| ホテル・ウズベキスタンを背景にしたティムール広場のティムール像 |
今回はサマルカンドからタシケントそしてタシケント空港からクアラルンプールに向かうまでをお伝えします。
写真はサマルカンド駅の正面入り口です。
2日前にこの階段の辺りでメモ帳を失くしてしまいました。
ここに到着した時に10分ほど遅れていたので、この日も少し遅れることを予測。
到着も多分23時は過ぎると考えられたので、構内で軽食とコーヒーを買って簡単な夕食とすることにしました。
写真の左手奥が改札口です。
18:45頃改札。ホームに向かいいていたら日本語で「バッグが開いてますよ。」と注意されました。切符を出して締め忘れていたようです。
大きなバッグを担いだ若い日本人の女性でした。列車を待つ間、楽しいお喋り。陽気な学生さんでウィーン(?)に留学していて、日本へ帰国した後タジキスタン、ウズベクスタン経由で留学先に帰る途中でした。(陽気だったのはワインの試飲で10杯も呑んだ為?)
何と実家は私達夫婦の家と同じ市内とのこと。この日はタシケントに到着後空港に直行して午前2時ごろの便でウィーンに向かうそうです。
1人でタジキスタンから夜行列車でサマルカンド迄来る行動力に驚きました。
予想していたように20分遅れで列車が到着。2日前に乗ってきた列車とタイプが異なっていました。
乗車した車両が違ったので彼女とはここでお別れでした。無事留学先に戻れたことを願っています。
23:10です。
今回は問題なくドライバーさんを見つけホテルへ。
まだ新しいのか部屋は清潔で機能的。
予約時の料金はUS98.1。支払い時は現地通貨で1315kスム、約16,700円でした。
少し高いですが、その価値は有りました。
夜遅くのチェックインだったにもかかわらず、スタッフの対応も非常に良かった。
写真は食堂です。
チェックイン時に翌朝の朝食のメインディッシュを選びます。
1人一つかと思ったら幾つでもいいとのこと。
私はオムレツと蕎麦の実の入ったお粥。
オムレツとお粥だけかと思っていたのですが、副菜がたっぷりありました。
特にバターの隣にオープンサンド用のイクラが有ったのにはびっくり。こんな砂漠だらけの国でイクラが食せるとは。
どれもとても美味しかったです。今回の旅行中最高の朝食でした。
今日のタシケントの市内観光ツアーは12時からなので、それまでの間少し部屋でまったりした後、荷造りをして2人だけでティムール広場に行ってみることにしました。
12,000スム、約150円。15分ぐらいで広場の外周道路で降ろされました。
ところが歩道に出るには高い柵を越えるか、100m先の交差点まで行くかしかありませんでした。もう少し考えて停めてくれないかな。
写真は柵の向こう側にある街路樹の一本。
丸くて大きな実が付いていました。
調べてみたらクワ科のアメリカハリグアという木とその実です。食用にはなりません。
しかし何故アメリカ中南部原産の木が、ここウズベキスタンで街路樹として植えられているのでしょうか。
奥の方に馬に跨るティムールの像とホテル・ウズベキスタンが見えました。
平日の午前中の為か、余り人は多くいなかったので、ゆっくり朝食後の散歩を楽しみました。
シャフリサーブスの立像、サマルカンドの座像、そしてここタシケントの騎乗した像です。
ロシア時代はここにはスターリンの像が置かれ、この広場は革命広場と呼ばれていたそうです。
1991年に独立してから、ここはティムール広場になりました。
写真はこの広場に多く見られる樹木で、写真の様な実をつけています。
この木は西洋トチノキで別名マロニエです。
シャンゼリゼの並木で有名ですね。
実は栗の様ですが、治療薬として使用されるぐらいで食用にはなりません。
フランス語でマロンです。マロン=栗と思いますが、我々が食べる栗はフランス語ではシャテニイェです。
クリ科でもなく、トチノキ科なので栃の実に近い。日本の栃の実の殻には写真の様なとげは有りませんが。
この通りは歩行者のみでした。
何台かで卓球を楽しんでいる人たちもいました。
11時15分を過ぎたのでホテルに帰ることに。
近くの車の通る道路まで行きYandexGoで配車依頼。復路も同額でした。
12時にガイドのホモレさんとドライバーのファイズさんが迎えに来てくれました。
スーツケースを積んで出発。
