久々の旅行、久々の投稿です。やっとかなり自由に旅行が出来るようになりました。
今回はジョホール州へ行って来ました。
マレー語講座のメンバーのKさんから、ジョホールにあるForest Cityホテルのプロモーション情報を頂きました。正式には36ホールのゴルフ場を有するForest City Golf Hotelと言うホテル。写真がそのホテルの外観です。
1泊2日2ラウンドでRM1,260。朝食・夕食とランチ代わりになるハイティーがついての1部屋2人分の値段です。片道4時間はかかるので1泊ではきついので1日延泊してもRM198の追加料金で済みます。一人当たりRM729。円安なので日本円に換算すると頭が痛くなるので、今回はマレーシアリンギットの値段だけでご紹介します。
これは行かない手はないので、友達のTさんご夫妻をお誘いし先週行って来ました。
妻がガイドブックを見ていて、近くにマレーシア最南端、つまりユーラシア大陸最南端の岬が有るのを発見。Tさんご夫妻も興味があると言うことなので、ホテルに行く前にそちらへ寄ってみることにしました。今回はゴルフの話ではなく、この岬、Piai岬(Tanjung Piai)をご紹介します。(ゴルフとホテルは次回にご紹介します。)
午前9時頃Tさんご夫妻をピックして一路高速2号線を南下。2時間ほど走ったところにあったサービスエリア(こちらではR&Rと言う)で運転手交代。
お昼にはちょっと早いのでKFCでコーヒーを買うだけにしたのが間違い。今はラマダン中と言うことを忘れていました。ナビに従いExit250で高速を降りて一般道へ。昼も過ぎたのに何か食べられそうな店が1軒もない。海岸沿いの道に入り街中を走りレストランを見つけるが全部クローズ。マレー料理の店がラマダンで昼間はやってないのは分かるが、中華系の店も閉めている。これ以上行くと岬のある国立公園内に入ってしまうという最後の街で給油。近くにスーパーらしき所が在ったので、給油している私以外で食料を買いに。当然弁当のようなものはないので取り敢えずパンとかバナナを仕入れて岬へ。
駐車場に着いたのが1時半。小雨が降っていたので、車中で買ってきたパンなどで飢えを凌ぎました(?)。教訓1:ラマダン中の旅行は食事をどうするかリサーチしておくべし。
雨も止みそうなので岬に向かうことに。入園料は外人料金でRM10。MM2Hのビザを見せるもRM3の現地人料金にはしてくれませんでした。
写真は駐車場から入り口方面を写したものです。
入り口を入ったところに写真のような大きなモニュメントが立っていました。
ここで最初の記念写真。
建物の中は廊下に沿って紹介パネルが何点か貼られていました。
左のパネルで見るとここが最南端と言うことが実感できます。
建物を抜けるとマングローブが生い茂る林の中の遊歩道があります。表示に従って岬に向かいました。マイナスイオン一杯の道です。
マングローブや沼地に住む貝やムツゴロウのような動物たちの生態がよく観察できます。
15分程歩いていると遊歩道の先に最南端を示す碑が見えてきました。
到着です。水平線上に沢山写っている船の向こうがシンガポールです。
THE SOUTHERNMOST TIP OF MAINLAND ASIAと書かれています。ユーラシア大陸最南端ではなくアジア大陸最南端としているのは何故なのかな?
午後の日差しは、木陰から出るととにかく暑い。
記念写真を撮った後帰路に。岬を一周できるように遊歩道が造られているので、景色の変化が楽しめました。
まずマングローブの観察。
マングローブの根っこって凄いことになってるんですね。幹のあっちこっちから、無数の手が伸びるように四方に根を伸ばしていました。
調べてみると これは地盤が沼地で不安定なことと、土中の酸素が少ないので酸欠を防ぐためらしいです。
マングローブの実は、木に付いた状態で中の種子が発芽し、十分育つと落下して漂流し、環境が合ったところに漂着出来たら、根や葉が出てくるそうです。
こうして苗床で育てると確実に育ちます。
出口に向かう前に左手にJetti(桟橋)の看板が有ったのでそちらにも行ってみることにしました。期待してなかったのですが、こちらの方が興味深かった。
沼地の上を一直線に遊歩道が伸びています。
途中にあった看板です。先ほどまで歩いて来たところにも、小さいむつごろうのようなハゼ科の小魚がたくさんいたのですが、こちらのは大きい。
英語名はマッドスキッパーです。マングローブの森や沼地に住む360度見える目を持った魚です。
アジア地区では食料にもしているそうです。ここは国立公園内なので保護されてるんでしょうね。
中央の大きな穴に住んでいて、時々穴に入り砂を口で掘り、周りに吐き出します。サークル上になった泥は、その吐き出された泥です。
周りの小さな穴も彼らの巣です。でもよく見ているとカニも入って行きます。どうやって区別しているのか不思議です。
手裏剣のような形をしているのはサギの足跡です。結構食べられてるんでしょう。
写真の右上に2匹います。拡大しないと見ないかもしれませんが。
どちらも生態が面白く、ついつい時間が経つのを忘れてしまいました。
木道先端に展望エリアが有り、真っ直ぐ向こうはインドネシア、左手はシンガポールです。
シンガポール方面には、水平線を埋め尽くすたくさんの船舶が停船しています。
波も潮流も少ないので、ここで待機しています。
この時間は干潮だったのか、はるか先まで沼地が続いています。
途中であったのは数家族。本当の穴場でした。ここから最初に紹介したホテルに向かいます。この先は次回で。
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