2015年10月27日火曜日

台北に行って来ました_初日(士林夜市)

 写真のようにヘイズで曇るクアラルンプール(通常時ははっきりと見えるビルがかすんでいます。空気も煙臭い。インドネシアのスマトラ島から森林火災の煙が風に乗って来て、ほぼマレーシア全土とシンガポールを覆っています。)を逃げ出し、台北に行って来ました。

ただし台湾にはフィリピンに大きな被害をもたらした台風24号が近づいていました。長期天気予報では連日雨マークやシャワーマークだったので、不安感を持っての出発でした。



因みに今回の旅行はエクスぺディアでホテル&フライトのパッケージを利用しました。3泊4日で2人で約2,700リンギット(約8万円)。 飛行機はエアアジア、ホテルは台北駅隣に在るeTaipei Service Apartmentと言うアパートタイプのホテルを選びました。

出かける前に一つ問題がありました。妻のパスポートの有効期限が5か月しか残っていないので、エアアジアのウェブ・チェックインができなかったことです。日本のパスポートは3ヶ月残っていればいいのですが日本はだけは例外で、通常は6ヶ月以上残っていないと入国できません。エアアジアのシステムでは、ウェブ・チェックインの手続き中パスポートの有効期限を入れたところではじかれてしまいました。

案の定クアラルンプール第2空港(KLIA2)のエアアジアのカウンターでチェックインしようとしたところ、係員に6ヶ月以上残っていないのでダメと言われてしまいました。いくら日本人は3ヶ月でいいのだと言っても、システム上はじかれてしまう様でした。

結局マネジャーカウンター(オレンジ色のカウンター)に行くことになりました。ところがここでは1分ほど調べただけで、直ぐにOKが出て発券してくれました。最終的にはインターネットの台湾大使館の査証に関する記述のあるページを見せようと思ったのですが必要ありませんでした。
因みにマレーシアは日本人でも6ヶ月の残存期間が必要ですが、私たちはMM2Hのビザを持っているので、そのビザの有効期限まで入国することができます。なのこの旅行の帰国時にも問題ありませんでした。

4時間半弱のフライト後、無事台北の桃園国際空港の第1ターミナルに到着。ロビーに出てまず両替をしました。この日は日本円は1円が0.2672元(1元が約3.74円)、US$は1ドルが31.965元(1元が約0.03ドル)で、どちらを替えても1回30元(約114円)の手数料を取られます。これ以降の換算は手数料なども考慮して1元を3.8円として計算します。

空港から台北駅までは3通りの方法で行けます。まず台北駅直行のリムジンバス。ただし台北市内で何か所に停車します。時間は約50分。運賃は125元(475円)。次はバスで台湾高速鉄道の桃園駅まで行き、そこから電車で向かう方法。所要時間は20分と20分ですが、乗り換えと待ち時間を考えると1時間ほど見る必要があります。運賃はバスが30元(114円)電車が165元(627円)から。そして最後がタクシーで行く方法です。30~40分程で1000元(3800円)以上します。

私たちは迷わずリムジンバスを選択。行先別に4つの会社があり、私たちは本数の多い国光客
運の便を利用しました。バス待合室の発券カウンターで切符を購入します。5番乗り場で乗車。乗り込むバスはこの5番の看板の後ろに到着します。(間違えて6番に並び1本乗り損ねました。)

予定通り50分で台北駅横のバス降車場に到着。この頃から小雨。でも傘をさすほどではありませんでした。

ホテルは写真のバスの後ろに見えている高架の反対側です。そこには長距離バスのターミナルビルのひとつがあり、ホテルはこのビルの一角にあります。

ところがホテルの入り口を示す標識もなく、うろうろしてしまいました。結局バスターミナルの受付まで行ってやっと場所が確認できました。


ホテルのフロントは外に出てこのビルの高速道路に面したいくつかの店舗の一つでした。これは見つけられない。ここではチェックイン手続きのみ。部屋は再度外に出て道路に添って50mほど行ったところにあるオフィスビルのような入り口を入ったところからエレベーターで5階へ。ここからがホテルとアパートの入り口です。部屋はエレベーターを乗り換え10階の奥でした。

