バゴーのシュエモードー・パヤー |
マンダレーに向かう高速道路で北に向かいます。
この頃から濃霧となり一時は20m先も見えないほどになりました。朝日が昇るとともに霧が晴れ快晴の朝となりました。
1時間40分ほど走った辺りで高速道路を降りると、そこはパーキングエリアになっていました。
トイレ休憩と朝食タイム。
私たちは出かける前に前夜空港のコンビニで買ってあったサンドイッチを食べていたので、スモウ・ジーさんの勧める物の中から一番軽い食べ物とラフィーイェ(マレーシアのテータレ→甘いミルクティ)を頼みました。この面の名前を教えてもらったのですが忘れてしまいました。
スモウ・ジーさんはがっつり食べていました。それでも3人分で約7,300チャット(約530円)。
30分ほど休憩して一般道を東へ向かいました。1時間半ほどでチャイテイヨー・パヤーに上るためのベースキャンプである、キンブンと言う街に到着です。ここから有名なトラックに乗って山を登ります。
写真のトラックのターミナルで乗車します。この写真の右手の方に受付カウンターが有りますが、ここは乗車するトラックを指示するだけです。料金は後ほど徴収されます。
トラックはこんな状況で、満車になるまで発車しません。行きは良かったのですが帰りはタイミング悪く15分程車の上で待たされました。
料金はフロントシート(5人まで座れる助手席があります。)は5人揃えば1人3,000チャット(約220円)です。
スモウ・ジーさんも一緒に行ってくれることになりました。但し3人で借り切りになったので5人分の15,000チャット(約1,100円)になってしまいました。ちなみに帰りはバックシートで1人2,000チャット(約150円)でした。
途中一方通行の順番待ちとロープウェイ駅での停車時間を含めて、約45分程で山の上のトラックターミナルに到着です。
写真の場所で上から降りてくるトラック群を待ちます。止まった途端に幾人もの売り子が寄ってきます。
ここから先は狭くて急な坂道です。かなりのスピードで飛ばすので、結構怖い。フロントシートは揺れが少ないけど、後部の荷台の席はカーブを曲がるたびに嬌声が起こります。
足が突っ張って疲れるころにやっと到着です。無事下車できたことにほっとしました。
写真はチャイテーヨー・パヤーに続く門前町です。朝の10時前ですがすでに結構な賑わいです。
途中洒落た山荘風の「Mountain Top Hotel」を過ぎて2~3分の所にチェックポイントが有ります。ここで外国人は1人10,000チャット(約730円)で入山券を買うことになります。
写真の手前の方が目的地のゴールデン・ロックになります。
ここでパスを受け取り首からかけて歩きます。
ここから先のトイレが心配なので、ここで使用させてもらいました。
ここから少し下ると写真の山門に到着です。ここからは靴を脱ぎ裸足での参拝となります。
5分程階段を上ったところで、スモウ・ジーさんが椅子に座り込んでジュース売りのおじさんと話しだしました。我々にも椅子をすすめ、写真のジュースをオーダー。別に疲れてもいなかったのですが、ごちそうになりました。
黒糖のシロップの中にココナッツの実とマレーシアのチェンドルに入っているデザートようなものが入っていました。
小休止して少し歩くと頂上です。
大理石が敷き詰められた広場の左奥にはゴールデン・ロックが有ります。(この大理石、全く温まらないので炎天下でも裸足で歩くことができます。)
実は手前の展望台で既にその姿を見てしまったのですが、期待していた金色に輝くゴールデン・ロックは竹籠で包まれていました。
このゴールデン・ロックは3年に1回修理するらしいのですが、まさかのその期間に来てしまったことになります。
運が悪いのかそれともこんな貴重なタイミングに来て運が良いのか?
本当は岩の上にもう一つの金箔に覆われた岩が、絶妙のバランスで乗っかっているのですが、ネットに覆われている今は、全くすごさが伝わりませんね。
前回のブログにガイドブックから本来の姿の写真をコピーさせていただき、ご紹介していますのでそちらと比べてみてください。
ご紹介が遅れましたが、こちらがドライバー兼ガイド(?)のスモウ・ジーさんです。
名前の由来が良くわかりますね。
信者の参拝の目的の一つはゴールデン・ロックに金箔を貼ることです。
但し女性は岩に近づくことができません。私もこれにあやかって竹籠の中に入ってきました。金箔は買っていなかったので落ちているのを拾って付けてみました。
中は満員で5~6分待ってやっと岩に触ることが出来ました。
こちらは反対側から見たゴールデン・ロックです。
このロックから奥に進んでいくと更に向こうの方にパゴダが見えます。
上って来る途中の左手の谷の向こうの山々にも金色に輝く仏塔がいくつも見えていました。この辺り一帯が信仰の場になっているのでしょうか。
大理石の広場の上ってきて右手に金箔の売り場が有りました。
1枚2,000チャット(約150円)です。
これは買った方に見せていただきました。10枚セットで購入したようです。
持っているのは買った方ではなく、スモウ・ジーさんです。
30分ほど頂上に滞在したのち下山しました。
上ってくる途中でお茶をした場所の両側に仏を祀った建物が有ります。写真は下る方向に向かって左側の建物です。
奥の壁画はゴールデン・ロックが仏の力で運ばれてきた過程が描かれています。
前面の岩には穴が沢山空いていてお札が挿されています。私も1,000チャット(73円)お布施を差し上げると、さらに1,000チャットを要求されましたが、これを岩に挿して岩から別の1枚の1,000チャット札を抜き取り交換してくれました。
この交換したお札にはご利益が有り、金運が上がるそうです。ミャンマー最後の日まで財布に残しておきました。金運が有ったのやら無かったのやら。
下山途中で見かけたかわいそうな犬。
外人用チェック・ポイント前で現地の女性によって落書きされていました。何か理由があるんでしょうか???
