|
フィリップ島ノビーズ・センターでの夕日 |
メルボルンに来て3日目です。この日の予定はTさんご夫妻とは別行動で、ヤラ川南側の散策とフィリップ島でのペンギンパレードツアーです。
ホテルのロビーのカフェで買って来たサンドイッチとコーヒーなどで朝食をすまし、10時を待ってダイソーに向かいました。
と言うのも、クアラルンプールの空港ラウンジで休んでいるときに老眼鏡を置いてきてしまいました。
ダイソーで買うことを思いつき、捜したところフリンダーズ駅の真ん前のビルに入っていることが分かりました。
眼鏡は有ったのですが、100円ショップが100円じゃない。
クアラルンプールでも200円近くにはなるのですがこちらではA$3.3つまり約300円でした。
有っただけ良かったと言う事で購入。
写真はフリンダーズ駅前の信号機ですが、3セットで一つの信号になっていました。
この場合、車の直進が青でGo、Uターンは赤でStopです。Tはトラムの信号でトラムは青でGoです。
この日の天気予報は曇りのち雨でしたが、この時間帯は青空でした。
上の写真を奥の方に向かって歩き、駅の向こうを右折すると左側がフェデレーションスクエアです。
この後ろ側には国立美術館(NGV)などが有ります。私たちは行きませんでしたが、後で紹介する国立ビクトリア美術館(NGV)と展示物のテーマが違っているようです。こちらも行ってみたかった。
因みにどちらの美術館も入場は無料です。
前の道路を左に向かうとヤラ川を渡る橋に出ます。
停車中のトラムの向こうにサウスバンクのビル群が望めます。
トラムはこの橋を渡ると有料になります。
道路を渡って駅側に戻り、橋のたもとを下に降りるとヤラ川の川沿いの散策路に出ます。
写真は橋の上から撮ったものです。午前中の目的の一つは写真中央の高層ビルにある展望台から市内を一望することです。
河岸から対岸を見ました。
川は右手から左手に流れています。右が西で左が東です。
これから右手の橋を渡ってサウスバンクに行きます。
橋の上から上流方面を見るとメルボルンパーク方面が見えます。
ここは南半球で最初のオリンピックが開催されたときのメイン会場でした。
最も大きいのは10万人収容するクリケットスタジアムです。その横にテニスの全豪オープンが開催されるテニス・センターがあります。
展望台に行くために92階建てのユーレカ・タワーに向かいました。
ところがなんとオープンが12時からとのこと。そんなこと聞いてなかったのですが。
まだ1時間も有ったので一応オンラインでチケットを購入し、美術館に行ってみることにしました。
こちらから行くと道路の工事中が有ったりして、結果的に駐車場から入ることになりました。
コンプレックス・シアターの横を通って階上に上がり、外に出てみるとそこは写真のThe Arts Centreでした。
目指す国立ビクトリア美術館(NGV)はこの隣です。
こちらが正面玄関です。
プラタナスの並木が涼しい風に揺れていて、入り口から既に落ち着いた景観でした。
こちらはホールに置かれた像。
向こうの窓には水が流れていて、外からこの像は水滴越しに見ることになります。
この左手にクロークが有り、手荷物は預けることになっています。
4階分の展示場が有り、カテゴリー別になっています。
日本の部屋もあるのですが、この日は展示物の入れ替え中の為クローズでした。それでも何点か日本の江戸から明治にかけての衣服や、漆器等が展示されていました。
写真は江戸時代の生地の標本です。
こちらは明治時代の浴衣です。
館内はとても広く、14時のツアー出発時刻までにホテルに帰らないといけない私達には全てを見て回る余裕はありませんでした。
駆け足で各階を回り、後ろ髪を引かれながらNGVを後にしました。
12時にユーレカ・タワーに到着。既に入館が始まっていました。
エレベーターに乗る前にジオラマで大体の町並みを確かめました。
エレベーターで88階に上がりました。
先ずこれは南南西の景観です。中央の湖の周りがこの週末の一大イベントF1の会場です。
今回メルボルンのホテル代が高かったのは、このF1とイースターの影響が有ったようです。
こちらはタワーから北西方面を見たところです。メルボルン市街地の西の半分が写っています。
私達の泊まったホテルや空港からのバスが到着したサウザンクロス駅などを上から見ることが出来ました。
