2020年4月3日金曜日

マレーシア イポー近辺の観光_2

2日目はホテルで朝食後屋上へ行ってみました。周りに高い建物が無いので360度の景観でした。

Kamparの町並みは古き良き時代の香りたっぷりです。一度ゆっくり散策するのもおもしろそうだと感じました。

でもこの辺りは新しく開発されたのか 周りのショップロットはレトロな造りを模した建物になっていました。



このホテルの屋上のプールです。早朝なので当然誰も泳いでいません。












まだ出発まで時間があるので、私達のメンバーは近くのスズ博物館(Kinta Tin Mining Museum)へ行ってみることに。

写真は宿泊したホテルです。

この写真を撮った地点の後ろ側に大きな通りがあり、そこを渡ったところに博物館があります。






博物館と言っても、もともとスズを精製する工場の跡地のようなところです。入場料は1人5リンギット(約130円)です。

門を入った左に写真のような模型があります。
これはスズの混じった泥からスズを抽出するための仕掛けです。

のちには当然機械で行うのですが、当初は上から水とともに流し、比重の重いスズを選び出す原始的な方法を取っていたようです。

写真中央奥の作業員(人形)の姿が「ゴルフをしているよう。アドレスがプロ並み。」なんて冗談を言った人がいましたが。興味がある方は写真を拡大して見てください。

建物の中にはスズの掘り出しから精製迄のエリアをジオラマにしたものや、スズ採掘の歴史の資料等が展示されていました。

左の写真はその中の一つです。

30分ほど見学してホテルへ戻りました。

午前10時集合でこの日のツアーの始まりです。





まず最初に向かったのは、ホテルから北に30分ほど行った所にあるGua Tempurunと言う洞窟です。

思ったよりかなり大きな洞窟です。






4つのコースを選べます。それぞれガイド付きです。写真は値段表です。40分、1時間、3時間、4時間のコースで、3時間と4時間のコースはWet Tourとなっているので、水の中を歩いたりボートに乗ったりするのではないかと思います。

私たちバスツアーのメンバーは40分コースです。





ガイドに着いて洞窟の中へ。

これが唯一外部の光が差し込むところです。
2つ上の写真の上部にある開口部の内側です。










内部は巨大な空間がどこまでも続いています。何十メートルもあるような石柱や石筍が、聳え立っています。

何枚も写真を撮ったのですが、私のカメラでは明るさが足りず、すべてピンボケでお見せできなく残念です。







これは何に見えますか。

ガイド曰く空飛ぶTシャツだそうです。

そのほかにもインディアンの横顔に見える物や、様々な動物に似た壁や石が沢山あり、結局時間オーバーで1時間ほどがアッと言う間に過ぎました。

中は風がなく暑かったのですが、我々が行った中での最深部だけが風が吹き抜け一時の涼が取れました。




午前11時45分出発。ホテルの有ったKamparの真西にある、Tanjung Tualangと言う町にある「同楽 (Thong Lok)」と言うレストランでのランチに向かいました。

30分ほどで到着。

このお店は写真のような手長エビが有名だそうです。





こちらの写真は魚介類の値段表です。結構高い。

ここでのランチも結構おいしかった。

これが今回のツアーの最後の食事ですが、3回とも大満足の食事でした。幹事の皆さんはさぞ大変だったと思います。






写真は初めて食べた野菜ですが、これが結構いけた。名前を聞き忘れたのが残念。

オーナーらしきお年寄りが熱心に細かい作業をやっている姿がとても絵になっていたので、無断で撮らせていただきました。








午後1時半に出発。北に15分程行ったところにあるこのツアー最後の見学となるスズの採掘場跡地に到着。

正式にはTanjung Tualang Tin Dredge No.5という採掘場跡地を利用した博物館のようになっています。







スズを掘るために穴を掘り、そこに水をはり巨大なボート(浚渫船)を浮かべます。

写真の絵の上の部分がその船です。そこから大きな戦車のキャタピラーのような金属製のベルトを底迄下ろし、そのベルトの上に等間隔に並べられた巨大なシャベルで浚渫します。彫り上げた泥が船まで運び上げられて選別の工程が行われます。
最後にスズとその他の泥や水に分けられる仕組みです。この船はその方向を少しづつ変えて広大な池の底を掘り続けるそうです。


写真の下の方に黒っぽく突き出した橋のように見えるのがそのベルトです。

今は停泊しているので水上に引き上げられた格好になっていますが、下ろすと30mほどの深さまで達するそうです。








こちらがそのベルトに着いているシャベルです。
1トン(2トンだったかな?)もの泥をすくい上げるとか。











こちらが船の後部です。

後ろの方へは余った泥や水が流れていきます。










ここでは簡単なスズの選別作業が体験できます。

砂金の選別と同じように、スズを含む泥を入れた笊(ざる)を水の中で上手に回しながら、比重の軽い砂を排除していきスズを取り出します。

ここのスタッフがやっていると簡単そうでしたが、これがなかなか難しいそうです。(妻の実感)



この小屋の横にいた牛の親子です。

子牛を見守る母牛の姿がけなげだったので撮ってみました。

14時50分に出発。

予定より20分程遅れましたが、6時には日本人会に着きそうだと誰もが思っていました。

が、またもや高速道路で大きな事故があって大渋滞とか。


一般道それも抜け道を走ったりして高速道路のExit126に戻ったのがすでに午後5時時45分。

途中スタンドでトイレ休憩したり、土砂降りの雨の中を走ることになったりしてかなりの時間がかかってしまいました。運転者さんは本当にご苦労様でした。結局日本人会へは予定より2時間遅れで午後7時時30分着でした。

ゆったりとした観光スケジュールとおいしい料理を味わえた楽しいツアーでした。

以上。

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