2023年8月29日火曜日

ペナン・キャメロンハイランド 駆け足旅行 2日目・3日目

雨のペナン島北部の海

朝起きて窓のカーテンを開けたら、上の写真のように雲が低く垂れさがっていました。

やがて大粒の雨が降ってきました。この日はペナンヒルに上り、ドローンで動画を撮ってもらう予定にしていたのですが、これでは諦めです。

ホテルでゆっくり朝食を取った後、この日の行動を相談しました。

取り敢えず雨が関係のないショッピングに行き、その後前日予約を入れていたブルーマンションでランチ。そして早めにペナンを出てキャメロンハイランドに行くことにしました。


10時前にホテルをチェックアウトし、プラザ・ガーニーへ行き、ウィンドーショッピングしていたらいい時間になったのでブルーマンションへ向かいました。

左は入り口での記念写真です。ブルーマンションとはチョンファッツィ・マンションの別名で、19世紀末のペナンの豪商の館です。壁がインディコブルーに塗られていることから、ブルーマンションと呼ばれています。

色々な映画のロケに使われていて、中でも90年代に撮られたカトリーヌ・ドヌーブ主演の「インドシナ」は有名です。今はホテルになっています。

2階にはロケが行われた映画の紹介や衣装などが展示されている部屋もあります。



左はホテルに続く中庭です。

ホテルの宿泊者のみ入れるようでした。







こちらの写真は1階のホールの奥にある中庭で2階の左側がレストラン「インディゴ」で右側に上で紹介しました展示室などが有ります。

入り口ホールは写真の右側です。






2階にある「インディゴ」でランチをすると中庭に車を停められるし、ゆっくり観覧できるので便利です。





ランチは洋食のコースです。前菜、メイン、デザートとコーヒー・紅茶で1人約RM100ちょっとでした。

値段は高いけれど質の高い料理と部屋の雰囲気を考えたらこんな物かな。

食後もう一度プラザ・ガーニーに行き買い物をしたあと、キャメロン・ハイランドに向かいました。


ペナン第2大橋を渡って高速道路に乗って直ぐのサービスエリア(スンガイ・バカッ)で妻に運転を交代してもらいました。100kmほどのサービスエリア(スンガイ・ペラッ)でK君に交代。

ここからイポー迄の途中で工事車になどによるよる渋滞が有り結構時間がかかりました。Exit137で高速を降りてキャメロンハイランド方面に上って行きました。Exit132近くから入る道に比べて道路は広く曲がりも緩やかなのですが、距離が長いし崖崩れの修復工事が有ったりして運転も楽では無さそうでした。きっとK君は疲れたことでしょう。

ペラ州からパハン州の州境を超えキャメロンハイランド方面に降りて行く峠(ブルーバレー)で運転交代。ここから坂を下って行くと左右に巨大なビニールハウスが幾重にも重なって見えてきます。ここはクアラルンプールで売られている多くの野菜やイチゴなど果物の生産地です。キャメロンハイランドでタナ・ラタに次いで2番目に大きなブリンチャンの町を過ぎるとやがて左手にゴルフ場が見えてきます。そのゴルフ場のクラブハウスの前が今夜の宿のキャメロンハイランド・リゾートです。

7時ごろ到着。もう暗くなっていました。

チェックイン時に翌日のジム・トンプソン ミステリ―ツアーを予約しました。以前宿泊した時は無料だったと記憶しているのですが、今回は1人RM100かかりました。

荷物を片付けてブリチャンの町へ夕食を食べに出かけました。


前回行ったときに利用した鍋料理のレストランです。名前はRestoran Kwan Keeです。中国名は非常に長いので省略します。





RM35の鍋セットで十分でしたが、鍋に入れる餃子と豚肉を追加しました。

疲れと食べ過ぎからかTちゃんの食が落ちていたので、3人で目いっぱい食べましたが食べきれませんでした。人数分オーダーするのは無謀でした。



9時前にホテルに戻りました。

キャメロンハイランドは高地で夜は気温がかなり下がります。しかし暖房がほとんど効かないので。私たちはパーカーを持って行ってパジャマの上から着て寝ました。


3日目は天候が心配されたのですが晴れ間が見えたので予定通りの行動が出来そうでした。

左の写真はホテルの部屋のベランダから右側を見たところです。

写真の左の樹木はゴルフ場のフェンス代わりになっています。


こちらは部屋のベッドサイドからベランダ方向を写したものです。






ホテルのレストランでゆっくり朝食。ここはビュッフェではなくメニューの中から好きなだけ何品でも選べるスタイルです。お粥、パンケーキ、洋式朝食セット、ロティ・チャナイなどがメインとして提供されます。とはいっても料理の種類が一杯ある訳ではないし、朝からそんなに食べられないので一人1~2品で十分でした。

