2024年3月31日日曜日

ベトナム 2度目のフーコック島の旅 その3

 

レストランNageでの夕日

 島内観光の翌日は全く何も予定を立てず、ホテルでリゾート気分を楽しみました。

最初はプールサイドに居たのですが、隣に来た家族連れがうるさく、ビーチに退避。





 ハンモックでゆらゆらしたり、海に入って小魚と戯れたり。

写真はSさんご夫妻。パンを持って来て餌をやると、小魚が寄ってきます。ズームすると右下に数匹の魚がいます。

1時間以上も水に浸かっていたので手がふやけてしまいました。


 お昼はここでプロモーションのビールとハンバーガーのセットを頂きました。269Kドン、約1,600円位。ホテルで食べていることを考えればまずまずでした。











 夕食はホテルから歩いて3分のところにあるレストラン、Nage Eatery Phu Quocという、南欧風と言うかエーゲ海風と言うか、白壁の素敵なレストランで食べました。

巻頭の写真やこの写真だけだとまるで地中海かエーゲ海にいるようです。

夕日の時間なのに、予約はしてなかったのですが屋上の席が取れました。

 料理は創作料理でグーグルマップの評価も4.5でまずまず好評なレストランです。
こちらは前菜で頼んだ魚のタルタルをワンタンのコーンに入れアボカドのムースを添えたものです。(180Kドン)





 こちらはホタテにマンゴーソースをかけたものです。(190Kドン)









 こちらがメインディッシュに選んだエビの甘辛焼きです。タマリンドとマンゴ-のソース? (490Kドン)







 主食はウニのハンドカットパスタにフーコックのフラワークラブをガーリックで味付けたものを添え卵黄を乗せたパスタです。(
390Kドン)

フラワークラブは花咲ガニの様な物なのですかね?

少し値は張りましたが、最後の夜を楽しめました。ベトナムはどこで食べても美味しい。

 あっと言う間にフーコック島の滞在が終わってしまいました。
最後の日は午前中は時間が有ったので、朝食前に近くの港へ散歩がてら歩いて行きました。と言ってもホテルの部屋から見えている距離ですが。

写真は港の入り口に立つお寺と灯台です。


 早朝から観光バスが停まって、韓国からの旅行客がたくさん来ていました。

どれだけ足が長く写るか、スマホを上と下を逆にして撮ってみました。









 上の場所からホテル方面に浜辺を歩いて行くと、地元の方が朝食を食べていました。








 この日にクアラルンプールに帰る方たちを見送って、わたし達は近くの屋台にバインミーを食べに行きました。

道路には通勤のバイクが一杯。



 妻は屋台の後ろで子供用の椅子に座って食べてました。20Kドンでした。因みに空港などで食べると100Kドンはします。

 ホテルのバスで空港へ。2時間程前に着いてしまいました。
ところが飛行機は1時間半ほど遅れるそうです。後で見たらメールで連絡が来ていました。カフェのようなところでコーヒーやジュースを飲みながら時間をつぶしました。

写真はチェックインを済ませてゲートに到着した時です。

 フライトは順調で6時に着陸。ホテルの無料送迎を頼んでいたので、スタッフと合流しバス停迄連れて行ってもらいました。

 今夜の宿はIBIS Airport Hotelです。空港からバスで数分のところにあります。

写真のように寝るだけのホテルです。
荷物を置いて夕食に。



 ホテルの隣にあるレストランに行きました。
人気店の様でほぼ満席です
ここの2階席で、このレストランの名物料理を頼みました。







 先ず、ビール。

料理は野菜やお肉の盛り合わせを、自分でアレンジできるたれに着けて食べます。
内容は中華風ベーコン、焼き豆腐、米粉のロール、豚足、イカロール揚げ等と野菜です。


 味に余り変化がないのと、量が多いので2人では食べきれませんでした。

好みは有るかも知れませんが、私個人的には今回初めてのリピ無しだったかも。

因みにこちらがメニューです。
値段は1,500円強なので、こんな物かな。





翌朝5時起きで予約しておいた6時のバスに乗るために15分前にロビーへ。椅子に座って待っていると、後から来た人たちが玄関前に並び始めました。バスが来たので最後に行ったら、何と私たちの席が有りません。何のための予約だったのでしょう。

 結局ホテルがタクシーを呼んで空港まで連れて行ってくれました。初日のタクシーと言い、今回の送迎バスの件と言い、この空港には泣かされました。

ベトナム航空のチェックインでも待たされ、出国管理のカウンターへ行ったら、写真のような長蛇の列。ところがラッキーなことに私たちが並んだ左側に一度に4つカウンターが新たに開きました。要領よく前から数人目になりました。
 保安検査を終えてゲートに行ったら、何とゲート変更で反対側へ逆戻り。
お土産を買っていたらもう搭乗が始まっていました。
朝ごはんはお腹に優しいシーフード粥にしました。



