毎年F1(Formula 1)の第2戦はマレーシアで開催されています。今年は3月27日から3日間、クアラルンプール空港に近いSepang Circuitで行われました。
今年は日本から長女が観戦に来たいと言うので、こちらに来て初めてF1を見に行くことになりました。
土曜日(2日目)はフリー走行(練習走行)と予選を見に行きました。写真のようにメインゲート前の仮設遊園地もガラガラで、これで盛り上がるのかと心配したほどでした。
あいにく予選が始まったころから黒雲が広がり、猛烈な雷雨となりました。このため2次予選の時間が短縮され、選手によっては運不運がありました。最終予選は雷雲が遠ざるのを待って約30分程遅れて開始。翌日のスタート順(グリッド)が決まりました。
最終日の日曜日は、いよいよ決勝です。前日は初めてだったので、要領が分からずメインゲート前の駐車場に入れたら、なんと3日間通しの料金で200リンギット(約7,000円)も取られてしまいました。
私の買ったFスタンド席の料金は3日間で210リンギット(約7,300円)です。ところがメインゲートに行ってみると、Fスタンドは歩いて行けるような距離ではないことが分かり、車を移動することにしました。
交渉した結果、200リンギットは返してもらい、Fスタンド近くの駐車場へ。こちらは1日単位ですが30リンギット(約1,000円)。これなら納得できます。
よって日曜日は直接その駐車場へ車を入れて、頻繁に回ってくる無料の循環バスに乗って、買い物のためメインゲートへ行きました。前日と違って大変な混みようでした。
写真はHONDAのコーナー。日本人客で一杯でした。
気温35度、路面温度60度近いとのことで、缶ビールを15リンギット(約500円)で買って、Fスタンドへ戻りました。
Fスタンドはちょうどメインゲートの反対側にあります。かなり見晴らしが良く、スタンド前の直線だけではなく、最終コーナーからスタート(ゴール)ラインを含めた約半周が見渡せます。第一コーナーでのせめぎあいこそ、オーロラビジョンでしか見えませんが値段(7、300円ほど)を考えれば悪くない席でした。因みに一番良い席は、Maybankのカードを使えば20%割引で、それでも46、000円ほどします。
いよいよ15時から決勝です。56周か2時間の早い方で決着が付きます。
前日は空席が目立ったメインスタンドも決勝のスタート時には満席です。2個点いている赤ランプが5個点いて消えるとスタートです。
車が3台写っている写真はスタート後第一周目の最終コーナーで争っている1番スタートのハミルトン、2番目のベッテル、3番目のロズベルグ
(メルセデス)です。
この後直ぐ事故があり、セーフティーカーが先導を始めました。この間は他の車を追い越すことはできません。この時間を利用してピットに入りタイヤを替えたのは1番スタートのメルセデスのハミルトンです。しかし2番スタートのフェラーリのベッテルはそのまま走りました。
結局この判断が明暗を分け、走り続けたベッテルが、その後2度のタイヤ交換をしても、リードを保ち優勝しました。ベッテルのフアンである長女は大満足でした。
レースが終わって、ウィニングラン中、ファンのスタンディング・オベーションを受ける優勝したベッテルです。
このウィニングランが通り過ぎると、女性も含む多くの観客が金網を
乗り越えてコースを横切り、表彰式の行われるメインスタンド方面へ駆け出して行きました。確かにここからはバスで行ったのでは間に合わないので、表彰式を生で見る唯一の方法ですが、私達はとてもまねはできませんでした。
帰りの渋滞を心配していましたが、通常通る空港へ向かう道ではなく反対方面に出たらスムーズに帰ることができました。
妻は初めての観戦でしたが、娘が詳しく説明していたのですこしはF1の面白さが分かって来たようです。これでは来年もまた観戦に行くことになりそうです。
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