2024年10月17日木曜日

ネパール 世界遺産を巡る旅 その1 マウンテンフライト

ナガルコットからの展望(ガイドから借用)

 9月29日から10月11日の予定で、ネパール旅行に行って来ました。今回はその旅行を簡単にご紹介します。

この度の目的は、私のバケットリストにある「エベレストをこの目で見る」こと、そしてネパールにある次の「4つの世界遺産」を巡ることでした。

① カトマンズ盆地の7つの世界遺産史跡

② エベレストを含むサガルマータ国立公園(こちらは機上より見るだけです。)

③ チトワン国立公園(野生動物に遭遇する機会)

④ ルンビニ(仏陀の生誕地)

この他に、次の観光スポットも予定に加えました。

⑤ エベレスト等ヒマラヤの東部が見渡せる展望地のナガルコット

⑥ ヒマラヤの中央部に聳えるアンナプルナ登山の起点となるリゾート地ポカラ

今回はカトマンズ到着から上の②をお伝えします。

 クアラルンプール発のバティック航空機で、カトマンズに直行しました。

本来なら午後4時過ぎに到着でしたが、2時間以上遅れて到着は午後6時過ぎになってしまいました。因みにネパール・マレーシア間の時差は2時間15分と少し微妙になっています。

もう1時間早ければもっと鮮明なエベレストを初日から観ることが出来たのに。残念!

カトマンズ空港はクアラルンプール空港などから比べてかなり小さく古い。

ここから少し入国方法に関して説明しておきます。

先ずArrival Vizaの取得です。KIOSKで申請をします。事前にオンラインで申請していたのですが、結局同じことをすることになりました。

KIOSKの使い方は係員が親切に手伝ってくれました。

申請結果をスマホで写真に撮り、ロビーの反対側にある銀行に行きます。スマホの写真を見せ、15日間滞在としてUS30$を支払うと領収書を頂けます。

左の写真は私が申請した画面です。

これを持ってArrival Viza用の入国カウンターに並びます。ほとんど待ち時間はありませんでした。

このカウンターでTourist Visaのステッカーがパスポートに貼られ入国スタンプを頂いて入国です。



荷物のターンテーブルに向かいます。

こちらはかなり待たされました。

税関を抜けて外に出ると直ぐATMと両替カウンターが有りました。

ATMはビザ代を支払った銀行窓口の隣にも有りました。


最初のATMは壊れていて現金が出て来ず、2番目のATMでやっとネパールルピーを手にしました。

NcellのカウンターでSIMを購入。13Gバイト60分通話でRs.500(日本円で約550円、Rs.1=Y1.1)。滅茶安い。これで滞在中のスマホの使用は問題なくなりました。

ロビーを出ると多くの出迎えの人たちが。その中からホテルの迎えのドライバーを捜してホテルへ。

途中チップ用の小銭を作るので苦労したので、できるだけ空港内で小銭を作っておけば良かったかな?



ホテルは場所と値段で選び、タメル地区内にあるDOM HIMARAYAwをAgodaで予約しました。





結構格安なホテルでしたが、殆ど問題はありませんでした。この日から2泊、そして翌々日にもう1泊の予定です。

写真の奥の窓の外はベランダになっていて、洗濯物が良く乾きました(笑い)

チェックイン後、ホテルのレストランのテラス席で夕食。



何を食べていいのか分からなかったので、スタッフに教えてもらいながらオーダー。
写真がその料理です。

量が分からなかったの二人分頼んだら、食べきれませんでした。
ビールが700円から1000円位で、食事より高いケースが有りました。


2日目。これからがネパールの旅の始まりです。この日の予定はマウンテンフライトと市内観光です。

4時に起床。4時45分にドライバーと日本語ガイドが迎えに来てくれました。ガイドは日本の本能寺で4年もお仕事をされていたキランさんと言う方。日本語では貴蘭と書くそうです。ドライバーはシバさん。

クアラルンプールで出発便を待っている時から多くの方々から、カトマンズでの大洪水の件の連絡が有ったので、さっそく今後の旅程に影響が有るかガイドさんに質問。限られた地区なので私たちの旅程への影響は全くないとのことでした。多くの方々にご心配を掛けさせてしまいましたが、何とか旅行を続けることが出来ました。

30分程で国内線空港に到着。まだロビーのゲートが閉まっているのにものすごい数の乗客が押し寄せていました。大半はバックパックを担いだ欧米人。これは先日来の大雨で多くのフライトがキャンセルとなり、この日から飛ぶようになったためこのような大混雑になったそうです。

5時20分頃やっとゲートが開き、保安検査を通過し航空会社のカウンターへ。

私達はYetiと言う航空会社のカウンターの中で、マウンテンフライトと書かれたカウンターに並びました。



前方左側を指定しましたが、結局は中ほどの左右の席(12Aと12F)でした。





予定は6時発でしたが、6時10分に搭乗。翼が上にあるタイプ(ATR72-500)だったので、多少は見えずらい所もあるけれど、それ程邪魔にはなりませんでした。




席も両側窓際席にしか座らないようになっていました。

さすがUS$230も取るリッチなフライトです。




空港は曇り。6時35分離陸。直ぐに雲の上に出ました。

先ず右側からヒマラヤが見えてきました。まもなく旋回しこれから片道は左側からヒマラヤが見えるようになります。

右側に座っていた妻も私の横に移動してきました。



上の写真が今回のフライトで見ることが出来る峰々です。最初は左から右へ、後半は右から左へと移動していきます。

キャビン・アテンダントがそれぞれの席に来て、次々に現れて来る峰々の名前を紹介してくれます。

写真は8,201m(文献によっては8,188m)のチョ・オユー(Cho-Oyu)と言う14ある8000m以上の山の一つです。上のパノラマ写真のほゞ中央(折れ線の少し右側)にある山です。

15分程でエベレストが見え始めます。

この山麓に広がる高地が世界自然遺産の一つのサガルマータ国立公園です。

エベレストが真横にやってきました。これが世界最高峰(8,848メートル)。ネパールではサガルマータ、中国ではチョモランマです。

エベレストの右の高い頂が4番目に高いローチェ、8,516mです。

ここから飛行機はUターンして、今度は左側の席からヒマラヤが見られます。当然私も妻の席に移動。




カトマンズが近づいてくると谷間は雲海が覆っていて、盆地の周りの山々が白く輝くヒマラヤの前に広がる海に浮かぶ島のように見えます。

約1時間の遊覧飛行を終えて7時半に着陸。タラップを降りてからも興奮がなかなか冷めませんでした。


迎えに来たガイドとホテルに帰り、レストランのブッフェで朝食。

左の写真は私たちの部屋のベランダから見えた、ランタン峰です。天気さえよければこのようにカトマンズ市内からもヒマラヤ連峰を観ることが出来るようです。



この後は11時ごろから市内観光です。カトマンズ盆地にある7つの世界遺産史跡の内の4か所の見学しました。

①パシュパティナート

②ボダナート

③スワヤンプナート

④ダルバール広場

の順で回りました。この市内観光の様子は次回お伝えします。




0 件のコメント:

コメントを投稿