今回は第2日目です。
早朝6時に起きて僧侶たちの托鉢のもようを見に行きました。
ホテルの隣のワットシェントーンと言う世界遺産を象徴する寺院の入り口りから西に延びるクンスァー通りで多くの僧侶が托鉢をするそうなのでそちらに向かいました。ところが6時ではすでに遅すぎて、写真のように既に川向こうのお寺に去っていく僧たちも。
更にこの時間はまだ明るく成り切っていないため、光量が足りなくて望遠ではピント合わせが難しく、良いショットが取れませんでした。次は望遠は諦めてもっと明るいレンズのカメラにすることに。
今回の宿泊は朝食付きです。ホテルから30mほどの川沿いにある「Viewpoint Cafe」でメコン川とナムカーン川の合流する様を眺めながらの朝食です。
カウンターに並べてあるセルフサービスの物や、メニューから選べる単品料理のどれでも食べ放題です。但し料理は限られていて卵や加工肉製品、パンケーキ、アジアンテイストの麺やフライドライス、そしてフルーツのスムージーなどがメニューから選べます。
写真手前はパンケーキです。
サラダがないのが少し物足りないけど、フルーツや美味しいヨーグルトが堪能できます。
余談ですが妻はこのヨーグルトをクアラルンプールに持って帰り、ヨーグルトの種にするそうです。
9時前に自転車を借り、博物館に向かいました。川沿いの一方通行の道を数分走り左に曲がると昨晩夕食の時に通った博物館横の道に出ます。自転車はチケット売り場の近くに停められないので西側の入り口から入り博物館の建物の裏手に停めました。
チケットは一人30,000Kip(399円)。
写真はチケット売り場の前辺りから博物館正面を見たところです。
1959年に最後の王が無くなった後も、1975年まではその家族が住んでいたそうです。現政権がこの街を掌握した後、博物館にされたそうです。
上の写真の場所から右を見ると、パバーン仏の像が安置されている黄金色に輝く建物があります。
左を向くとメイン通りの名前にもなっているシーサンウォン王の像とその向こうに劇場が見えます。
因みに博物館内は写真撮影禁止は勿論、小物以外の荷物の持ち込みも禁止されています。ザックや大き目のバッグはこの劇場の入り口にあるロッカーに預けることになります。
博物館の展示で興味を引かれたのは、王の謁見の間の壁に描かれたモザイク画。歴史が描かれているようなのですが、首をすっ飛ばされた兵士達の絵が多数あり残忍さ、悲惨さが良く表されていました。
もう一つは王妃の接見の間に飾られている数点の肖像画がだまし絵になっていたこと。特に入って右側の壁に掛けられているシーサワン・ワッタナー王の立像画。開いている足の向きを見ながら左右に動くと見ている人間の方につま先が向いてるように見えるという不思議なものでした。
自転車を置いたまま、博物館の隣のワット・マイ(マイ寺)へ。正式名称は”美しい黄金の国土の新しい寺”と言う意味でマイは新しいという意味です。このお寺はルアンパバーンの中でも最も美しい寺の一つに挙げられています。ここだけは拝観料が10,000Kip(133円)でした。入り口のチケット売りのおじさんが色々と日本語で話しかけてきて面白かったです。
写真は本堂内。
こちらは壁に描かれた、インド神話のラーマナヤの物語の一部。ラーマナヤについては前回のジョグジャカルタ編で結構出てきたのでここでは割愛します。
小さい方の写真はラオス正月や10月に行われるボートレースで使われるボートです。川沿いに建つ殆どの寺院がこのようなボートを所有しています。
道路側から見ると屋根の形が美しい。
博物館に戻り自転車に乗り、少し西に向かってみました。
2ブロックほど先にその1で触れたこの町で一番高い4階建ての建物インディゴ・ハウスが在りました。
翌日のツアーの集合場所を確認して、ホテル方面にUターン。 ランチの場所を物色しながら自転車でゆっくり流し、サッカリン通りまで戻ってきました。
その1でご紹介したワット・セーンの東隣りにワット・ソップと言うお寺が在ります。
このお寺の向かい側に在るLe Bannetonと言うカフェ&ベーカリーでランチをする事に。
こんな感じのカフェです。手前に停めてある自転車は、私達が乗ってるものです。後輪の向こう側の一角にパンコーナーが在ります。
値段は決して安くありませんでした。
私は取り敢えずビール。写真の奥にボケて写っているのが、私が食べたキッシュのセット。手前のバケットをプレスして中にチーズを挟んだようなものは妻のオーダーしたものです。(名前は忘れました) どちらもまずまずでしたが、値段も結構良かったかな?アイスコーヒーと合わせて116,000Kip(約1,543円)。
食後ホテルに戻り少し休憩した後、ロビーへ。13時に予約していたボートの船頭さんが待っていました。船着き場まで車で行くのかと考えていたのですが、ホテルの目の前の道を渡ったところを降りて行きました。なんと、ここが船着き場でした。
これがこの日の午後利用したボートです。ボート一隻貸し切りで500,000Kip(6,650円)または63US$です。人数が多くなるほど一人当たりは安くなります。
右手前の里芋のような葉っぱが有る辺りにボートの頭を乗り上げ、そこから乗り込みます。
13時少し前に出発。まずは焼酎(Lao Whisky)を作っているXangHai村に向かいました。