こちらは東半分です。
Tさんご夫妻の宿泊していたホテルはこのビル群の中にあります。
また王立展示館やミュージアムはビル群の向こうにあるはずですがビルに隠れて見ることはできませんでした。
こちらは真下に見えるフリンダーズ駅です。
先ほど訪れたアーツ・センターやNGV、メルボルン・パークが良く見えます。
ヤラ川の右手の緑地はクイーン・ビクトリア・ガーデンです。
30分ほどここで時間を過ごしてしまいました。
この後川沿いでランチをすることに。地上階のレストランはどこも満員状態。
やむなく階上に上がってやっと1軒空いているレストランを見つけました。
写真はレストランから川の北側を見たところです。
これがこの日のランチ。量が多いのが分かっているので、1皿を2人でシェアしました。
私はこれにビール。既に時間は午後1時を回っていました。
橋を渡って、フリンダーズ駅の下を通っている通路を抜けたところがこの日の朝下車したトラムのステーションです。
そこからトラムに乗り、ホテルに帰りました。
何とか午後2時の集合時間に間に合いました。
この日のツアーは前日と違い、少し割高ですが日本語ツアーに参加しました。ペンギンパレードツアーは多くのツアー会社が出していて、ルート(途中で観光していく所)、食事の有無、ペンギンパレードを見る席(一般席、プレミアム席、アンダ―グランド席)などの違いで値段が異なります。プラス日本語でさらに上乗せが。
ガイドブックによると日本語ツアーは3社が紹介されていたのですが、私たちはミスター・ジョン・ツアーズの物を選びました。
集合場所に待っていた車にジョンさんがいました。運転も彼がします。
この日は私達と4人家族の2組だけとのこと。待つこと数分、そのご家族とこの日のアシスタントの女性が到着。
午後2時20分ごろ出発。車はメルボルンパークの横を走り高速道路に。この道路を南下しました。
この道中ジョンさんは喋り通し。関西弁なのか何弁なのか分からないなまりで、ダジャレの連発。
私も嫌いじゃないので、最初は合わせていましたが、アシスタントの方がいなかったら相当疲れたかも。例えば、4月にメルボルンで国際お笑い大会の様な物が開催されていて、日本からジャル・ジャルが参加すると言う話が出たら、即ANA・ANAじゃないよと突っ込むとか。
そのうち小学校低学年の男の子もダジャレ大会(?)に加わって楽しいドライブとなりました。
途中から雨が本格的になってきました。
心配していましたが、1時間半ほどで最初の目的地のMaru動物園に到着したころ雨が止んでくれました。
これが私たちの乗って来た車です。
ここは動物園と言ってもこじんまりとした触れ合い動物園のような感じです。
動物はすべてオーストラリアに棲息する動物だけです。
先ず入り口のショップを入ったところに写真のタスマニアン・デビルがいました。眠いのか2匹が丸まっていました。
こちらも檻に入ったままのディンゴです。秋田犬の様でした。ディンゴは後でシドニーの動物園でも見ることが出来ました。
ここでこの流れとは関係ありませんが、ジョンさんから出されたペンギンクイズの一つ。
Q1:ペンギンの種類は幾つ?
①5 ②10 ③12 ④18
答えは最後に紹介します。
エミューに餌をやっているところです。
ここではエミュー、カンガルー、ワラビーなどに餌をやることが出来ます。
クイズ2問目です。見にくいかも知れませんがあと3問出します。答えを考えてみてください。
Q2:リトル・ペンギンの平均身長は?
①22㎝ ②33㎝ ③50㎝ ④75㎝餌を求めてワラビーの大接近です。近!
Q3:リトル・ペンギンの平均寿命は?
①3.5年 ②5.5年 ③12.5年
④17.5年
この動物園ご自慢(?)の白カンガルー。
餌をやると手を握って上手に食べます。
食べた後もおねだりをしているのか妻の手をなかなか離しません。
Q4:リトル・ペンギンの平均体重は?
①0.5㎏ ②1㎏ ③2㎏ ④2.5㎏
最後はコアラです。3頭いましたが、他の2頭は寝ていました。
この他にもカンガルーは勿論のこと、火喰い鳥や何種類かの珍しい鳥類もいました。
子供たちは動物と触れ合えるので、大喜びでした。
あっという間に30分以上が経ってしまい、午後5時に閉まってしまうチョコレート工場に急ぎました。
Q5:フィリップ島で最も危険なペンギンの天敵は?
