2016年4月5日火曜日

オーロラを船上から見るクルーズ旅行―3


クルーズ3日目はもう一つのオプションツアーの「ヴェスラーレン諸島を知る」と言うコースに参加しました。
前夜眠りに就いたのは午前2時を過ぎていたので、眠い目をこすりながら少し早目の朝食。

とは言いながら写真のようにしっかりした朝食です。毎朝・毎昼とこのボリュームを食べるのですから、帰ってから体重計に乗るのが心配でした。



出発地のハシュタ港に入港後即下船してバスに乗り込みます。この日は2台に分乗し、英語のガイド付きとドイツ語のガイド付きに分かれました。勿論我々は英語車です。K氏がマイクで通訳してくれるので英語が分からない人でも安心です。

まず入り江の入り口近くにある教会へ。この時我々の船、「フィンマルケン」が次の寄港地へ向かっているのが見えました。バス組は2つ目の寄港地で再度乗船することになります。


この教会で牧師の説教と讃美歌を歌い臨時にクリスチャンになりました。荒らしい海辺に建つこの教会は過去には、侵略してきたドイツナチス軍の基地が隣にあったとか。色々な歴史を抱えているそうで、隣接する博物館でそれらが紹介されていました。


そこからバスはフィヨルドに添って南下。途中氷河からの小さな流れが湖に流れ込んでいる橋を歩いて渡ったり、渡し舟的なフェリーにバスごと載って、船上でコーヒーとケーキを頂きながら対岸に渡ったりしながら、目的地のソルトランに向かいました。


町の手前の大きな橋の近くでバスが突然停車。なんと「フィンマルケン」が橋の下を通過するのに合わせるとのこと。心憎いおもてなしでした。本当に来るか心配でしたが、なんと2分も待たずに向かってくる船が見えてきました。バスはゆっくり橋を渡り船とクロスしました。船上では残ったお客やスタッフがノルウェーの国旗を振ってくれていて、とっても感動的でした。











乗船前にソルトランブル―と呼ばれる、多くの建物がブルーに塗られた街並みを散策。日曜日と言うこともあって町は閑散としていました。スーパーを含めて多くの店がクローズでした。日本では考えられないですね。



次の寄港地はストークマルクネスです。ここには「フィンマルケン」を所有する船会社の博物館が有ります。去年までは無料だったのですが今年から一人50クローネ(800円)かかりました。停泊時間が1時間ほどしかないので博物館本体の見学はパスして、陸揚げされている古い「フィンマルケン」の船内をを見学しました。








出港した船はやがてラフテスンデ海峡と言う午前中に通過したマウンテンフィヨルドを更に雄大にしたような海峡を抜けていきました。いつまで見ていても見飽きない風景です。船内では鮭の解体ショーが行われ、参加者全員で試食しました。










外はまだ少し明るかったので船はこの海峡に流れ込む長さ500m幅100mの小さなフィヨルド「
トロルフィヨルド」へ迂回して、入り口に少しとどまってくれました。トロルとは北極圏に住む伝説上の小人のことです。お土産やさんのどこにでも色んなトロル人形が売られていましたが、妻は可愛くないので買わないそうです。




写真は船の片隅に置かれていたトロルの人形です。

夕食前にスヴァルヴァール港に到着。ここでも下船して近くにある「Magic Ice」と言う氷の館に行きました。店までの道は、毎年この時期には凍っていてつるつるらしいのですが、ここでも暖冬の影響か歩くのに何の問題もありませんでした。

入場料1人128クローネ(約2,000円)を支払い、氷の部屋に入って行くのですが、その手前には防寒着が沢山置いてありました。薄着で来た人に貸してくれるようです。














まずバーカウンターで氷のグラスに注がれていたドリンクを取り館内の見学。





さすがに氷に囲まれていると寒さが半端ではなく、ザーッと見て回って、飲み物を飲み切り次第外に逃げ出しました。

この寄港地のスヴァルヴァールはオーロラが見られるポイントの一つでしたが、この夜は雲が重く掛かっていたのでオーロラは見ることができませんでした。私は一人で英語で行われた「トロルと海辺の山々」のお話し会に参加。







この夜のメインディッシュです。

クルーズ4日目からは次回ご紹介します。

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