ボートの中にはこのような椅子が3列並んでいました。
こちらが船頭さん席です。
さーいよいよ出発です。川の中央付近は流れが速いのか、川を上って行くときは常に川岸に近いところを進んでいきました。写真は途中に出会った船上生活者の村?このような船が20隻近く停泊していました。
ルアンパバーンの街にもメコン川を渡る橋はありませんでしたが、30分程遡ったところに今中国の会社によって橋が架けられている途中でした。
やがて上の写真の左手奥に見えていた鋭い稜線を持つ山並みが近づいてきました。
ここまでで約1時間と少し経っていました。
10分程経って右側の岸に着岸。どうやらラオ・ウイスキーの村に着いたようです。
坂道を上ったところの最初の土産物店でおばさんに捕まってしまいました。ここでウイスキーの利き酒をして村の中へ。村の中は色々な布製品を打っている店が軒を連ねていました。パステルカラーのスカーフの様なものが多かったように感じました。
突き当たったところを左に折れてさらに次の突き当りを左に下りて行った川沿いの薄汚れた掘立小屋の中でお酒を造っていました。丁度米が蒸しあがった所でした。このウィスキーは米焼酎の様なもので、3種類造っていました。ワインの様な葡萄系(?)と柑橘系そして50度以上ある生の焼酎でした。ここで小瓶1本を25,000Kip(333円)で購入。
時間が無くなったので急いで他のお土産を買ってボートに戻りました。
ここから更に25分、右手にナムウー川の合流地点が見えてきます。写真中央の切り立った岩壁の手前の右手からナムウー川が左手から流れてくるメコン川に合流します。
この左側にパークウー洞窟があります。写真は船着き場で我々の前に停泊していた豪華(?)遊覧ボートで、中は食事もできるようになっています。彼らは丁度帰るところだったので、私達二人だけの貸し切りの様な状態での見物となりました。
写真の中央の岩の裂け目にまず一つ、そうして左手に坂道を200段以上の階段で上って行くともう一つの洞窟があります。
拝観料は20,000Kip(366円)です。
下の洞窟はこのように沢山の仏像が飾ってあります。お布施を出して線香を頂き、お参りしました。
下の洞窟が期待外れだったので、頑張って上の洞窟へ行くことにしました。このような階段で急坂を上って行きます。
息を切らせながら上り切り、洞窟の入り口に着きました。中は真っ暗。入り口で懐中電灯を貸してくれますが私達は持参していたのでその灯りを頼りに内部へ。
入り口を入ったところにいくつかの仏像が安置されていました。さらに奥にもう一部屋。まさかこれだけではないだろうと奥に向かう道を捜しましたが、ここで行き止まりです。奥行僅か数十メートル。
信仰心の薄い私達は、ここまで登ってきた疲れしか感じませんでした。ごめんなさい。
船頭に見学時間30分と言われた時は、時間が足りないだろうと思っていたのに時間前にはボートに帰って来ていました。本来はここでもっとゆっくりして、メコン川が夕陽で焼けるのを眺めながら川を下って行く予定でしたが、暑い日差しを浴びながらの川下りとなりました。
写真は日差しの加減で森林の陰影が面白い絵になっていたので写してみました。
下りは川の中央付近を走り1時間で出発点へ帰り着きました。
ホテルに戻り少し休憩。5時半過ぎにホテルの近くの川岸に夕陽を見に行きましたが、この日は雲の加減であまり綺麗な夕陽も夕焼けも見ることはできませんでした。写真は6時少し前に撮ったものです。
夕陽は諦めて夕食に。今夜はナムカーン川に面したラオス料理のレストラン「タマリンド」へ。ホテルからバギーで送ってもらい5分足らずで到着。歩いても大したことはないのですが、まだ暑かったので送ってもらいました。
この町のレストランでは、旅行者向けにクッキングスクールをやっているところがあり、この店もやっています。
これはビールのおつまみセットです。30,000Kip(399円)でした。ビールが1本付きます。これはお得!
右端の小さな皿はお通しのドライバンブーです。
中央のおつまみセットは右上から時計回りでピーナッツ、かぼちゃの種、乾燥茸、カイ・ペーン(ルアンパバーン名物の川海苔)、サツマイモチップス、もち米の揚げ物です。
こちらはメインに頼んだファイブバイツと言うセットメニューで、5種類のラオス料理が楽しめます。料理の説明を聞いたのですが残念ながら覚えているのは一番左の水牛のジャーキーだけです。
写真上部に写っている竹籠に入ったもち米を手で丸めて窪みを作り、そこにこれらの料理を上手に掬い取って食べます。なかなか難しい。
これが45,000Kip(599円)。
このお店は今回行った数件のレストランの内一番コストパーフォーマンスが良かったように思います。
食後にこの近くのハイビスカスと言うマサージ店に行きました。(写真は前日写したもの)
ところがここは午後7時半で閉店との事。10分程過ぎていて、受け付けてもらえませんでした。
ホテル方面に向かって歩いたところにあるシルバーナーガと言うお店に行きました。1時間のフットマッサージで60,000Kip(798円)でした。足を洗ってもらった後2階の3人部屋へ。妻と2人で貸し切り。殆ど寝てしまいました。
ホテルまでゆっくり歩いて10分弱。こうして2日目も無事過ぎました。
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