしたが、このモノレールに乗ればスペース・ニードル(シアトルタワー)に行くことが出来ます。

交差点のこちら側にはLight Rail(ライト・レール)の駅があり、わたし達がAmtrackで着いたKing Street駅の近くまで行けます。

交差点によってはこのような表示が有ります。

ここは2nd Av.とPine St.の交差点です。

奥の方にバスが写っていますが、多くのバスの前後には自転車を載せる場所が有ります。

バンクーバー同様こちらも自転車に優しい町です。




私達は先へ急ぎ1st Av.を突っ切ってぶつかったところが、今日の最初の目的地のPike Placeです。

Pine St.の突き当りがマーケットです。まだ午前8時前なので開いてるお店はそれほど有りませんでした。



魚を投げるので有名な魚屋さんですが、まだ人も魚もまばらです。





マーケットの反対側には食料品店や飲食のお店が並んでいますが、こちらもまだ開いてない店が多く、人もそれほど出ていませんでした。が、2軒だけ行列ができていました。

私達もこの2軒目当てで来ました。

こちらはスターバックスの1号店です。


もう一軒はピロシキのお店です。


先ずスタバの列の最後尾に並びました。

コーヒーを飲むテーブルが足りないのではなく、記念のグッズを求める人で溢れてしまうので、入る人数を制限しているための行列です。






10分ほど待って、やっと番が来ました。

店に飾られている1号店のエンブレムです。







先ずコーヒーをオーダーしてお土産を物色。

値段も見ずに買ったら何とUS$50以上もしたのでびっくり。大事に使わなくては!






コーヒーをテイクアウトして、次に向かったのは先ほどまで行列の出来ていたピロシキのお店「Piroshky Piroshky」です。

先ほどまでの行列は、8時の開店前が理由でした。8時を過ぎた今は誰もいませんでした。



おいしそうな種々のピロシキに食欲を誘われました。

ビーフ&オニオン($8.83)を買ってウオーターフロントへ向かいました。




海を見ながらピロシキとコーヒーの朝食。

左手の奥の方にT-Mobile Park(MLBシアトル・マリナーズの本拠地、以前のセーフコ・フィールド)が見えています。




食後、元のPike Placeに戻りチーズで有名な「Beecher's」へ向かいました。

残念ながらこの店はまだ開店前でした。


マーケットに戻ると、既に沢山の観光客が来ていました。

サービス精神旺盛で、子供にタコを持たせたりしていました。




こちらが先ほど触れた魚を投げるので有名なお店です。


誰かが魚を買うと、この台から奥のカウンターの中まで魚を放り投げます。残念ながら写真のタイミングを逃してしまいました。


お店の名前は「Pike Place Fish Market」で、写真のように魚を投げているロゴの入ったTシャツなども売っていました。


この店を1st.Av.に向かい数十メートル先を右手に急角度に折れ、坂を下ったところに世界一汚く臭い名所が有ります。

こちらがその一部です。

全て人が噛んだ後のガムです。



今まさにガムを貼り付けようとしている人たちです。

一体どこまで伸びて行くのでしょうか。




9時も過ぎたので先ほど開店前だった「Beecher's」へ向かいました。

チーズを拡販するのはかなりの重労働です。

作業場を見ながらのイートイン・カウンターで、Mac&Cheese($8.99)を頂きました。

チーズが濃厚で美味しかった。



この通りにある八百屋さんです。

とてもカラフルでした。





この日の主目的はベインブリッジ島(Bainbridge Island)へ行くことなので、フェリー乗り場に向かいました。

9時半を過ぎているのですが日陰はまだ寒い。

途中にあるSAM (Seattle Art Musium)に寄りました。美術館の中に入る時間は無いので、外にある有名なハンマーを振る人の像の前で記念写真。

大きさが分かりますね。奥が美術館です。



ベイルブリッジ島に行くフェリー乗り場(Washington State Ferries)へ到着したのが9時45分。

丁度9時35分発のフェリーが出たばかりでした。

チケットを買った後シニア料金が有ることに気づき、買いなおし。$10.25が$5.2になりました。

次のフェリーは10時40分。1時間もターミナルで待つことに。

10時30分に乗船開始です。




かなり大きな船でした。


定刻を10分以上遅れて出港。




船上からのシアトルのビル群です。下の方に霧がたなびいていて幻想的でした。

左の端にスペース・ニードルも見えています。

シアトル到着時には考えもしなかったベイルブリッジ島ですが、ホテルのコンセルジュに勧められて来ることになりました。

写真は島の観光マップです。


30分ほどで到着しました。

島の奥の方には残雪を蓄えた山々が見えます。本土につながっているオリンピック国立公園の山々と思われます。




島に着岸。

カモメのお出迎えです。





車が出て行くのを見ながら私達も下船です。

フェリーから降りた殆どの乗客はお店の並ぶ町のメイン・ストリートを目指します。






私達は海岸線を行くWaterfront Trailを歩くことにしました。

フェリー乗り場の広場の先を少し行った所で左手にルートを取って海に向かいます。

途中の河口に居た、カナダ雁です。バンクーバーでもたくさん見ましたが、シアトルにも居ました。


大きなヨット・ハーバーが有りました。






花が咲き乱れる未舗装のトレイルをゆっくり景色と潮風を楽しみながらのウオーキングです。





ハーバーの砂浜を親子で散歩?

