Great Ocean Road-Razorback |
TさんがGo Westと言う現地のツアー会社でいいツアーを見つけてくれました。Tさんご夫妻の宿泊しているホテルはピックアップしてもらえるのですが、私たちのホテルはピックアップ対象になっていなかったので、Tさんの交渉の結果、隣のHoliday-Inn なら良いとのこと。ところが前日下見に行ったら何とそのHoliday-Innが閉店してるではありませんか。
再度連絡して頂いたら、閉店していてもそこへ来てくれることに。どうもそこは車通りも少なく丁度良い停車場の様で、翌日の私たちのペンギンツアーもそこからでした。予定の7時20分ごろバスが到着。ほかに2組がここから乗車。中型バス(大型ミニバス?)が満員でした。
ここが最終ピックアップで、バスはそこから一路西南に向かうことに。
運転手兼ガイドのマーガレット嬢が当日の行程を説明してくれました。先ずグレート・オーシャン・ロードの入り口でサーフィンで有名なトーキー(Torquay)の町へ向かいました。
心配していた天気の方も、ところどころ晴れ間が見え始めました。反対車線は通勤ラッシュで渋滞していました。
朝早いことと、低い気温の為かサーファーは数人しか出ていませんでした。
近所に住んでいると思われるお年を召されたご夫妻が水着で海から上がってきたのにはびっくりしました。
私達はパーカーを羽織っても寒いのに。
3種類のパウンドケーキ。私はクルミとレーズンの2種類を頂きました。
写真の奥の方にはゴルフ場が有ります。
左手がビーチで、大きなトイレもあるので、皆さんここでトイレをすまし次の目的地へ。
途中は多くのHoliday House(別荘)が建っていました。すべてオーシャン・ビュー。メルボルンの人たちだけではなくシドニーなどの人たちも所有しているとか。
写真はそれらの別荘の中でも異彩を放っている建物です。傾斜に一本の支柱で建っており上から専用のブリッジを渡って行くようになっています。
このオーシャン・ロードは第一次世界大戦終了時に帰国した3,000人の元兵士たちにより作られました。33万人が参戦し6万人が死亡16万人が負傷というオーストラリア史上最悪の戦争だったそうです。
最初は有料道路でここに料金所が有りました(1922年~1936年)。その後火事や嵐での破壊や道路の拡張などで今のが4代目だそうです。
タスマン海からの風が荒々しく波を吹き飛ばしています。
この先200㎞この海岸線に彼らが道を造ったことになります。政府も彼らに十分な給料と住まいを提供したそうです。
この先々の町は、以前は海上からの移動しかできず、この道路の恩恵は計り知れないものが有ります。
車内WIFI付ですが、あまり接続状況は良くありませんでした。
途中トイレ休憩したローン手前の海岸です。
見事に形成された岩。どうしたらこんな長方形になるのでしょう。
ここでは一枚しかご紹介できませんが、違った形の奇岩もたくさんありました。
11時ごろローンの町を通過。この町は4月のイースター時には住民の何倍もの観光客であふれかえるそうです。私たちは車窓からこの町を眺めただけで次の目的地へ。
ケネットリバーへ到着。11時15分でした。メルボルンから3時間弱。
これからこの看板の後ろの方に見える丘に登りコアラを捜します。
King Parrot(王様オウム)と呼ばれる鳥の様です。
頭から腹にかけて赤く、羽根は緑、背中は青。
とてもきれいな鳥です。
でも見つかったとしても高いユーカリの木の上では、物足りなかったことでしょう。コアラは翌日動物園までお預けです。
丘の上からみたタスマン海です。いつの間にか青空が広がっていました。
この町もローンの町のように賑やかな海沿いの町でした。
道路沿いに多くのレストランが並んでいます。時間が30分も取れないので、混んでいるレストランは避けて、写真のフードコートに入りました。
800mのルートを30分かけてガイドと共に歩きます。
出だしは生憎の雨で傘を差し、泥濘に足を取られないように慎重に歩きました。
また写真の看板は2億5千年まえから1億6千500万年ごろのゴンドアナ大陸で、その後一番右端がオーストラリア、その左が南極、その上がインド、その左がアフリカ、一番左が南アメリカ大陸になって行きます。
写真が私たちのガイド兼運転手のマーガレットさん。
右の木はユーカリの大木です。オーストラリアには900種を超えるユーカリが生えているそうです。
この森林のウオーキングで十分なマイナスイオンを吸収できた気がしました。
最後の展望ポイントでガイドさんが引用したのは、"Yesterday is history, tomorrow is mystery, today is a gift, that’s why it is called the present." と言う有名なフレーズです。
日本語にすると「昨日は過去のこと,明日は謎,今日は贈り物,だから今日はプレゼントというんだ。」presentは現在と言う意味と贈り物と言う意味が有るのでそれにかけています。
よって今現在を大事に生きましょうというメッセージだと思います。
時間は午後2時15分。約1時間のドライブで到着しました。駐車場には多くのバスや車が停まっていました。人気のほどが分かります。
写真の地図のように、海岸沿いに幾つかの岩が建っています。
とりあえず展望台へ行ってみることに。
これが良くテレビでお目にかかる奇岩群です。
少し遠いのとかなり上からしか見えないので、思ったより感激が薄かったように思いました。
いつまでもここに居たかったのですが、次の目的地に向かいました。
行く途中にガイドが話してくれた、難破した船の生存者2人が送った数奇な人生に余計に興味をそそられました。
ロックアードとはその船の名前です。
ここは海辺まで降りられるので、見上げる絶壁や、2つある洞窟を間近に見られます。
ロックアード号は1878年にロンドンからメルボルンに向かった移民船の名前で、54人の船員と乗客が乗っていました。助かった2人は18歳の水夫と17歳の乗客の娘でした。さて2人はどうなったでしょうか。興味のある方はネットででも調べてみてください。
写真は真ん中の入江です。
写真の奥の方から12使徒が始まるのでしょうか。
ここは10分のみしか時間が有りませんでした。
折角ビーチまで降りられるので私達4人は果敢にも駆け足で階段を降りました。
12使徒でできなかったことがここでできたので大満足でした。
この高さです。ヒーヒー言いながらなんとか残りの皆さんに迷惑掛けることなくバスに乗車しました。
帰りはオーシャンロードではなく内陸側を走るルートを取りました。
時間は既に午後6時20分。夕食を調達に。最初はレストランで食べる気だったのですが、時間が30分しかなく開いている店が少なかったのでイートインは諦め持ち帰りにしてバスで食べることになりました。
量が多く結局どちらも食べきれませんでした。
食後いつの間にか眠ってしまい、午後8時にガイドの声で目が覚めました。午後8時20分に乗車した元Holiday-Innと言うか、私たちのホテルの隣へ到着。最初に降ろしてもらえました。少しコンビニで買い物をしてホテルへ。
充実した一日でした。
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