2023年4月23日日曜日

オーストラリア と 南太平洋クルーズの旅 その1-メルボルンへ

 


今回は24日間という長い旅行でした。本来の目的は、友人のTさんご夫妻と南太平洋のニューカレドニア、フィジー、トンガ、バヌアツへのクルージングでした。このクルージングの出港・帰港地がシドニーと言う事で、メルボルンとシドニーの観光も加えた為このような長い旅行になりました。

日程は下のように組みました。

3月28日 クアラルンプールからメルボルンへ。

3月29日~4月1日 メルボルンとその周辺の観光

4月1日  シドニーへ

4月1日~4月6日  シドニーとその周辺の観光

4月6日~4月19日 クルージング

4月19日 シドニーからシンガポールへ

4月20日 シンガポールからクアラルンプールへ 

先ず今回はメルボルン観光の紹介をしたいと思います。

3月28日にクアラルンプール発午後5時のマレーシア航空MH613でシンガポールへ。

2時間ほどの乗り換え時間待ちをカンタスのラウンジで。さすがオーストラリア、ワインが充実していました。オーバーナイト・フライトなので睡眠薬代わりにしっかりワインをお腹に入れて午後8時15分発のカンタス航空QF36でメルボルンに向かいました。


開けて3月29日の早朝6時20分ごろ着陸。10時間要しているように見えますが、オーストラリアは4月1日迄は夏時間。6時20分現地タイムはマイナス3時間の午前3時20分シンガポールタイムなので実質は7時間で着いたことになります。空港で1万円をA$99の非常に悪いレートで交換。因みにクレジットカードでの買い物はA$1が89~90円なので1万円が約A$110位でした。現金への両替は極力少なくした方が良い様です。

空港からはクレジットカードの保険を有効にするために、Sky Busの乗車券を自動発券機で各自のクレジットカードを使い購入。A$22(今後の日本円表記は約100円/A$1で換算します。)約30分でサザンクロス(南十字星)駅のバスターミナルに到着。天候は雨。暑いクアラルンプールから来た身には応える寒さでした。

今日からの宿はセントリック・ハイアット。この駅から2ブロック南に行った所にあります。タクシーで行く距離でもないので雨の中を大きなスーツケースを引っ張って歩く事15分、何とかホテルに到着です。

まだ午前8時過ぎなので、チェックインしても部屋には入れないと思っていましたが、何とすぐにルームキーをもらえました。

15階の西向きの部屋でした。窓からは右手に先ほどバスを降りたサザンクロス駅が見えます。

荷物を開いて片づけ少しまったりした後、厚手の衣類に着替えて10時過ぎに外出しました。

フロントでトラムの駅の場所を尋ねたら、ホテルのどっちに行っても駅が有るとのことなので、ホテルを出て右手に行ってみました。歩いて3分ぐらいの所に写真の駅が有りました。シティ・サークル・トラムの1番ステーションです。

市内の交通機関で使えるスイカのようなMykiカードを購入しようと思いましたが、フリーゾーンを出ることは無いと考え購入しませんでした。




メルボルンのトラムは非常に便利。行き先さえきちんと把握していれば無料で結構動き回れます。

写真の左の路線図中、中央の四角く色が変わっているところがトラムのフリーゾーンです。シティ・サークルのみでなく、このゾーンの中ならどのラインに乗っても無料です。

丁度来たトラムでフリンダース・ステーションへ。

この駅はサザンクロス駅と共にメルボルンの主要駅です。ここから北側が町の中心地になります。

またこの南側はヤラ川が流れていて、その南がサウスバンク地区で、どんどん開発されています。

雨なので傘はさしていますが、濡れたくないので今日はアーケード巡りを先にすることにしました。

先ずブロックアーケードを目指します。

ウィンドウ・ショッピングをしながらアーケードを抜けたところにカフェが並んでいました。とりあえずブランチを取ることにし、お店を物色しました。




混んでいる店、空いている店、色々ありましたが結局呼び込みに負けてこの店にしました。








頼んだのはこの写真の2点。エッグ・ベネディクトとマッシュド アボ オン トースト。

量が多くとても食べきれませんでした。これでA$57。5,700円です。これがオーストラリアでは普通の朝食メニューなのでしょうか。日本が貧乏国になったのを痛感しました。

ここから有名なロイヤルアーケードへ。



このアーケードの時計は、2つの像、GogとMagogが時間に合わせて鐘を打つのが有名です。

私たちは11時に合わせて見に行ったので11回鐘を打つのを見ましたが、午後1時に行ったTさん夫妻は1回だけだったので物足りなかったそうです。 それでなくても打ち方や音も結構地味なので。

アーケードを抜けビクトリア州立図書館へ向かいました。何故か道を迷い裏口から入ったので最も有名な部屋を見落とすところでした。
写真がメルボルン・セントラル側の正面玄関です。





ここを入って真っ直ぐ中に入るとメインのリーディング・ルームです。

高いドーム型の天井に目を奪われます。本を読むだけではなくパソコンの作業もできるようになっています。

サイドに見える各階にも書籍棚が並んでいます。







この図書館が世界でも有数の美しい図書館として挙げられている理由の一つは、この整然としたデザインによるものかも。

エレベーター又は階段で4階に上がったところから眺めたものです。

正面入り口に戻ると、何とT夫妻に遭遇。泊っているホテルも、観光に出た時間も、そのルートも全く違っているのに何という偶然。
これから食事に行くと言われるのでここでお別れしました。