 順調なフライトでクアラルンプール着。MM2Hのカウンターは私達だけでスムーズ。いつも遅れて出て来るオーバーサイズのゴルフバッグも待つことなく出てきました。迎えに来てもらった車で帰宅。丁度1時(ベトナム時間では12時)に帰宅しました。
以上で今回の2度目のフーコック島旅行記を終えたいと思います。

2024年3月30日土曜日

ベトナム 2度目のフーコック島の旅 その2


キスブリッジにかかる夕日

 3日目は3組の夫婦で島内観光。今回お世話になった写真のトゥエン君と言うドライバーに1日案内してもらいました。

 彼には昨年フーコック島を訪れた友達が偶然お世話になり、それ以降今回ご一緒したWさんご夫妻も昨年利用した縁で、今回もかなり前から連絡を取り合い、彼の意見も入れてこの日の旅程を組みました。

新婚ほやほやの彼は、4年ほど日本で働いていた関係で、日本語が流暢とまでは行きませんが、それなりに話すことが出来るのでコミュニケーションには困りません。

今回の旅行では、わたし達の他にもTさんやHさんもそれぞれ異なった日に、利用しました。

 10時にVinpearlでWさん夫妻をピックし、10時半に私たちをピック。先ず近くの胡椒農園に行きました。

大型バスで観光客が来るような人気のスポット?胡椒畑の入り口には売店が有ります。

因みにこの島の名産は胡椒、ヌクマム(魚醤)、そして真珠位です。特にフーコック産ヌクマムは日本のベトナム料理店でも使用しているそうです。

 売店の傍の胡椒畑です。






 こんな風に実が付いています。

ここで粒胡椒や胡椒に香辛料を加えた調味料などをお土産として買いました。







 次に向かったのが山の中の渓流です。シーズンになると現地の人はBBQセットやビールなどを持って来て川遊びを楽しむそうです。

閉まっていたゲートを、トゥエン君が門衛に開けてもらい中に入ることが出来ました。

彼は私達より先に行って写真を撮ってくれるなど、サービス精神旺盛です。




 所が今は乾季。その上、上流のダムが水を止めているので、折角の美しい渓流に水が流れていません。



 本来ここは滝になっているところです。






  ほんの少し水が溜まっているところで記念写真。









 水が無くて良かったかな?結構滑りそう。

この様に1枚岩には色々な模様が残っていて、地質学的に説明はできませんが、長い年月でこのように変化したのでしょう。

片道20分強のトレッキングでした。水の流れている様も見たいものです。





 ここから南下して次の目的地の真珠工場に向かいました。

真珠工場裏のビーチです。ヤシの木が芸術的に曲がっています。

ここで3種類の貝からとれた真珠の違いや取り方の説明を受けました。

お土産に小さな真珠を1個。(1人ずつではなく1グループにです。)

 奥の方には、近くで難破した船から引き上げた中国やベトナムの食器などの陳列や、シャコガイの大きな貝殻から彫り物を作る作業場などが見学できるようになっていました。

階上は写真のような真珠製品などの売り場になっていました。

記念に妻のピアスを買いました。


 陳列棚の中に見つけた置物。

これも売ってるのかな?





 工場の近くに美味しいフォーの店が有るというのでランチに向かいました。ところがこの店が閉まっていた為、ランチは少し後にすることに。

次に向かったのが、SIMというバラ科(?)の植物の種を使いお酒を造る醸造所でした。

写真は正面玄関です。




 これがSIMの花です。

SIMと言うとスマホのカードを思い浮かべてしまいますが、このような可憐な花です。




 こちらがSIMの実です。

熟れたのを少しかじったのですが、甘酸っぱい味がしました。






 この実を発酵させて、このような甕に入れ熟成。

こうしてできたお酒の試飲をしました。アルコール度10度の物と30度の物を飲み比べてみました。個人的には30度の方が強いけど好きです。でも結局買いませんでしたが。

 続いて向かったのは東海岸に立つHo Quoc寺です。漢字では護国寺と書きます。

因みにフーコック島(Phu Quoc)は富国島です。Phu→フー→富。Quoc->コック→国で日本語と近い発音です。

護国寺の護は中国語ではhu(フ)です。おそらくHo QuocやPhu Quocなどのベトナム語は、中国南部の発音から着ているのでしょう(?)

ランドマーク(?)の巨大な観音像で、海を向いて立っています。

 観音像の下あたりから本殿方向を見た風景です。

奥の方に海が見えています。

なかなか立派なお寺でした。



 こちらは下から見上げた写真です。

お腹が空いて無ければ、もう少しゆっくりしても良かったのですが空腹には耐えられず、遅いランチを兼ねて、東海岸で最も美しくて有名なサオビーチに向かいました。



 上のお寺から車で20分弱で到着です。

西海岸とは違い砂が白くて細かいので、裸足で歩くととても気持ち良かったです。

波が強いので泳いでいる人はいませんでした。

アップにすると分かりますが、遠くに本土からこの島に供給されている電力の送電線の支柱が見えます。

 もう2時半です。

ここで遅いランチとビール。





 海鮮かた焼きそばや普通の焼きそば、カニチャーハンにイカ焼き、そしてつまみのポテトフライ。勿論私は冷えたビールを。





 こちらはイカ焼きです。想像していた大きなイカを焼いたのではなく、小ぶりのイカでした。

これで1人180Kドン、約1,100円位でした。




 このレストランの奥にはハンモックがずらーッと並んでいます。

時間が有れば日陰のハンモックでまったりするのも有かな?

