ヤンゴンのスーレー・パヤー |
6時に朝食。宿泊客が数組(ひょっとして私達だけ?)しかいないので、この朝はビュッフェではありませんでした。限られたメニューから選んで朝食。
7時に予約していたボートがすでに待っていたので、荷造りをしてチェックアウト。7時10分前に出発。
この日はきれいに晴れ上がり風もなく、湖面がガラスのように穏やかでした。
2泊したゴールデン・アイランド・コテージともお別れです。
上空には漂う飛行船も。
晴れているとボートも気持ちがいい。
湖の中央に浮かぶ仏塔。
水路に入るとカモメの群れが送ってくれました。
周りの景色を堪能しながら、35分程でニャウンシュエのボート乗り場に到着。
前々日もいた差配師のおじさんが笑顔で迎えてくれました。
迎えのタクシーは空港からここまで送ってくれた車とドライバーでした。
インレー湖を後にして空港に向かいました。
ニャウンシュエの街で見かけた仏塔です。
朝陽を浴びて金色が一層艶やかに輝いていました。
こちらは街外れにある現役の寺院、「シュエヤンビイ僧院」です。
130年ほど前に建てられたものだそうです。
シュエニャウンの街の近くで幹線道路に出ます。
右折するとシュエニャウンの街を通ってタイのメーサイに続きます。
左に折れてヘーホー空港へ。
左の写真はその交差点で停車中に車窓より撮ったものです。バイクは3人乗りが当たり前?
これでインレー湖とはお別れです。残念だったのはインレー湖周辺の各地で5日ごとに市が立つ五日市に行けなかったことです。この市にはこの辺りに住む少数民族が民族衣装を纏って売り買いにやってくるそうです。
同じような市は以前ご紹介したベトナム北部のバックハーで大きな日曜市を経験していたので諦めがつきました。
写真は空港近くの山に聳える大寺院。
ニャウンシュエを出て50分後の8時20分にヘーホー空港に到着。
写真は今回私たちが利用したAIR KBZのチェックイン・カウンターです。
チェックイン後、写真のイミグレーションでパスポート検査をした後、出発ロビーへ。
フライトが少し遅れたため、1時間半以上待たされました。待合ロビー内のコーヒーショップでミャンマーコーヒーを。1杯2,000チャット(約140円)でした。
待っている間日本人旅行者を案内しているJTBのガイドさんと話し、この空港が来年日本のODAで建て直されることを教えていただきました。
どんなふうに変わるんでしょうかね。
10時20分に離陸。
写真は機内で提供された軽食とコーヒーです。
11時30分にヤンゴン空港に着陸しました。
荷物のカウンターがいつの間にか変更されていて、受け取りに手間取りました。
ロビーに出て両替。100US$が149,800チャットでした。日本円に換算すると1チャットが0.073円で少しレートが悪くなっていました。因みにこのブログのレートは今まで通り0.07を使います。
写真は車窓から写したインヤー湖畔。
Grabで今夜の宿のSakura Residenceへ。5,300チャット(約370円)でした。昼間なので結構混んでいて40分ほどかかりました。
写真はこのホテルの住居棟です。私たちの泊まった部屋は、このプールを挟んだ反対側の塔にあります。
このホテルは日系の管理と言うこともあり1階のコンビニには日本食品が結構揃っていました。
私たちの部屋も1LDKのコンドミニアムでした。家具も揃っていて長期滞在に向いていました。
写真はリビングルームから、キッチン方向を写したものです。
1泊しかしないので残念ですが、このホテルにしたのは洗濯ができるからです。
こちらがリビングルームです。
この左手にベッドルームとバスルームがあります。因みにバスタブはついていませんでした。
8階の部屋からの眺めはいいのですが、外壁の再塗装中でネットが張ってあるため折角見えているシュエダゴォン・パゴダの写真を撮ることはできませんでした。
荷物を片付けて市内観光に。まずランチを取るためにこのホテルと同系列のサクラ・タワーへ向かいました。
実はバガンで泊まったホテルも同系列でした。そういえば隣にサクラ・インと言うホテルもありました。