①犬 ②狐 ③猫 ④アザラシ
入り口にある、チョコレートで作ったペンギンです。作られてからもう6年たっているそうですが、ガラスケースの中の気温を調整して溶けない異様にしているそうです。
本物の写真を撮ることはできなかったので、この夜見ることになっているペンギンを想像してみてください。
ここでチョコレートのソフトクリームとホットチョコレートを。甘すぎずとても美味しく頂きました。
タスマニアとの間のバス海峡から打ち寄せる荒波です。ここもサーファーには人気が有るそうです。
ペンギンを見る前に先ず腹ごしらえ。巨大なコアラが目印のRusty Waterと言うレストランで夕食です。
写真の奥の方はコアラ保護区になっているそうですが、時々そこから出て来たコアラが車に引かれるそうです。
なのでこの辺りは制限速度60㎞で取り締まりが結構厳しいとか。
この日の夕食。スモークサーモンのサラダにフィッシュ&チップス、それにこのレストランで作っているビール。
これでA$65(約6000円)でした。やっぱり高い。でもおいしかったです。
午後6時半に出発。フィリップ島の西南端のノビーズ・センターに向かいました。
途中自動車やバイクレース用のサーキットが有りました。
一度ペンギンパレードの入り口を通過してさらに西へ。この辺りから野生のワラビーや鵞鳥が沢山見られました。
ノビーズ・センタ―に着くころには太陽がグングンと水平線上に近づいていました。
写真の木道を歩いて行くと、周囲に沢山の木箱が有ります。
自然の巣もあちこちにあるのですが、ペンギンの子が風雨を避けるためにこららの木箱を設置しているそうです。
何十個もある木箱の一つにやっとペンギンの子を見つけました。日が落ちて親鳥が帰ってくるまで、こうして待っています。
それにしても海岸からの急な崖をどうやってまた何時間かけてここまで上がって来るのでしょうか。それも毎日です。
ペンギンの巣箱の近くにいた野生のワラビーです。
ここへ来る道沿いに車に跳ねられたワラビーの死骸を3つ程見ました。痛ましいことですが、一方ではワラビーが増えすぎて被害も出ているのでいづれ調整されるかも知れないそうです。
太陽も沈み始めたのでいよいよペンギンパレードを見にサマーランド・ビーチに向かいました。
写真は途中の展望台から丁度夕日が沈むところを撮ったものです。
午後7時半、リトルペンギン・ウオッチング・ビジター・センターに入館しました。
館内は広く、リトルペンギンを紹介した色々な展示物やレストラン、お土産のショップが有ります。トイレも大人数の観光客用に十分足りそうでした。
一度この建物を出て浜辺に向かうとペンギン保護の為いっさい写真は撮れません。
木道を歩いて行くと途中からプレミアム席と一般席の分岐場所が有り、係員がチケットのチェックをしていました。
以前ガイドはそのお客と同じ席に行けたそうですが、今はガイドもプレミアムのチケットが必要と言われ、私達と同じくプレミアムで来られた同行のご家族だけでプレミアム席に向かいました。
途中既に続々とペンギンたちが木道に沿った道や、丘の方に向かう坂道を登っていました。
プレミアム席では100人ぐらいが階段状のテラスに座って海から上がって来るペンギンを身近に見られます。
もっと良い席はアンダーグランド席でそのテラスの下の半地下に観覧席が有り、目の高さをペンギンが歩いて行くのが見えます。時々ペンギンが列から外れ、アンダーグランドにいるお客をガラス越しに覗いて行っていました。
妻は寒いのでジョンさんが用意してくれた毛布を被って見学しました。
海から20~30匹のペンギンが10分毎ぐらいに上げ潮と共に浜辺に上がってきます。少し上がったところが集合場所になっているのか、そこにかたまり待機し、何らかのきっかっけで坂道を登り始めます。
テラス席からは全体が見えますが、それほど間近に見えるわけではないので、私たちは木道に戻りそこから見ることにしました。
腹いっぱい魚をため込んだペンギンや、失敗したのかほっそりしたペンギンがよちよち歩いて行く姿はけなげで微笑ましい限りです。
写真をお見せできないのが残念です。あちらこちらの草むらではペンギンの子供たちが巣から出てピーピー親を呼んでいます。果たして全員に餌はいきわたるのでしょうか。
1時間ほど寒さと闘いながら、見ていましたが妻などはもっと見ていたそうでした。
午後8時半にセンターに戻ってきました。しばらくして入り口付近にあるカウンターが今日のペンギンの数を表示しました。昨日より50匹ぐらい少なかったようですが、それでも1500匹以上のペンギンがこの時間に戻ってきたことになります。
何時間か掛けて子供の所に戻り、餌をやり、また明日朝漁に出かけます。何処も子育ては大変ですね。
今日の予定はこれで全て終了。午後9時にセンターを出て帰路に着きました。ジョンさんの人柄とアシスタントのサポート、そして素晴らしいご家族とご一緒したことで、本当に楽しいツアーになりました。1時間50分後の午後10時50分にホテル到着です。
さてここでクイズの正解です。
Q1:ペンギンの種類は幾つ?
①5 ②10 ③12 ④18 正解は④の18種類です。
Q2:リトル・ペンギンの平均身長は?
①22㎝ ②33㎝ ③50㎝ ④75㎝ 正解は②の33㎝です。小さいですね。
Q3:リトル・ペンギンの平均寿命は?
①3.5年 ②5.5年 ③12.5年 ④17.5年 正解は②の5.5年です。
Q4:リトル・ペンギンの平均体重は?
①0.5㎏ ②1㎏ ③2㎏ ④2.5㎏ 正解は②の1㎏です。軽い!
Q5:フィリップ島で最も危険なペンギンの天敵は?
①犬 ②狐 ③猫 ④アザラシ 正解は②の狐だそうです。
何問正解できましたか?少しはリトルペンギンについて理解できましたか?
これでメルボルン編は終了し、次回からはシドニー編となります。
次回をお楽しみに。
0 件のコメント:
コメントを投稿