時間がゆったり流れているようで、ここに住んでる人たちの生活が少し羨ましかったです。



トレイルは途中一度海岸線を外れ町中を通ります。

家々の庭には、今が盛りなのか色々な色のシャクナゲが満開でした。




町の教会。

この教会の前を左に曲がって海岸線迄戻ります。




トレイル沿いにこのような石像があちらこちらに立っていました。





こちらもです。

昔ヨットを持っていた頃が懐かしく、ついつい同型の船が無いか捜してしまいました。

左手奥にフェリーが見えています。



ここから丘の上に上がったところにあるレストランでランチをすることにしました。「The Harbour Public House」というレストランです。

丁度テラスに空きが出来たので、そちらの眺めの良いテーブルが取れました。但し、この頃にはかなり温かくなっていたので、日向は暑いぐらいでした。

なのでビールがとっても美味しかったです。

カニサラダも量が有り充分二人で楽しめました。

チップ込みで$40。

ビールやコーラを飲んでこの料金。プラスこの景色と雰囲気を考慮すると、前日のクラムチャウダーでのランチよりかなりの割安感がありました。



ヨットのマスト越しに見えるのはシアトルのビル群の遠望です。

その向こうには雪が残った山々も望めました。


ここで少しのんびりした後、住宅地の中の裏道を抜けてメイン・ストリートに向かいました。

この辺りはまるでお花畑。芝生や木々の緑と空の青、その中に色とりどりの花々が咲き乱れていました。今が一番いい季節なのかもしれません。

ここは白。

ここは黄色に青。






こちらは赤に白。






ショップも花でいっぱい。






メインストリートで見つけたピックルボールのショップ。

なんとこの島は最近日本でもはやり始めたピックルボール発祥の地とのこと。

ピックルボールをやっている友達にお土産を買いました。喜んでくれるでしょうか。




この島で是非触れなくてはならないのは、第二次大戦中の日系アメリカ人の悲劇です。

写真はこの島の歴史博物館です。ここには戦中戦後の日系アメリカ人の歴史も展示されています。

当時この島にも何百人と言う日系アメリカ人が暮らしていました。


2世や3世は既にアメリカ人として暮らしていたのですが、大戦中全米の日系アメリカ人は強制収容所に隔離されました。

その先陣を切らされたのがこの島の日系アメリカ人たちでした。そのドキュメンタリーを見ることが出来ました。

30分ほどのフィルムでしたが、彼らの苦境の一端を知ることができました。

メインストリートに戻り、美術館に向かいました。

フェリーの時間が迫っていたのでじっくりは見られませんでした。

美術館のコーナーに立っていた女性の像です。





美術館前の広場の木の間に何かありました。これも美術館の展示物?







ここからフェリー乗り場までは数分の距離です。何とか15時50分発のフェリーに間に合いました。

ところが船はかなり遅れて出港。




船内からの展望です。

この時、船が急に減速。船長から突然のアナウンスで、何と船の後方にKiller Whale, つまりシャチが泳いでいるとの事。

慌てて乗客が向かった左舷へ向かいましたが、間に合わず一瞬見えただけでした。

それでも5分程ゆっくりと進んでくれましたが2度と海面には姿を見せませんでした。

この時間帯は朝ベイルブリッジ島に向かった時より雲が無くなり、タコマ富士として日系人には有名なマウント・レーニアの雄姿がT-Mobile Parkの上に見えていました。




16時50分に下船しました。

この後Uberでこの日最後の目的地、Starbucks Reserve* Roastery & Tastingに向かいました。




ハーバー側で呼んだのが失敗。南向きは大渋滞で、この渋滞を抜けるのに30分近くかかってしまいました。ブリッジを渡って反対側で呼べばよかった。

Starbucks ReserveはPike St. を東に向かい高速道路を超えたBoren Av.との角に有ります。



メインの入り口は上の写真の奥、Minor Av.に面しています。







中はこんな感じでまるでコーヒー製造工場。








売店も充実しています。

この写真の右手奥にはイートコーナーも有ります。




ここでは勿論コーヒーとスイーツ(テラミス)を。




この☆/RのRoastery &Testingは世界中に6軒しかありません。

東京にも有るのでどうかと思いましたがクルーズ中に部屋でも温かいコーヒーが飲めるようにと、保温カップを買いました。






ここからホテルへは徒歩で15分程。時間は18時半を過ぎていました。この日もDeliでおつまみを買い、持って行った尾西のご飯と味噌汁などでつつましい夕食を。

翌朝は10時45分発のバスでバンクーバーに向かいます。

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