 1時間半ほどいて出発。最後にビーチのブランコで女性3人記念写真。


 次に向かったのはベトナム戦争時代に使用された捕虜収容所跡です。

幾重にも鉄条網で囲われています。

犬や衛兵などの模型も置かれていて、脱走の難しさを表現していました。



 収容所の入り口近くの広場に置かれた、捕虜を監禁するための有刺鉄線の箱です。

この辺りから、早々と女性陣は引き気味でした。

先ほどまでの美しいビーチのイメージが消え去りそうです。

この他にもぎっしり捕虜が詰め込まれたコンテナも。

暗闇と暑さによる一種の拷問です。



 敷地内に数棟のバラックが並んでいます。

その幾つかには様々な拷問の風景を模した人形が置かれています。

人間がここまで残酷になれるかと思うとゾッとします。

ベトナム人が同じベトナム人を拷問し、それをアメリカ兵が強要している構造を主張しているかの様でした。




 耐えかねた捕虜たちが、トイレ当番を利用して、脱走用のトンネルを掘り、掘り出した土を糞尿と混ぜて監視兵に分からないように捨てたそうです。




 こうして、幾人かは鉄条網の外へ逃げたそうです。

私達も一時でも早く、この惨めな場所から逃げ出したくなりました。

そろそろ日没が近づいています。

ここから最後の目的地のサンセット・タウンに向かいました。




 ここも前日のVinpearlの町と同じで素敵な街並みが作られているのですが、ほぼゴースト・タウン状態でした。







 こちらは前日ゴルフに行く途中で写したVinpearlの町並みです。

どちらもほとんど人影がないし、テナントが入っている様子は有りませんでした。





 町並みはさておき、先ず世界一長いケーブルカー(第1回のフーコック旅行で紹介済み)の始発点近くの高台から夕日を眺めました。

夕日の映える海面には多くの漁船が夜の漁への準備中(?)



 頭の上をケーブルカーが通っています。

この後すぐに営業時間が終了になり、止まってしまいました。






 ここからビーチへ向かいます。

目的は6時から始まるモーターボートショーを観ることと、9時から始まるウォーターショーそれに続く花火を鑑賞することです。

奥に見えるのがキス・ブリッジです。中央が繋がってなく、橋の両側から恋人たちが近づき唇を合わすための設計らしいです。

 この橋の左手にウォーターショーの会場になるステージがありますが、結構高額な入場料が必要なのと歩いて行ける距離ではないので、わたし達は外から観ることにしました。

ビーチに立つお寺風の舞台セット(?)の屋根にかかる夕日です。



 モーターボートショーが始まりました。

巻頭の写真はこの時に撮ったものです。








 こんなショーもありました。













 次のショー迄時間が有るので、夕食がてら近くのナイトマーケットへ行きました。

こちらのマーケットは、わたし達が宿泊しているホテル近くのマーケットは違い、新しく洗練されたお店が軒を連ねていました。


 暗くなると沖には緑の集魚灯を灯した漁船が水平線を埋め尽くします。

3時過ぎにランチを終えたばかりなので、この夜はビールとスナックを頂きました。



 マーケットの通りでは大道芸も。

この通りにはマレーシアで良く行っているソフトクリームの有名なMixueも有り、女性陣は早速購入。マレーシアでは2リンギット(約60円)、こちらでは10Kドン(約60円)でほぼ同額。因みに日本では150円。

 ショーの時間が近づいてきたので、海岸沿いに歩いてビーチに向かいました。

写真は途中に有った砲台です。中央に写っている赤い照明がされているところがウオーターショーのステージです。


 ビーチの上の時計台。この町のシンボルです。
ケーブルカーの発着ビルを出たところからも良く見えます。




 9時からショーが始まりました。ビーチにいたのでは良く見えないので上の道迄戻りました。

前夜、Grand Worldで見たものと同じようなショーなのでしょうが、この横からの位置では今一ピンときませんでした。

 このショーが丁度9時半に終わった途端に耳をつんざくような轟音と共に花火の開始です。

写真ではお伝え出来ませんが、派手さ、大きさ、近さ、色どり、音、迫力のお祭りです。妻に言わせれば顔が暑く感じるほどの近さではじける花火だったそうです。

5分間、たったの5分間ですが、もっと長く感じました。
皆大感激のこの日の島内観光のフィナーレでした。

ここから30分かけてSeashells, さらに30分かけてVinpearlにそれぞれ戻りました。トゥエン君、ありがとう。


その3では翌日からクアラルンプール到着前までをお伝えします。