窓からは台北駅の大きな建物と市内の南半分が一望できます。写真の右手の大きなビルが台北の鉄道駅です。








もう1枚の写真のように左手遠くには世界で3番目に高いビルの101が望めます。



サービスアパートなので小さなキッチンがあり、ベランダには洗濯機もあるので長期滞在には向いています。







 
問題は目の下を走る高速道路の低温ノイズが窓を閉めても多少聞こえるので、音に敏感な方は、違う向きの部屋を希望した方が良いかもしれません。


この欠点を補うのが立地条件の良さです。とにかくビルの地下はMRTと呼ばれる地下鉄の駅が2線交わっていますし、目の前は台北鉄道駅。バスのターミナルはホテルのあるビルと台北駅の反対側にあります。(空港からの到着場所と発車ターミナルは別場所です。) どこに行くのも便利が良く、特に今回はMRTに毎日お世話になりました。

少し休んだ後、このMRTの淡水線で士林の夜市に行きました。

日本のパスモやスイカのようなプリペイドの悠遊カード(Easycard)を買おうして窓口に行ったところ,淡水線は使えないとのことで自販機で切符(写真のようなトークン)を買うことに。











夜市には5駅目の劍潭(jiantan-ジェンタン)と言う駅で下車します。20元(76円)です。士林市場と言う表示に従って駅の北口を出て、人の波に付いて行くとすぐ目の前に、込み合った通りが目に入ってきました。道路を渡っていよいよメインの大東路へ。写真の左側の通りです。














夕方6時ですが既に大勢の人が買い物を楽しんでいました。私達も少しお店を覗いたりしてブラブラした後、夕食のために士林市場の地下に広がる美食街に行きました。











地下に下りると、油と色々な香辛料の混ざった匂いが満ち満ちていました。

まず最初に目に飛び込んできたのが,鉄板の上で焼いている卵と牡蠣。

写真の看板書かれている蚵仔煎(クーツァイチエン)という台湾名物の牡蠣のオムレツです。この料理はこの美食街でも色んな店で提供されているようです。そのほかにも麺や、種々の台湾料理、ステーキや包子のお店が軒を並べていました。

どの店もほぼ満員で、やっと空いた席を見つけた店に入り写真の様な料理とビールを注文。これで710元(2700円)でした。

左から台湾ビール、イカの姿焼き、手前が小さなカニ(沢蟹かな)の唐揚げ、中央奥がワンタンメン、下記のオムレツそして手前がイカと空芯菜の炒め物です。
日本から来ていれば安く感じたかも知れませんが、マレーシアから来ている私たちには少し高く感じられました。味はまずまずかな。ただし欲張った為2人で食べるには少し多すぎました。

食後出口近くにあった青蛙下蛋と言う不思議な名前のジュースを買い、飲みながら夜市の散策を続けました。このジュースはタピオカと黒蜜シロップの入った飲み物です。一杯35元(133円)で思ったより甘くなく飲みやすかった。ただ看板の青蛙は気持ち悪い(?)


夜市を散策していると行列ができている店が2軒ありました。1軒は焼き立てのカステラを売っているお店。
美食街のある士林市場の東の通りに面した、「現烤蛋糕」と、その場で焼いたケーキと言う意味の4つの文字が看板に書かれたお店。店の前では今まさに焼きあがったケーキ(巨大なカステラかな)が切り分けられているところで、食後直ぐなのに美味しい香りが食欲をそそりました。


もう1軒はガイドブックにも載っている胡麻餅のお店。福州世祖胡麻餅と言うお店です。長い行列が出来ていましたが、丁度出来上がった胡麻餅が売り切れたところで、現物を目にすることはできませんでした。それにしても並んでいる人たちは何分待つのでしょうか。


買い物をしていたら小雨が降って来たので、美食街近くに戻り、名物のマンゴーカキ氷を食べながら雨のやむのを待ちました。凍らせたマンゴーをスライスしてさらにマンゴーをトッピングするタイプと普通の氷をスライスしてマンゴーをトッピングするタイプがありましたが、今回は後者を選びました。100元(380円)で、2人で食べてやっと食べきれました。

ただ残念だったのは、このお店ではトッピングのマンゴーが冷凍だったので、マンゴーの味がそれほどしませんでした。


雨も上がったので、帰路に着きました。初日はこうして過ぎました。

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