写真は私が食べた朝食セットです。

9時にロビー集合でガイドと共にツアーに出発。ホテルの車で山道入り口まで行き、そこからジャングルの中に踏み入ります。

この近くにはジム・トムプソンの別荘で今はホテルになっている建物が有ります。

謎の失踪とされているジム・トムプソンはこのジャングルの中で忽然と消えたそうです。

興味のある方は松本清張の「熱い絹」をご一読ください。1998年には日本テレビでドラマにもなっています。


私と妻は3回目ですが、季節が違うため咲いている花が違っていました。

それとこのところ雨が多かったのかかなり山道に水が出ていました。

写真の花の説明も受けたのですが学名を言われてもピンときません。


こちらは確かベコニアの原種で葉がザラザラしたものとツルツルしたものがあるそうです。間違っていたらごめんなさい。

真ん中の緑が濃い葉はザラザラです。

その横の明るい緑の葉はツルツルです。





これはツルツルの方ですが、大きさは手と比べてみてください。

真ん中に茶色の葉が有りますが、この様に葉の色が違うものは珍しいそうです。




こちらはリップスティックと言う別名を持つ花だそうです。

スマホのカメラの性能でピントがぼけたり色が飛んだりしていますが、深紅の可憐な花でした。



倒木は苔で覆われそこに寄生する植物がたくさんあります。








またこの森には原始の時代からある数多くのシダ類が生えています。








こちらは野生のバナナです。

太陽を求めて上へ上へと伸びてこのように巨大になるそうです。

実は食べられないとか。






ジャングルからホテルに戻る道沿いにも色々な植物が生えていました。

こちらはDeer Horn(鹿の角)と呼ばれるシダです。

左右対称に伸びていくそうです。






こちらの赤い花は先ほどのリップスティックに似ていますが、違う種類だそうです。
日本兵が持ち込んだ日本の竹だそうです。








この辺りは食虫植物のウツボカズラが有名だそうです。大きさや色が異なる幾つかを見ることが出来ました。

写真は最も数多く見られた種類です。






こちらはサイズも大きく色もグリーンです。








これはCup and saucer(カップと皿)と呼ばれている花です。

まだまだ沢山ガイドさんに紹介して頂いたのですがここには載せきれませんでした。

野生のトランペットフラワーは白色で黄色は人間が手を加えたものだとか、小さな蘭科の花もたくさんありました。

花の他にも何種類かの美しい鳥も紹介してくれました。今度行くときには双眼鏡を持って行こう!



11時過ぎにホテルに到着。

ホテルに入る前に向かいのゴルフ場の写真をとりました。最初に来た時にプレイして以来ここではやっていませんが、またやってもいいかな。

ホテルに戻りガイドにお礼を言って中に。因みにチップは不要でした。

シャワーを浴びて着替えをして12時前にチェックアウトし、次の目的地のBOH Tea の茶畑に向かいました。

BOH Teaはマレーシア産の紅茶のメーカーです。マレーシア土産の代表格でこのキャメロンハイランドに幾つかの茶畑を持っています。

私達が向かったのはその中でも最も有名なBOH Sungai Palas Tea Viewpointです。上の写真の上部に見える所が展望台県レストランでこの右のほうにショップや、見学のできる工場があります。

ブリンチャンから20分ほど幹線道路を上って行った所から左折して山道に入ります。曲がりくねった細い道が茶畑の中を走っています。すれ違えるところが少ないので車の運転には気を使います。

15分程で駐車場に到着します。以前は未舗装でそれほど広くはなかった駐車場が、今は舗装されて3倍以上の広さになっていました。上の写真はその駐車場から撮りました。

展望台からの眺めです。見渡す限りこのような茶畑が広がっています。

茶畑では作業員が茶葉を摘んでいました。





展望台のレストランではBOHの種々の紅茶が飲めます。勿論有料です。ケーキや、パスタなどの食事も可能です。

ここで少し休んで午後2時ごろ茶畑を後にしました。




幹線道路に出たところの左前方に蜂蜜のショップが有ります。ここでは細いチューブに蜂蜜を詰めたお土産を売っています。色んな花から採った蜂蜜を組み合わせたりもできます。

ブリンチャンから宿泊したハイランド・リゾートそしてキャメロン・ハイランドの中心のタナ・ラタを過ぎ坂を下って行きます。途中の道沿いにある野菜などを売っているお店が数店並んでいるところで、トウモロコシやイチゴ、そしてブロッコリー等の野菜を買いました。

白い粒と黄色い粒混じったともろこしは意外とおいしかった。イチゴは硬くて酸っぱいけれど数年前より食べられるようになっていると感じました。

もう一か所のビューポイント、Cameron Valley Tea HouseではTちゃんと妻だけ降りてビューを楽しんできました。

ここから一気に下って行きます。午後3時半を回った所でした。この道路は来るときに利用した道路より道幅も狭く、曲がりの半径も短いのでそれほどスピードは出せません。途中数か所で山崩れが有ったのを修復工事していたための渋滞もありました。

午後4時半少し前にExit132から高速道路に乗りました。乗って直ぐタパーのサービスエリアが有ります。ここは北へ行った帰りには毎回使っています。ここで停まる目的の一つが一番北側の棟に売っている食パンを買うことです。1本RM10だったのがRM11になっていましたが、今回も買って来ました。ここからローワンのサービスエリアまで妻に運転してもいました。

KL市内までは通勤と逆向きなので比較的スイスイと行きましたが市内から我が家方面は結構渋滞していました。それでも午後7時に帰宅。メーターを見たら家を出てから約970kmでした。

お疲れさまでした。










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