前回まで8回にわたりミャンマー旅行の話をお伝えしてきました。いかがだったでしょうか。
今回はその番外編です。
ヤンゴンから日帰りでのチャイテーヨー・パヤー観光、そしてバガンへ移動し2日間にわたり電動バイクとタクシーでの寺院巡り、バガンからインレー湖へ飛び、インレー湖の水上集落観光と翌日のカックー遺跡群観光、そしてヤンゴンに帰って来ての市内観光と駆け足旅行でした。
このご紹介の中で実はバガンでの初日に事件が有りました。すでに「ミャンマーに行ってきましたー3 日目 バガンへ」編で簡単にお伝えしましたが、バイクで「シュエグーチー寺院」を訪れた際、妻が野良犬に噛まれました。写真はその寺院。
見学を終えて、靴を履き、先に出ていた私のところへ小走りで向かっていた時、入り口のお土産屋さんが並んでいる辺りで戯れていた2頭の犬の内1頭が、近づいて来た妻に驚いて反射的に足に噛みつきました。
見ていた私も噛まれた妻も、一瞬のことで何があったかわかりませんでしたが、その犬がキャンキャン泣き叫びながら逃げて行ったので、噛まれたことを知りました。
ジーンズを穿いていたので捲ってみると、かすかに歯型がついていました。これだと大丈夫と思い、持っていたウェットティッシュで拭いてみると、血が付いてきました。後で知ったのですが、犬に噛まれた時は、先ず傷口を水で十分に洗い流すことが必要だったそうです。
近くにいるおばさん達に尋ねても英語は通じないので病院がどこに在るかわかりません。傷は痛んできたらしいけど、バイクには乗れたのとホテルまで10分もかからない所だったので、取り敢えずホテルに戻って病院を紹介してもらうことにしました。
ホテルのフロントで話をすると、直ぐ病院に電話をかけて予約を取り車を準備してくれました。
病院はホテルからニューバガンに向かう途中に有りました。噛まれてから30分強で病院到着。
写真は病院の入り口に立つ案内板です。
こちらが病院の入り口です。
医者がランチなのか診察迄10分程待たされましたが、診断の結果レベル3でワクチンの接種が必要との事。こんな田舎の小さな病院でワクチンがあるのか心配でしたが、犬に噛まれるケースが多いのか、しっかり在庫がありました。
ワクチンは5回打つタイプと、3回打つタイプがありました。5回タイプのものは3日後に2回目を打たないといけないのでこの先旅行を続けるので無理、3回タイプは2回目が1週間後なのでマレーシアに帰ってから打つことが出来るのでこちらを選びました。
写真がそのワクチンの空き箱です。
また、破傷風の注射もあわせて打ちました
ワクチンを打った後傷口の消毒と化膿防止の塗り薬を塗り、治療は終了です。
旅行保険申請用の診断書と領収書を作成してもらいホテルへ。犬に噛まれて1時間以内にすべて終了しました。ホテルの用意した車は有料でしたが、これも後で保険でカバーできました。
狂犬病は3ヶ月ほどの潜伏期間があるとのことです。そこまでは心配ですが、普通の生活を妨げるような症状は何もないので、ホテルで30分程休んだ後、再度バイクでその日とそれ以降の観光を予定通り続けることが出来ました。
クアラルンプールに戻り、保険会社に連絡し同じワクチンがある病院を捜してもらいました。
写真が治療を受けたプリンスコート病院のメインロビーです。
噛まれた1週間後に予約を入れてもらい、ガイド通りに2回目の接種。3回目はその2週間後です。こちらも予定通り接種。
写真はワクチンなどの処置を受けるための受付です。
既に噛まれてから5か月が経ちました。どうやら問題はなかったようです。
今だから笑ってブログネタにできていますが・・・
良かった、良かった。
0 件のコメント:
コメントを投稿