2017年9月22日金曜日

ラオス ルアンパバーン4泊5日の旅 その3

この日のハイライト、タート・クワーンシーの滝
第3日目です。

この日は、上の写真の滝へのトレッキングです。初日の夕食後どなたかのブログで紹介されていた、博物館横にあるTiger Trailと言う旅行社に寄りました。滝見物を予約しようとしたら滝まで3時間ほどのトレッキングで行けるとの事。但し値段は1人65ドル。滝だけのツアーは2人で40ドル位なので相当お高い。しかし面白そうだし時間も有るので即決。
当日朝8時にホテルからバギーで集合場所のナンプ(Namphou)噴水前にあるTiger Trail社のガレージへ10分で到着。

参加者は我々2人だけなので写真のトラック(トゥクトゥクーこちらのタクシー)で即出発となりました。
滝見物だけだとエアコンの付いたトヨタなどのバンで行くのですが、トレッキングは自然エアコン付き(?)車です。







途中から山道に入り、舗装されてない道を延々と走ります。
振り落されないように足を踏ん張っていたら結構お尻が付かれました。

写真は途中の村はずれで見かけた水牛の群れ。



1時間ほどで目的地のモン族の村へ。ラオスは4つの言語族に分けられるそうです。モン族は中国から南下してきた民族で、ベトナム戦争時にアメリカに利用されたため、モン族の一部は戦後の今でも共産党により迫害され続けているそうです。
この村でガイドが入山料(?)を支払い、いよいよトレッキングのスタートです。

ここから8.5kmのボードがありビックリ。思っていたより長い!

村を後にして歩き始めるとすぐゴム林の中に。ゴムの木が整然と植えられていました。若い木はゴムの出が遅く、十数年たった古い木は結構出るそうです。写真のように白いゴムの樹液が流れているのが分かりますね。


ゴム林を抜けるとバナナ畑、陸稲(おかぼ)畑と続きその先には毎晩飲んでいるビアラオに使われているホップの畑が並んでいました。谷間から山肌にかけてその他にもトウモロコシや葉野菜などが栽培されていました。
写真の一番手前がホップです。
写真の辺りは比較的平ですがこの後はかなりのアップダウンになります。日差しを遮る場所がないので結構暑い。




でも所々にある写真の様な林に入ると風が涼しく、ホッとします。因みにこれはチークの林です。

後ろ姿は私達のガイドさんです。26歳の地元の若者です。残念ながら日本語は話せませんが分かりやすい英語で色んなことを教えてくれました。





ルアンプラバーン周辺には沢山のチークが植えられているようです。この時期、木の頂辺りに白っぽい花を付けているのですぐにわかります。

写真の手前は収穫が終わり枯れてしまったトウモロコシ。奥の山肌に木の頂がうっすらと白く見えるのがチークの林です。





こんな森の中も歩きます。40分ほど歩いたところで小休止し、水分補給。森を抜けるとこんな山奥にもまだ畑が。











午前10時、出発してから50分後に後6.8kmのサインが。まだ1.7kmしか歩いていないのに既に汗びっしょり。でもこの辺りから森の中を歩くことが多くなり、我々の行き先を蝶々が案内してくれたりして足が軽くなったようです。

写真の竹竿はバットトラップ。つまり蝙蝠を捕る罠だそうです。ここに霞網を貼り飛んできた蝙蝠を捕獲します。食用にするそうですが、身は小さくガイドは嫌いだそうです。



11時少し過ぎに少し開けた場所に出てきました。小屋が有って飲み物とかお菓子を売っていました。山から下りてきたのは私達だけなのに商売になるのかと心配していましたが、この売店の左手の丘には大きな洞窟があり、その前に黄金の仏像と白い仙人のような像が建っていてました。
実はここにはこれから行く滝の源流があり、70家族近い人たちの住んでいた村が在ったそうです。



ところが生活水で源流が汚れてしまうので、政府が強制的に村を移動したそうです。2体の像はその当時の村の守護神だそうです。私達がこれから向かう方面は車が通れる道路となっていて、今でもこの洞窟や源流を見に来る人達がいるので商売が成り立っているようです。

