2016年7月30日土曜日

ブルネイからマレーシアのコタキナバルへ

前回のブログで操作ミスが有り、下書きが公開されてしまいました。既に最終版を公開してありますので、そちらを見ていただければと思います。
さて前回はブルネイの2日目までアップしました。今回はブルネイでの最終日。そしてマレーシア・サバ州州都のコタキナバルでの2日間をご紹介します。

午前7時前にまずチェックアウトし、荷物をベルボーイに頼んで保管してもらいました。7時に頼んでおいたゴルフ場送迎のバギーでクラブハウスへ。このゴルフ場は私がメンバーのマレーシアにあるStaffieldと言うゴルフ場の提携コースです。事前に紹介状を書いてもらっていたのに、全く受け付けてもらえませんでした。ブルネイ側はStaffieldは提携コースではないとのこと。
クアラルンプールに帰って来てからStaffieldのその旨を伝えると調査すると言ったきり、未だに返事が有りません。



それはさておき、ラマダンに入る前日とあってかゴルフ場はガラガラ。まるで私達の貸し切りかのようでした。コースは丘陵コースから始まり、海辺へと回りこんできてとても景色の良いコースでした。








手入れもまずまずです。但し値段が高い。一人130B$ですから約1万円です。キャディーも付かないので、それぞれのホールのレイアウトが良くわからず苦労しました。









ホールアウト後シャワーを浴びて着替え、クラブハウスでランチ。これはボリュームもあり味もまずまずでした。しかしやはり高い。写真のハンバーガーと写ってはいませんが、スパゲッティーで4,000円も取られました。









バギーでホテルに運んでもらい、荷造りをしなおし、昨日頼んでおいたタクシーで空港へ向かいました。

来た時はエア・アジアを利用しましたが、ここからこの日の目的地コタキナバルへはロイヤル・ブルネイ航空を利用します。チェックインし保安検査のレントゲンを通過したら、機内持ち込み用カバンに入れてあったゴルフボールが引っ掛かりました。チェックインする荷物の制限がゴルフ道具も含めて30㎏なので、少しでも重いものは機内持ち込み用のカバンに入れていたのが失敗の原因でした。まさかゴルフボールが機内に持ち込めないなんて。もう一度チェックインカウンターに行って預けようとしましたが、ラッピングに1000円以上かかるので、泣く泣く保安検査の係員の前で廃棄しました。(捨てたボールはロストボールを1個40円ほどで買ったものが10個でした。)

写真のようにブルネイ航空の座席はエア・アジアよりゆったりしていて快適でしたが、実際に飛んでいる時間が25分くらいしかなく、水平飛行に移ったと思ったらもう降下です。ドリンクサービスも離陸前に終わらせていました。
途中どの州にも属さない政府直轄の島、ラブアン島を上空から見ることができました。(*特別市はこのほかに、クアラルンプールと政府機関の集まるプトラジャヤが有ります。ラブアンは国際オフショア金融センターとして有名です。)





到着後、入国審査、手荷物の受け取りを終えて、タクシーでこの日の宿ステラ・ハーバーにあるThe Pacific Sutera Hotelへ。コタキナバルの繁華街と空港の中間に位置するステラハーバーはヨットハーバーやラケットクラブそしてゴルフ場を有するリゾートエリアです。
部屋から撮った写真のマリーナの向こうに見える建物は、もう一つの豪華リゾートホテルThe Magellan Sutera Resortです。




写真は私達の泊まった部屋です。













私達の泊まったパシフィックステラのビーチからこの日の夕陽は写真では表せないくらい美しかった。










コタキナバルではアルコールは問題ないので早速ビールを頂きました。美しい夕陽をつまみに飲むビールはうま~い! これで休肝日も終わりです。写真は夕陽がビールのジョッキに吸い込まれて行く絵です。