残念なことにこの日は見学を予定していた2大スポットの国立美術館と国立博物館の両方が休館。何という事でしょう。
そこで次に予定していたタシケント最大のショップ・バザールへ向かいました。
上の写真のように青いドームが特徴です。
入口でこの日お世話になったガイドのホモレさんと記念写真。ウズベキスタン美人ですね。
卵や米を売っています。
他にも肉を取り扱っている店舗なども有りました。
2階建てです。
ナッツを捜していたので、2階へ上がりました。この様なお店がぎっしり並んでいます。
ここではレーズンを買いました。
奥から箱を出してきて封を切って試食させてくれました。
大粒で美味しい。ピーカンナッツと併せて食べるのがこちら風だそうです。
マレーシアの友達にも好評でした。
外に出ると写真の様の小さな果実を売っていました。
試しに買ってみました。カップ一杯で2,000スム、約25円。有料トイレより安い。
ドゥラナと言う実だそうです。調べたらサンザシの一種でした。
味は柿と洋梨をミックスしたような味と食感でした。
この近くでは荷車でナンを売っていました。
サマルカンドの物と比べると少し小さいかな。
こちらはサイズが色々。上と比べるとこちらの方が美味しそう。
余談ですが、ガイドのホモレさんはヒジャブを被っていますが、ウズベキスタンでは個人の自由に任されているそうです。
国際会議の様な公式の場にはなるべく被らないことが奨励されているそうです。一説にはこの周りのスタンが付く国の中でアフガニスタンのイメージが良くないので、同じイメージを受けることを避けるためだとか。
1977年に中央アジアで初めて営業した地下鉄です。
現在4路線有りますが、赤の一部と黄色は高架だそうです。
青:ウズベキスタン線
赤:チランザル線
緑:ユーヌサバット線
黄:イエルウスティ・ハルカ線(最も新しい)
上の路線図は全体図なので、中心だけをアップにしてみました。
チョルスバザール駅は青の左上から3つ目のChorsuと書かれたところです。
入る時だけ必要です。
満員だと手首がちょっと怖い?
私達が乗った車両です。これは新型車。後ほど旧車両にも乗りました。
満員でなくてホットしました。これなら手首は大丈夫。
途中2つ目のアリシェール・ナヴォイ駅に停まった時に写したホームの壁画です。
アリシェール・ナヴォイは15世紀の詩人です。
壁には彼の詞をモチーフにした絵が多数飾られています。
この詩人の名前を冠したオペラ劇場は後ほどご紹介します。
この駅にはウルグ・ベク時代の天体観測からソ連時代の宇宙開発までの宇宙をモチーフにしたレリーフが壁を飾っています。
その他にも、ウルグ・ベクやガガーリンそして世界初の女性飛行士等のレリーフがあります。
今度は旧型車でした。
前出の天井の一部を拡大して見ました。
まるでモスクの天井の様です。
ここにもナヴォイの詞をモチーフにしたレリーフが飾られています。
こちらのパフタコール駅はサッカーの日本チームなどがウズベキスタンと対戦する時の様な国際試合に使用されるパフタコール・スタジアムの最寄り駅です。
スタジアムは日本の国立競技場の様なイメージです。
階段の上には聖火ランナーをモチーフにした絵がタイルで描かれています。
如何にもウズベキスタンという感じです。
柱はウズベキスタン中部で産出された大理石。天井の星形照明が印象的です。
今の駅名は独立後の1993年に解明されたものです。以前は「10月革命」そして「独立広場」と変わって来たそうです。
ホテル・ウズベキスタンの近くです。
レンタサイクルが有り観光客は助かりますね。ただ外国人はアプリが使えないのかな。
この写真の建物はウズベキスタン法科大学です。スーツ姿の学生さんたち?それともサラリーマン?
右手の地下通路がティムール広場に行くための地下道です。この日の朝私達が使った通路です。
大盛況です。
どちらも並んで待つ状態。
皆さん手軽にできるスポーツを楽しんでいるようです。
中にはひき肉と御飯が入っているのでボリュームたっぷりでした。
この後ナヴォイ・オペラ劇場、プロフ・センター、国立応用博物館、そしてマジック・シティ、空港へと回りますが、そちらは後編でお伝えします。






















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