ホテルは朝食付きではなかったので、市内観光の準備をして8時過ぎに出かけました。ベトナムの朝食と言えばなんといってもフォー。
米粉で作った平打ちの白い麺にあっさりスープ。具は鶏肉とか牛肉などを好みで選べます。昨夜の生春巻きもそうですがたっぷりの香草やもやしが添えられて出てきます。こんなに葉っぱを食べるのかってくらい、こちらの方は好きなんですね。たくさんのフォー専門店があるのですが、私たちは有名チェーン店のフォー24(Pho 24)へ行きました。3人で約20万ドン(日本円で約1000円)でした。
ここからベンタイン市場まで歩き、広いマーケットを一巡り。途中 妻と娘は靴を売っている1軒で危うく騙されるところでした。安い値段で誘われ、良いのがあったので買うつもりで値段を尋ねたら、なんと10倍近い額を言われビックリ。安いのは一部の安物だけで履けそうなものはすべて高額で、ここで買うメリットは皆無でした。その間私はベトナムコーヒー用のステンレスのフィルターを250円で購入。
歩き疲れたので近くのコーヒーショップ”チェングエン(Trung Nguyen)”で、本場のベトナムコーヒーを飲もうと思い入ったところ、狭い店の中は超満員。やっと席を見つけ、20分ほど休憩。こんなに濃いコーヒーを皆どんだけ飲むのでしょうか。因みに一杯150円ほどです。
ここから統一会堂へ向かいました。途中先ほどの市場の裏手にあるサイゴンと言うお店で買い物。チョットこじゃれた小物が置いてありました。
統一会堂に着いたのが12時少し前。なんとここはお昼休みがあり、11時から13時までは閉館していて中に入ることはできませんでした。
その裏手にある戦争証跡博物館もなんと12時から13時半までお昼休み。ガイドブックをよく見れば書いてあるのに、大失敗でした。
まだお腹は空いてなかったのですが、とりあえず予定していた人民委員会庁舎裏のリートゥチョン通りにあるフォンライ(Huong Lai)と言うベトナム料理のレストランにランチに行きました。ここは日本人がオーナーでストリートチルドレン、いわゆる貧困母子家庭の子女たちを採用し育て上げて使っています。彼らはここで仕事をしながら学業に励んでいるそうです。
店の内装も落ち着いていて、何より味が日本人向けなのが良かったです。値段により3種類のセットメニューが用意されているのも旅行者にはうれしいことです。そのセットメニューも何種類かの料理を選べるので、私たちは3人でそれぞれ違ったものをオーダーしシェアしたのでいろいろな料理を楽しむことができました。ビールなどの飲み物をいれて3人で約3500円ほどでした。尚今日はSaigon Specialと言うビールを飲んでみました。
ここで少しゆっくりした後、ドンコイ通りに戻り、その始点(終点?)の聖マリア教会へ。赤煉瓦の外壁を持つゴシック建築の建物です。フランスの建材をつかっているとか。ここも3時までは中に入れないので外から写真を撮り隣の中央郵便局へ。
19世紀末のフランス統治時代に建てられた貴重な建築物だそうです。特にその天井はアーチ型に作られていて歴史を感じさせられました。
今も現役の郵便局なので、妻は叔母や友人に出す絵葉書を購入。外の出たらなんと雨。傘を持ってないのでここでしばらく雨宿り。妻と娘はその時間を使って絵葉書を書き窓口へ。
待っても止みそうもないので、小降りになったのを狙ってホテルへ向かいましたが、また途中から土砂降り。4時から妻と娘はホテルのスパを予約していたので、これ以上時間は無駄にできないため、結局タクシーを拾い時間前に無事ホテル着。2人は着替えてスパへ。私はやることもなくタブレットでSling Boxをつなぎ日本のテレビ番組を見て時間をつぶしていました。
すっきりして戻って来た2人と近くのレストランへベトナム料理を食べに出かけました。今夜は近くのレモングラス(LEMONGRASS)にしました。サトウキビに巻いたエビのすり身とかビーフとマンゴサラダ、大き目のアサリのような貝のサティソース蒸し等など6品と飲み物等で約7千円ほどでした。
満腹のおなかを抱え帰路へ着きました。2人がウィンドウショッピンッグしている間に私はフックロンでベトナムコーヒーの豆を購入。
地元のスーパーを見たかったので3人でパークソンの4階へ。クアラルンプールと比べてビールが非常に安い。ほぼ三分の一ほどの値段でした。ここでもコーヒー豆を売っていたので、買っていなかったハイランズとチェングエンの豆を購入。
ホテルへ帰ってスーパーで買ってきたアサヒビールを寝酒に。
三日目の朝は、妻と娘がホテル傍の地元で話題の老舗フランスパン店パタシューで買ってきたパンで朝食とし、9時半にチェックアウト。タクシーで空港へ。
写真はバイクに3人乗りの親子。ちゃんと運転者の前にベビーシートが取り付けられています。時には4人乗りも。
写真は私たちが乗った機体です。なんとまー派手な。
上空から見たホーチミンの街は淡い色調で落ち着いて見えます。
また巨大なメコン川の河口三角州地帯は何本もの大きな川が海に向かって流れ込んでいました。
飛行機は定刻通りに運航され無事クアラルンプール着。
ところが扉がなかなか開かない。
10分ほどして機長のアナウンスが入り、なんと到着ゲートを間違えてしまったので空港と交渉中とのこと。そんなの有り?
5分ほどしてやっと飛行機から出られたのですが、今度はゲートのターミナル側の扉がロックされていて出られない。ところが後ろの方にいたお客の2人が人波を押しのけやってきました。私たちは前の方にいたのですが、その前に出ようとするのでムッとしたのですが、なんと彼らがロックされた扉を開けたのにはビックリ。どうやらラッキーにも偶然地上スタッフが乗り合わせていたようです。これでやっとクアラルンプールに到着です。でも着いたゲートがP15、一番遠いゲートでした。どうせ間違えるなら、もっと近いところに停めて欲しかった。入国管理まで15分以上も歩くことになりました。最後の最後まで楽しませてくれた旅行でした。
奥田さん
返信削除楽しく読みました。
コーヒーはどうでしたか。
玉川