私達は昨日の洞窟にガッカリしていたので、ここでの洞窟見学は見合わせることにしました。




この広場を100m程左手に下ると、コバルトブルーの川がありました。ここがクワーンシー滝の源流です。
長い山道を歩いてきた私達には、この幻想的な流れが一気に疲れを癒してくれるようでした。








良く見ると岸辺に近いところから、何ヵ所も水が湧き出ていました。

チョット分かりにくいかな?拡大してみると岸辺の岩の上に数体の小さな仏像が祀られているのが見えます。








後30分位の道のりと言うことでがぜん元気が出てきました。車が通れる道と行っても殆どのところが写真のようにぬかるんでいるので、それほど歩きやすいとは言えませんでした。

この道は蝶々がとても多く、小さい方の写真は蛾ですが、この他にも白や黄色そしてアゲハの様な蝶が我々の前になったり後になったり目を楽しませてくれました。

歩き始めてから3時間、12時10分にやっと滝の上部に到着です。

ここに売店があり、何席かテーブルがあります。ガイドが持ってきてくれたお弁当でランチ。
きしめんをもっと幅広くしたような麺を使った焼きそばでしたが、量が多い。2人で1人分も食べきれませんでした。





この台の上から覗き込むことが出来ます。又この台に続く柵を便って滝の落ち込む際を歩くことが出来ます。






このように流れ落ちています。












上から見た滝つぼの一つです。












上の様な写真を撮るため靴を脱いでサンダルで水の中を歩いていると、何と足首から血が出ていました。海パンになっていたのできっとどこかの枯れ枝で切ってしまったのだと思っていたら、何と蛭に噛まれていたらしいとの事。
治療して靴下を穿こうとするとこれが血だらけ。水の中で噛まれたのではなく、トレッキングの途中で既にやられていたようです。蛭は既にいなくなっていました。汚い足の写真のくるぶしの横の黒い点がその名残です。この丁度裏側にももう一ヵ所やられていました。自分の鈍さにびっくり!

滝の下部から眺めるとこんな感じです。ここまでは通常ルートで来ると車を降りて20分位歩いて来ることが出来ます。多くの観光客が上がってきていました。
この写真は川を渡る橋の上から撮っているのですが、水しぶきが凄くてカメラがすぐ濡れてしまいました。

反対側を見るとこんな感じです。











上の方は遊泳禁止ですが、ここから少し下ったところに何ヵ所か泳いで良い場所があります。











私は蛭の治療をしていたので、入りませんでしたが、妻に聞くと冷たくてとても泳ぐどころではなかったそうですが多くの人が水着に着替えて泳いでいました。

写真の様な更衣室が2か所あります。




この川から分かれたところにクマの保護のために作られた動物園(熊しかいない)があります。











この動物園を過ぎると、本来の正面ゲートに到着です。
午後2時丁度でした。歩き始めて約6時間。やっと終点です。

ところが手違いで迎えの車が来ていない。結局40分程ここで待たされてしまいました。

朝は歩き始めた村まで1時間かかりましたが、ここからは45分で今朝の集合場所に到着しました。


このトレッキングは体力と時間に余裕のある方にはお勧めです。

この日の夕食は前夜のレストランの2軒隣のバンブートゥリーと言うお店に行きました。

残念だったのは、この日は夕焼けがとても綺麗に焼けていました。無理をしてでも夕食前にプーシーの丘に行けばよかったと後悔しましたがまだ翌日もあるので諦めました。









写真はそのレストランです。

2軒奥が前夜行ったタマリンドです。









この日食べたのは写真の料理。残念ながらレシートをなくしたので料理名は忘れてしまいました。

グラスの赤い飲み物はウェルカムドリンクです。勿論アルコールです。






味はまずまずでしたが、タマリンドよりは少し高かったかな?それでもこれで180,000Kip(2,349円)でした。




これで3日目は終了。翌日は近郊のサイクリングを予定しています。



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