Grabでタクシーを手配しようとしたら、ちょうど客を下ろしたタクシーに交渉すると3,500チャット(約245円)で行くというのでこちらにしました。
30分ほどで到着。ガイドブックにも載っている展望の良いスカイ・ビストロへ。エレベーターで20階に降りると両側がレストランになっていました。
スカイ・ビストロはシュエダゴォン・パゴダやヤンゴン中央駅が望めるサイドです。
上の写真が望遠レンズを付けて写したシュエダゴォン・パゴダです。左の写真はヤンゴン中央駅です。
窓際の良い席が取れました。まずビール。
そして私はカツ丼(右の写真)を妻はミャンマー風フライド・ヌードルをオーダーしました。
妻が頼んだお茶等を含めて27,500チャット(約1,925円)でした。これまでの食事と比べると少し高いけど、この展望とカツ丼が美味しかったので良しとしました。
この写真はスカイ・ビストロから南のヤンゴン川方面を眺めたものです。
右側の黄金に輝くのはこの後訪れる予定のスーレー・パゴダです。
先ずヤンゴンのダウン・タウンを散策することに。サクラ・タワーから市庁舎ビル(City Hall)へ。左の写真が正面から写した市庁舎ビルです。
スレー・パヤーを右手に見て道路を横切り、独立記念碑の聳えるマハバン・ドゥーラ公園へ。
土曜日と言うこともあり公園には大勢の人が出ていました。この日は国際婦人デイでそのイベントも開催されていました。
中央は独立記念碑。左手奥に市庁舎ビルが少し見えています。この左手にスーレー・パヤーが有ります。
上の写真の右端に写っている赤い建物がこちらです。これは旧最高裁判所です。
この頃には気温がうなぎ上り?体感は38度くらい。ゆっくり歩かないと汗びっしょりになりそうでした。たった1時間半でこれだけ気温が違うのか実感。
この旧最高裁判所の前を通り南下し、ヤンゴン川方向へ。
こちらは公園沿いに並んだ露店群です。
こんな物も売っていました。勿論食用です。
裏通りの住宅やオフィスの窓から細いひもが垂れ下がっています。
これは新聞などを受け取るためのもので、以前テレビで紹介されていました。エレベーターが無いイギリス植民地時代の建物には必要な設備(?)かな。
それにしてもアンテナが傘を開いて並んでいる光景は圧巻です。
この辺りは旧植民地時代にイギリスによって建てられた多くの建物が残っています。
河岸を走る幹線道路はストランド通りと呼ばれ、港湾局、税関や銀行そして航空会社などが並ぶオフィス街です。横浜の山下公園前のような感じかな。
道路の川側には約3㎞に渡ってナイト・マーケットが出るそうですが、この時間はまだ準備中でした。
写真のカラフルなテントがその屋台群の一部です。
税関の先で右折し、スーレー・パヤーに向かいました。
写真はスーレー・パヤーを南から見たところです。
南門に入ると花を売っているおばさんが、ここに靴を脱いで行っていいよと勧めてくれました。
まっいいかと仏前に供える花を買って靴を置かせていただきました。周壁の建物を出ると目の前に黄金の仏塔が。
眺めていると、胡散臭そうな若い男性が話しかけてきました。学生だそうですが、本当かどうかはわかりません。
お参りの仕方を教えてくれると言うので、乗っかりました。黄金の仏塔の周りに各曜日ごとの仏像が有ります。自分の曜日、例えば私は火曜日、妻は日曜日ですのでその仏像に行ってお祈りします。
お祈りの仕方は、
①仏像に5回水をかける。
②仏像の前に座る守護の動物にも水を5回かける。
③仏像の上にある金の飾りに3回触る。
④鐘を3回打つ。⑤仏像の前に跪きお祈りをする。
お祈りする人の曜日が分かれば、守護の動物やラッキーカラーそしてラッキーナンバーもわかります。
買った金箔を写真の船に乗せて後ろに回り込み滑車を回します。
船はロープに沿って空中を移動し、仏塔の中腹にある金箔の奉納場所(写真左端の中央付近にある屋根の付いた場所)へ運ばれて行きました。おそらくそこには係員がいて金箔を受け取り、空になった船を下に戻すのだと思います。
この裏に神殿が有り、仕事運の神様、安全の神様、そして学業の神様が祀ってありました。
そこで最初に花と一緒に買った傘を供え、ろうそくを3本灯すように指示されました。
