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ブキ・メラ―のオランウータン島にて |
親戚の夫婦(この後はK君とTちゃんと呼びます)がマレーシアに初めて来ました。二人の日程の関係でペナンとキャメロンハイランドを2泊3日の強行軍で案内しました。
何年か前に友人夫婦をお連れしたのと同じルートですが、その時はイポーやパンコール島も回り6泊7日の旅でした。ペナンだけでも3泊したのですが今回は1泊だけです。
その前回と同じように早朝5時半過ぎに出発。先ず真っ暗な高速道路1号線を約1時間半運転してイポーの少し手前のタパーのサービスエリアまで行きました。約170km。半分弱の距離です。ここのマックで朝食をしっかり食べ、最初の目的地のオランウータン島へ向かいました。ここからK君に運転を代わってもらいました。
目的地への高速出口のブキット・メラ―近くのサービスエリア(グヌン・セマンゴル)で再度ドライバーをチェンジ。
高速道路を出るとすぐ島へのボートの出るブキット・メラ― レイクタウン ウオーターパークです。時間は9時半過ぎでした。
ボート乗り場に行くと次のボートは9時45分発とのこと。ボート代を含む入場券は桟橋の先端の小屋で売っています。
駐車場から桟橋までの間にウオーターパークの入場券売り場が有り、最初は勘違いしてここで買おうとしてしまいました。
外国人はRM40です。MM2Hのビザでも現地の大人の値段にはなりませんでした。
受け取ったリストバンドを着け、ライフジャケットを着て乗船。
10分ほどで島に到着です。この島には現在15頭のオランウータンがいてこの日は8頭が下りてきているそうです。
最高齢は35歳だったかな。このボス的なのと20歳の雄の2頭がかなり大きく威圧感が半端ではありません。
左の写真は島側の建物です。
ボートを降りると早速1頭がお出迎えです(?)。敏感にお客が来たのを認識したのでしょうか。
オランウータンとはマレー語でOrang Hutanと書きます。Orangが「人」でHutanが「森」なので修飾語が後ろに来るマレー語では「森の人」と言う事になります。
ガイドの説明を聞きながら、私達ゲストは檻の中を歩きます。動物園と逆で彼らは檻の外を自由に歩くことが出来ます。島なのでにげだす心配がないのでしょう。
ほゞ実物大の置物と記念撮影?
こちらはまだ若いオランウータンです。
愛嬌が有ってじっと見ていても飽きません。
私達の到着に合わせて彼らの朝食が始まりました。色々の果物を与えていました。ドリアンなども食べるそうです。
彼はバナナを食べていました。
こちらが一番のボスで35歳(?)だそうです。
立ち上がって藁の様な物を頭上の棒にかけた瞬間です。何の目的かは分かりません。単に遊んでいただけか、観客に愛嬌を振りまいたのか。
ボートが出るのは1時間強後なので、ゆっくり彼らの行動を見学できます。本音としては先を急いでる私たちは40分ぐらいでも良かったのですが。
11時過ぎに島を出発。
11時10分に桟橋に着くと大勢の人がボートを待っていました。私たちが島にいた間、新たに到着した観光客は見かけませんでした。と言う事は9時45分のボートを乗り過ごすと次は11時15分? ラッキー!
左の写真はボート乗り場の桟橋です。
ウオーターパークで写真を撮ったりして11時半ごろパークを出発。
高速道路1号線に戻り50分程でペナンの第2ブリッジを渡ります。これが長い!24kmもあります。20分で渡り切りジョージタウンに向かいました。
お昼なのでそれほどの渋滞もなく、友達に紹介された姓周橋(周家の桟橋-姓が周の人たちが住む水上住居)の傍にある大椀公面と言う巨大なお椀で麵を食べさせるレストランに12時半過ぎに到着しました。
オランウータン島へ9時45分発に乗れたのは本当にラッキーでした。
駐車場を尋ねたら、親切に店の横の通りに1台分のスペースを作ってくれ無事に停車できました。写真の黒い車が私の車です。ギリギリでした。
話には聞いていましたがお椀の大きさに笑いが止まりませんでした。壁にはぎっしりと写真が貼ってありました。
海鮮面を辛さ控え面で3人分。これがその写真です。
麵の他に餃子とシャオロンパオを頼みました。お茶も含めてRM130程でした。
思ったより空いていたのでゆっくり食べることが出来ました。店の一角に写真コーナーが有り、4人で記念写真を撮ってもらいました。
車をビーチストリート沿いの駐車場ビルに移動し市内観光に。
この駐車場はリトルインディアのアーチの前だったので、先ず近くに或る旧消防署へ。
消防士気取りで階段を上るTちゃん。
ここから近くの壁絵やワイヤーアートを観光マップを頼りに捜して回りました。最初に見つけたのがOld Motorcycleと名付けられた壁絵。
ここもTちゃんにお願いして記念写真を。
こちらは本来ならブルース・リーが飛び蹴りをしている絵ですが、残念なことに殆ど風化してしまい、全く見分けがつかない状態でした。
この後で見た多くの絵は5年前に来た時よりかなり痛んでしまっていました。そのうち全滅してしまうんでしょうね。
こちらが観光マップに掲載された数年前の絵です。
こちらはKandarと名前の付いたワイヤーアートです。
Kandarとは担ぎ棒でカレーとライスを容器に入れて棒で担いで打って歩く行商人です。
カピタンクリンモスクまで行って引き返しました。
傘をつるした小さな通り、Armenian Street, には小物を売るお店が並んでいました。
こちらはProcessionと名付けられたワイヤーアートです。寅年の虎を担いで歩く儀式で悪運を洗い流し大きな富と健康をつかもうとするそうです。
こちらも有名な壁絵の一つ"Kids on Bicycle"です。後ろの子供の絵が消えかかっています。
今度はK君にモデルをお願いしました。自転車に跳ねられないでね!
