して栄えたマレーシア最古の都です。2008年にマレーシア北部に位置するペナンのジョージタウンとともに、その歴史的な街並みが世界遺産に登録されました。
午前8時前に家を出て、高速道路E2号線を南に走り2時間足らずで到着しました。今夜の宿の「赤道直下の」と言う意味のホテルエクアトリアルにチェックイン後、早速街を散策に。ホテルを出て右手に歩き、西洋風の建物(学校かな?)、独立宣言記念館を過ぎるとそこはサンチャゴ砦(写真左)。ポルトガルによって建造された東洋一の堅牢さを誇った砦も今はこの門が残るだけです。
軍事博物館と海洋博物館(写真右)の前を通り、この街のシンボルとも言えるオランダ広場に。
またこの街の観光に利用されるトライショーは、昼間見ても相当派手ですが、夜は電飾一杯で一見の価値があります。オランダ広場には右の写真のようにたくさんのトライショーが客待ちをしています。
風通しの良いこの教会跡で、若者の歌を聴きながらしばし涼をとった後、丘を下りたのが丁度正午。
プラナガンの大富豪の邸宅が博物館となったババ・ニョニャ・ヘリテージという博物館へ。なんとランチタイムで休館。今日はこれで3件目の休館。ババとは中国移民の男性、ニョニャとはババと結婚したマレー人女性。その子孫たちをプラナガンと言います。
ここのヒーレン・ストリートには左の写真のように成功したプラナガン達の豪邸が立ち並んでいます。このあたりの建物は京都や奈良の町家造りに感じが似ていて、間口より奥行きが長く途中中庭が配置されていたりして明かりを取り入れる工夫がされています。
歩き疲れてお茶にしようとこれもガイドブックに紹介されていたザ・バブーン・ハウスへ。なんとここも本日はお休み。もう一軒のジョンカー・デザートへ。ナ・ナ・ナ・ナ なんと、ここもお休みではありませんか。なんということでしょう。後でわかったのですが火曜日が定休日のお店が多いらしい。残念!
妻には甘いものは諦めてもらい、ジョンカー・ストリートのジェオグラフィー・カフェへ。地理学者たちのカフェという名前の謂れは分かりませんが、ここで私はきンキンに冷えたギネス・ビール。妻はプラムジュース(これが結構美味だったらしい)で喉を潤し、本日の観光の終盤へ。
まずセント・フランシスコ・ザビエル教会へ(左の写真はその内部)。ここは比較的新しく19世紀になってポルトガル人の子孫たちがザビエルの偉業をたたえて建てたそうです。右の写真のように入り口には日本での布教を手伝った「やじろう」の像がザビエルの像と並んで建っています。
この教会を出て道路を渡るとすぐ前にマラッカ川が流れていて、この川沿いに整備された遊歩道が午前中に通り過ぎた海洋博物館辺りからかなり上流まで続いています。遊覧船で周遊することも可能で、時間が合えば乗ってみる予定でしたが、今回は遊歩道を結構歩いたのでやめました。
川沿いにオランダ広場まで戻り、スルタン宮殿に向かいました。1396年に建国されたマラッカ王国の初代国王の王宮を復元したもので、高床立式の立派な木造建築です。内部は文化博物館となっており、当時の王室の暮らしぶりが分かるようになっています。
ホテルはまずまずでしたが、夜中に深夜まで外で音楽と爆竹が鳴り続いていたのにはまいりましたが、第一日目は相当ハードな行程だったので、その騒音もやがては子守唄となってしまったようでした。