11時15分に下山用トラック乗り場に到着。下りは荷台の座席へ。1人2,000チャット(約150円)3人分でも6,000チャット(約450円)。フロント・シートの半額以下でした。
この足場の様なプラットフォームからトラックに乗り込みます。1列6人押し詰められ満席になるまで発車しません。
私たちは最初に乗り込んだので15分も待たされてしまいました。
約50分スリル満点なドライブを楽しみました。
体を固定するためについているシートベルトは使用不可で、外に放り出されないように握りしめる物となっていました。
キンプンの町に到着。何故か遊園地?
スモウ・ジーさんの車に乗り換え出発。駐車場代が高いと文句を言っていました。
後から考えたら私に払ってくれと言うことだったのでしょうか?
15分程走ったところにある巨大な大仏像です。
大きさを想像する対象物が無いのでわかりずらいと思いますが、とにかく巨大です。
上に行ってみたのですが、まだ建築中で見るべきものは何もなく、上からだとカメラに収めきれないので左のような写真になりました。
そこからさらに10分ほど走るとかなり大きな街に出ました。チャイトーと言う街です。
ここにも有名なお寺があるというので、スモウ・ジーさんが連れてきてくれました。
このお寺の名前はKyaik Paw Law Pagoda(チャイ・ポー・ロー・パゴダと読むのかな)です。
ちょっと変わった形のパゴダでした。
こちらはご本尊で、多くの方々がお参りしていました。
横向きの仏像を写したのは、こめかみにあるほくろ状の突起物を写すためです。
拡大しないと分かりずらいですが、右眉の横の方に有ります。
スモウ・ジーさんによると伝説ではこのほくろが移動するとのことです。
ここから10分ほどのヤンゴンに向かう街道沿いのレストランでランチにしました。
ヤンゴンにもある高級ミャンマー料理のチェーン店である「FEEL」でした。
フードケースの中にある料理から好きなものを選ぶタイプです。マレーシアに住んでる方は、ホーカーズで食べる高級な経済飯を想像してください。
私たちは3品ほど選び後はスモウ・ジーさんにオーダーは任せました。彼はご飯を3杯も頼んでいました。
写っていませんが私がビールを飲んで3人分で14,280チャット(約1,050円)でした。
ランチ後ヤンゴンに向かっていると思っていたら、大きな街に入っていきました。目の前には巨大な黄金のパゴダが見てきました。
何と今回は諦めていたバゴーに来ていました。
この黄金の寺院はシュエモードー・パヤーです。
現在の高さは114mでヤンゴンのシュエダゴォン・パヤーより15mほど高いそうです。
最初1200年以上前に建てられたときは23m、その後改築を重ね100m近くまで行ったのですが20世紀に入り立て続けに地震の被害を受けました。
手前の黒っぽい石の塊のようなものが1931年の地震で崩落した塔の先端部分です。
右の絵は当時の様子を描いたものです。
第2次世界大戦後に現在の形に修復されました。
それにしても立派なものですね。
次にシュエモードー・パヤーから西へ4㎞ほどの所にある、バゴーで最も有名なシュエターリャウンの寝仏へ。
10世紀の終わりに建立されたそうです。
妻と比べると大きさが実感できますね。
因みに長さ55m、高さ16m、足のサイズは7.7m有ります。
この寝仏の有名な足の裏のモザイク装飾です。また上の写真でもわかるように枕の装飾もモザイクでできており立派なものでした。
また裏側には建立されるまでの物語が描かれています。
このような絵が寝仏の裏の台座一面に貼られています。
午後4時15分にバゴーを出発。今度は本当にヤンゴンに向かいました。
丁度通勤時で途中外資系の工場から退社する女性社員たちが、賑やかにトラック タクシーで帰路に着いている姿を何回となく目にしました。
印象は、「ミャンマーには美人が多い」でした。
約2時間でホテルに着きました、計画していたところより多くの名所に連れて行ってくれたスモウ・ジーさんに感謝でした。ラインのアドレスを交換し再会を約束しましたが、彼の仕事の都合と私たちの旅程の関係で再会はなりませんでした。
30分ほど部屋で休憩したのち夕食へ。
ホテルから徒歩で15分ほどの閑静な住宅街にある「ONIX」と言うレステーキハウスへ行きました。
「安くておいしいステーキを食べるならここ」とガイドブックに紹介されていたお店です。
2人でシェアしても食べきれないくらい大きなボール一杯のサラダとナチョス、テンダーロインとリブアイで45,100チャット(約3,300円)でした。
日本のいきなりステーキの一人分くらいの値段で?そこそこの肉質と味でした。
「ONIX」前でGRABを呼んだのですが、時間がかかりキャンセル。
丁度客を乗せてきたタクシーに料金を尋ねたらGRABとほぼ同じだったので利用しました。
夜は夜で荘厳さが増しますね。修理中の籠で照明がいい感じになっていました。