こちらは日陰にるせいか、新しく書き直したのかきれいに残っていましたが観光マップには載っていませんでしたがGoogle Mapには"I want bao"と有りましたので、「お饅頭頂戴」って絵なんですかね。
優しいK君がお饅頭を上げてるのかな?
ランチを食べたレストラン「大椀公面」まで戻ってその少し手前の道路を入ると周家の桟橋です。
桟橋の入り口の壁絵です。
こちらは桟橋の中ほどにある家に書かれた壁絵です。
この様に殆どの家が水上に建てられています。
一番先端までお店を冷かしながら歩き桟橋の先端へ。
遠くにペナン大橋が望めます。
暑いので早々に引き返し途中に有ったスイーツの店で休憩。
マンゴーのかき氷でしばし涼を楽しみました。おいしかったのですが、マンゴーが今一でした。
駐車場に戻る途中に有った"Brother & Sister on a swing"と言う壁絵です。「兄妹でのるブランコ」ですね。これもかなり痛んでました。
ここは妻に隣のブランコに乗ってもらいました。
この絵の横にあるアーケードです。洒落た小物を置いていました。妻はピアスを買っていました。
Victoria通りにあったワイヤーアートです。"Property"と題されています。「資産」とでも訳せばいいのかな。
この通りは1800年代にはウオーターフロントだったそうで多くのお店や倉庫が並んでいたそうです。
こちらはChulia通りに有ったワイヤーアートです。"Yeoh only"は「楊家のみ」と言う事でここの主人は新しく移って来た楊さん一族を面倒見たそうです。
左の写真が私たちが今回利用した観光マップです。
以前来た時、赤丸を付けたツーリスト・インフォーメーション・センターで入手しました。
それぞれのワイヤーアート自体にもストリーが書いてあるのですが、観光マップの方が分かりやすく書かれていました。
裏にはワイヤーアートの詳細が説明されています。
壁絵もワイヤーアートもまだまだたくさん見ていないのですが、時間の都合で今回はこれで良しとしました。
駐車場まで戻ってホテルに向かいました。
今回の宿は憧れのEastern & Oriental Hotel Penangです。本館は荘厳な造りのホテルです。残念ながら私たちは隣の新館泊です。
写真は休館の正面です。
こちらは正面玄関から右手に伸びるホールです。
古い写真がたくさん飾られています。
逆に左手に向かうと新館にたどり着けますが、レセプションは新館と休館は別になっています。
午後4時前にチェックイン。
新館は全室オーシャンビューです。
私達は9階の真ん中の部屋で左右の部屋より海に向かって突き出した2部屋でした。
ベランダから見ると左手にガーニードライブ方面が見渡せます。
お風呂は猫足バス、独立したシャワールーム、左右に一つずつの洗面台。右側には解放感たっぷりの便器。(私的にはこのトイレだけがマイナス点でした。)
それぞれ部屋で午後5時まで休憩した後、近くの散策そして夕食に出かけました。
先ずホテルの傍にあるI LOVEシリーズのペナン版で記念写真。
そこから東のジョージタウンの町中に向かいました。
こちらは1818年に建てられた東南アジアで最も古いイギリス教会のセントジョージ教会です。
その前に有るのが1905年に建てられた高等裁判所です。
この建物とセントジョージ教会の北東方向にコタ・ラマ公園と言う市民の憩いの場所のような公園が有ります。
その西側に面しているのがペナンのシティーホール(市庁舎)です。これも1903年に建てられた古い建造物です。
この建物の写真で右奥は海になっています。
コタ・ラマ公園の東側には1786年に建てられたコーンウオリス要塞があります。
こちらは今回はパスしました。
次に向かったのは観音寺。
1800年代に広東や福建から移民してきた人たちによって建てられたペナン島最古の仏教寺院です。
上の写真の時は良かったのですが、Grabタクシーを待っている間に左のように大量のハトがやってきました。
なんと可哀そうに私の妻はシャツに糞を落とされてしまいました。「運」がいいのか悪いのか。
皆さん疲れているようだったので私だけで少し先まで行って、1883年に建てられたヒンズー教のマハ・マリアマン寺院まで行って写真を撮ってきました。中にはダイアモンドによって装飾された彫像が有るらしい。
クアラルンプールもそうですが、ペナンも狭いエリアにイスラム教、ヒンズー教、仏教、キリスト教の寺院がたくさん作られて、信仰心の強さを感じさせられます。
観音寺前からタクシーでガーニードライブのホーカーズエリアに向かいました。途中結構混んでいて30分以上かかったのですが、タクシー料金はRM13でした。
まだ明るいうちだったので、それほど混んではいませんでしたが、それでもかなりの賑わいでした。
それぞれ好きな物を選んで夕食。私はいつものチャー・クイ・テャオ。きしめんのようなお米の麺をひき肉、エビ、卵などと炒めたペナンの名物料理。それにビールとつまみにサテーをオーダーしました。
チャー・クイ・テャオがRM10, ビールが1缶RM9, サテーが1本RM1.7 でした。
71番の屋台がお勧めのチャー・クイ・テャオのお店です。
午後8時ごろまでいてホテルに帰り初日は無事予定通り終わりました。次回ではキャメロンハイランドを主にレポートいたします。
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