この図書館と道路を挟んだ西側にあるのが旧メルボルン監獄です。

ガイドブックによるとオーストラリア版ビリー・ザ・キッドのネッド・ケリーが処刑されたのもここだそうです。

中に入って見学できるらしいのですが、私たちはパスして、トラムで世界遺産の王立展示館に向かいました。

王立展示館と共に世界遺産に登録されている、美しい庭園のカールトン・ガーデンズ側から入る予定でしたが、何とこの日から国際フラワーショーが行われていて、庭園を抜けるにはフラワーショーの会場を通るので入場料が余分に掛かります。(A$10→A$29)
このショーには興味はなかったので、入場料を節約するために東側に回り込み写真に写っている方から入りました。
写真は展示館と世界遺産登録記念碑です。

こちらが東門です。結局この建物の中もフラワーショーで利用されているので、フラワーショーの入場券が無いと入れなくなっていました。

運悪し。

外観を見たと言う事で納得し、隣のメルボルン博物館へ。


中は思っていたより広大。写真のように近代的な建物です。

中は2階建てになっていて、それぞれの展示物のテーマ毎に見て回れるようになっています。
こちらの入場料はA$15でした。

また世界最大規模のIMAX劇場が併設されていて、こちらの方も結構人気な様でした。

オーストラリア誕生の歴史やダイナソー展も行われていました。

おもしろかったのは地球儀が6つほど置かれていて、それぞれ年代別になっています。

1億年後(100万年後だったかな?)にはハワイが日本とくっついていました。



そこから南に降りてセント・パトリックス大聖堂へ向かいました。

博物館の中を歩きすぎて足がつってきました。

写真は西側から見た大聖堂です。




色々入り口が有るのですが、私たちは上の写真の一段と高い先頭の真下あたりから入りました。

突き当りの祭壇に巨大なパイプオルガンが。

天井は高く荘厳で、言葉が出ません。








両側には美しく絵が描かれたステンドグラスの窓が整然と並んでいました。









この様に小部屋になっています。










こちらが正面から入った先にある祭壇です。

今何世紀?って考えてしまいました。








こちらが一番巨大で美しいステンドグラスです。












この角度からの外観は西から見たフラットな絵より建物の構造が良くわかります。

この日常とかけ離れた空間でしばらくゆっくりしたので、足のつっていたのもよくなりました。





ここから少し南にオールド・トレジャリー(旧財務省)が有ります。

こちらでの業務は行われていないのか、丁度結婚パーティーが終わったかのような団体が出てきました。
きっとこの由緒正しき建物は色々なイベントに利用されているのでしょう。



次の目的地のビクトリア州議事堂を捜していると、近くの公園でまたT夫妻に遭遇。こんなことってあるのかな。それともメルボルン市街は狭い?しばらく立ち話をしてお互いに逆向きに行動していることが判明。またここで東と西に分かれ、彼らはセント・パトリックス大聖堂へ。私たちはフリンダース駅周辺に戻ることに。

因みに州議事堂は一部工事中でした。入ることはできるのですが、見学ツアーが丁度満員になって次は1時間後と言うのでパスしました。
トラムに乗ってHosier Laneへ。




ここは壁画が許された通り。
写真のようにぎっしりと絵が描かれています。
帰宅して録画でみた「旅サラダ」と言う番組で、丁度メルボルンを紹介していました。
旅サラダ・ガールでイラストレーターの女性が書かれている絵を上書きして、自分の絵を残したのですが、数日後には自分の絵も上書きされてしまったそうです。
どんどん新しくなっているんですね。

こんな大きな絵も。

どこかに小さなバンクシーの絵もあると言う事を後で知りました。

知っていたら捜してみたのに。残念。





この通りの隣にセントポールズ大聖堂が有ります。町の真ん中にある教会です。

写真はフリンダース駅前から写したものです。その大聖堂の左側にタウンホールが有ります。





この大聖堂はセント・パトリックス大聖堂と共にメルボルン3大ゴシック建築に選ばれています。

写真はメインの祭壇です。










上の写真の祭壇の右側にある巨大なパイプオルガンです。









ステンドグラスも素晴らしい。














セント・ポール大聖堂側から見たフリンダース駅です。
メルボルンと言えば必ず出て来る名所です。
メルボルン市内観光はここを起点にしてどこにでも行けます。
駅の後ろに見える高層ビルディングはヤラ側の南、サウスバンクにあるユーレカ・タワーです。88階に展望台が有ります。


トラムに乗ってホテルに帰りました。

写真はトラムの車内です。タダで乗っていいの?て感じです。







この夜は食べに出かけるのも面倒なのでホテルの最上階にあるレストランに行きました。

この料理が出てくるまで40分も待たされました。

オーダーしてすぐ出て来たビールは気が抜けてしまった。
(まだこの時は1人1菜頼んでいたので食べきれませんでした。)





朝、雨が降っていたのがウソのような夕景です。

明日はTさんご夫妻と一緒にグレート・オーシャン・ロードツアーに参加します。

次号をお楽しみに。




















   


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