お供えの傘は安全、花は美しさ(優しさ)、水は穏やかな気持ちを表すそうです。
ここでこのガイドもどきの学生がお金を要求。5,000チャット(約350円)渡したら、3と言う数字がいいので3枚を請求してきました。もう5,000チャット握らせ、これで十分だと追い払いました。
午後4時にスーレー・パヤーを後にして26番ストリートにあるユダヤ教の寺院(モーゼ・ヨシャア・シナゴーク)に向かいました。
写真はスーレー・パヤーの近くでクレープのようなものを焼いていたので、匂いにつられ買おうかと思ったのですが、時間がかかりそうでやめました。
シナゴークは細い通りの中ほどにあってなかなか分かりずらかった。
やっと辿り着いたのにすでに閉まっていて中に入ることはできませんでした。
たった20人のユダヤ教徒で守っていて、中は非常に美しい状態で保存されているそうです。ガイドブックに午前中しか開いていないと書かれていたのに、見落としていました。
写真はシナゴークの南側を見たものです。
なかなか風情がありますね。
ここから北に上がり中央駅近くのボージョーアウンサン・マーケットに向かいました。
途中夕方の買い物客でごった返す露店で埋め尽くされた通りが有りました。野菜・果物・穀類・肉・魚・卵・花などがメインでした。
値段も安く非常に活気があり、ヤンゴンの市民の生活の一部を垣間見ることができました。
左の写真はきれいに並べられた野菜類です。
因みに卵が1つ7円から10円位、お米が1㎏(おそらく)70円から140円位でした。
右の小さい方の写真は焼きナスです。
こちらはアボカドです。
右はタナカです。バガンでも紹介しましたが
擦ってその粉を顔などの皮膚に塗り、日焼けを防止したり美肌効果を期待したりするもので、ミャンマー女性の半分以上(?)が塗っていました。
こちらでは魚とエビを売っていました。
カツオのような大きな海の魚を売っている店もありました。
この他にも同様に肉を並べて売っている人も。
たくさん写真を撮ったのですが、とても紹介しきれません。
左はこの通りの中ほどで取ったものですが、まだまだ続いています。
残りは速足で通り抜け、目的のボージョーアウンサン・マーケットへ。でもここは非常に広くて短い時間で見切れるものではありませんでした。
写真は1階の中央通路です。着いたのがすでに午後4時半を回っており、殆どのお店は5時で閉店でした。
別に買う予定の物もなかったので、引き上げました。
マーケット南側の道路を挟んで反対側にある新しいデパートでコーヒータイム。アイスコーヒーとフラプチーノで7,700チャット(約540円)。他の物価を考えたら決して安くなかった。
でもこのビルにいると、やはりヤンゴンはミャンマー1の大都市だということを痛感しました。
所でミャンマーの首都はここではなく、2006年に350㎞ほど北にある人工の町ネーピードーへ遷都されています。ネーピードーとは「王都」と言う意味だそうです。2012年から一般観光客も訪れることができるようになっています。
午後6時前に通りに出ると夕日がいい感じでした。落ちるところを写真に撮ろうと河岸道路まで行ってみましたが、タッチの差で間に合いませんでした。
日も落ちたので夕食をとるため、BBQ通りへ向かいました。
ガイドブックにあった、日本人が経営するという「コーサン 19th st.」と言う店です。
カフェ・バーのようなところで、私たちが入った6時半ごろはまだガラガラでした。
ビールx2(私)、パイナップル・ジュース(妻)、オクラの炒め物、ビーフのキーマ揚げ、アボカド・ディップで11,600チャット(約815円)、やっぱり安い。
40分ほどいたのですが、あっという間に満席。待ち客もいたので私たちは退散。
Grabを呼んでホテルへ。3,000チャット(約210円)で行ってくれました。
ホテルに帰り、最終日の予定を決めた後、荷造りをしてその日は終わりました。因みに翌日は午後3時ごろまでヤンゴン最大の観光スポットの「シュエダゴォン・パゴダ」、国立博物館、アウンサン・スーチ―邸へ行くことにしました。では次号でご報告いたします。