ポカラからの機上からみたマナスル |
時間に余裕を持って空港へ行き、セキュリティ・チェックを受けチェックイン・カウンターへ。
フライトを変更しても良いかと聞かれ、OKしたら1本前の便になりました。
慌ててカトマンズ空港に迎えに来るガイドのキランさんにその旨を伝えました。
前回お伝えしたように離陸してすぐにマチャプチャレ、アンナプルナそしてラムジュンに別れを告げ、そこから続くヒマラヤの峰々のパノラマが広がります。
ヒマラヤを見るために、チェックイン時カウンターで左側の席を希望しました。
写真中央がこの巻頭の拡大写真マナスルです。このマナスルから少し右、つまり東に目を移すと、左からマナスル(8,163m)、ヒマラチュリ(7,893)、ガネーシュIV, II、III、Iが望めます。ガネーシュは7,422m~7,043mの峰々です。
マナスルは日本の登山隊が初登頂し、映画にもなった山です。
写真は、おそらく9月末の洪水の跡。
河岸の集落が消えてしまっています。
メッセージを受け取ったガイドのキランさんが既にここで待っていました。
ここまで自由に入れる?
この日、ポカラから車でカトマンズに向かっているシバさんに代わって、若い運転手と新しい車が待っていました。
この麓駅の標高は1,569mです。
こちらは山頂にある、チャンドラギリ・ヒルズ・リゾート ホテルのレセプションです。
この日の予定はカトマンズの西部に聳える2,500mほどの山、チャンドラ・ギリの展望台です。
約1時間後の9時10分に、タンコットにある展望台に向かうケーブルカーの麓駅に到着。
日本ではロープウェイですが、こちらではケーブルカーと呼んでいるので、以降はケーブルカーとします。
写真はケーブルカーの駅からカトマンズ盆地を見下ろした眺めです。
ケーブルカーの乗車券売り場とロビーへの入り口です、インドなど近隣諸国と中国を除く外国人は往復US$23です。約3,500円。
因みに中国パスポートホルダーはUS$16(約2,400円)、インドなどは約1,500円、ネパールの方は850円ほどです。
宿泊客はここでチェックインし、荷物を預けケーブルカーで山頂へ向かいます。
荷物は別に送られ山頂駅からホテルまでは車で運ぶ様でした。
このケーブルカーで一挙に1,000mほど上ります。
通常約10分で到着ですが、この時は数分この状態で止まってしまいました。
車で上る道も有るのですが、事故が多いらしいです。
山頂駅は2,520mです。
途中に何か所かこのようなビューポイントが有って、雲がかかってなければ見えるであろう景色が展示されています。
ただ、市内に出るのは不便なので、実利を取るか、展望を取るかですね。
ここから更に歩いて上ります。
展望台からの眺めに付いて無い私たちの事、期待にたがわずヒマラヤは雲の中でした。
こちらからは、中央にエヴェレスト(ネパール名ではサガルマータ)が見える、筈!
こちらは標高2,551mにあるジップラインです。
思ったほどの迫力は無い?
この像は、ゴルカ(グルカ)王のプリティヴィ・ナラヤン・シャハです。
雲が無ければ左にアンナプルナ連峰、そして中央にマナスル連邦が見えるはずでした。
山頂への道の途中には何故か遊具が。
今回めったに会わなかった日本人観光客もチャレンジしていました。
Bhaleshwar Mahadev Templeで牛が入り口に向かっておいて有るので、シヴァ神を祀っていることが分かります。
1769年に分裂していたカトマンズ盆地の3国(カトマンズ、パタン、バクタプル)を滅ぼしネパールを統一した王です。
この後ろにはガネーシュ・ヒマール連峰やランタン・ヒマール連峰が見える筈!
山頂のレストランでお茶しながら雲が上がるのを待ちましたが、ケーブルカーが12時から13時までは停まるので諦めて下山し、市内でランチを取ることに。
麓駅のレストランに有った現地料理の写真です。
下山時も山頂より少し下は雲の中でした。
今回はどちらも食す機会はありませんでした。
王宮博物館前から真っ直ぐ伸びている大通り(私は個人的にカトマンズの銀座通りと呼んでいます)を騎馬隊が行進していました。
先ず最初に主食が出てきたのでびっくりしました。
妻の希望で、ネパールの鍋料理を食べることになりました。
銀座通りの中央付近にある、近代的なレストランです。
入り口には多くの有名人らしい方々の写真が飾ってありました。
スープにモモ(餃子)・ティーモモ、そして揚げパンのような物。
左の端あたりが午前中に居た、チャンドラギルと思われます。
この夜は民族舞踊を見ながらの夕食です。
続いて、モモとポテトフライ(?)、そして写真にはありませんが小さめのロティ・チャナイのような物が出てきました。
メインはダルバート。
午後5時半出発でしたが、遅いお昼の上、たっぷり食べたので、おなかは全く減ってません。
この夜のレストランは、タミル地区にあるBhojan Bhumiです。
先ず席に着くとどぶろく(?)が。
共通していたのは、踊りによって男性が女装し踊っていたことです。
最初は数組しかいなかったお客が、わたし達が出るころには結構な団体が入って賑やかになっていました。
次回はこの翌日、もう一つの世界遺産で芸術の都と呼ばれていたパタンの紹介を予定しています。