又夕陽の落ちた後の夕焼けも素晴らしかったです。

















この夜はホテル内の中華レストランSILKで。勿論再度ビールも。


このホテルの宿泊料金は前日のブルネイのホテルの30%以上安く、しかも朝食付きでした。
写真はエレベーターホールから見たゴルフ場です。(見えている殆どはLakesというコースですが今回は回りませんでした。)









7時過ぎにチェックアウトし、荷物をベルボーイに保管してもらい、シャトルバスでゴルフ場へ。おそらくコタキナバルでは最も高級なゴルフ場の一つで、プレイ費は一人300リンギット(約8,000円)です。勿論キャディ無しです。ホテルの周りを囲むようにデザインされたコースの一部は海辺に位置しています。
写真中央にうっすらと見える山は、昨年噴火して大きな被害を出した標高4,095mのキナバル山です。




今回はGarden とHeritageを回りました。Gardenコースは海はきれいだし、風も心地よくゴルフを楽しめました。スコアの方はHeritageコースの2番でボールを海に落としてからガタガタになりました。余談ですがこの2番ホールからこの日の宿のPromenade Hotelが近くに見えました。







シャワーを浴びた後クラブハウスでサンドイッチとビール。やっぱりプレイ後はビールがなくては。
ホテルに戻り、荷物をまとめタクシーで、この日から3泊するPromenade Hotelへ。約10分で到着。
買い物したりしながら、この日から合流するゴルフ木曜会のコタキナバル遠征チームを待ちました。
写真はPromenade Hotelの向かいのショッピングモールの海側にあるスターバックス付近からの風景です。午後2時。暑くて人っ子一人いない。

翌日から2日間木曜会のコンペに参加しました。第一日目は昨年私と妻が先乗りで宿泊しゴルフをした、シャングリラのラサ・リア・リゾートホテルに付随する、Dalit Bay Golf & Country Clubでプレイ。2日目は昨年も木曜会で使用したNexus Golf Resort Karanmbunaiでのプレイでした。どちらもなかなか良いコースです。

コタキナバルはこれで3回目となることと、団体行動でしたので今回はブログでのご紹介は特にしないことにしました。
いつものごとく長々と書き連ねてしまいましたがご容赦ください。

ブルネイに行って来ました

このところ日本へ帰国したり、ゴルフの幹事をやったりしてこのブログをアップデートすることをさぼっていました。数少ないフォロワーの方たちの何人かにお叱りを受けてしまいました。
今回は先月、6月の上旬に行ったブルネイ旅行に関してご紹介したいと思います。

ブルネイは東マレーシア(ボルネオ島)の2州、サバ州とサラワク州の間に挟まれた、小さいけれどとても裕福な王国です。正式名称はブルネイ・ダルサラーム国と言います。ガイドブックによりますと三重県とほぼ同じ大きさらしいです。収入の殆どは原油と天然ガスで、宗教はイスラム教なので、中東の諸国と同じです。街中の看板や道路標識はマレー語(アルファベット)とアラビア文字で書かれています。

人口は約40万。首都のバンダル・スリ・ブガワンには、クアラルンプールから飛行時間2時間ほどで到着します。入国手続きや荷物の受け取りも全くの混雑知らずで、スイスイとタクシー乗り場に。
交渉することもなく、協定料金の35ブルネイドル(以後B$、1B$は約80円位です。)でホテルへ。

空港を出るとしばらくゴルフ場に添って走ります。ドライバーによれば、ブルネイには5~6のゴルフ場があるそうです。この運転手から仕入れたもう一つの面白い話は、ブルネイ全土でタクシーは44台しかいないそうです。その内1/3はお休みで1/3は空港に。よって街中を流しているタクシーは12、3台しかいないので、ホテル以外でタクシーを拾うのは至難の業とのことでした。私達もここで2泊したのですが、結局空港の往復以外にはタクシーは使用しませんでした。 チョット食事に出るのに片道3,000円もかけられないですよね。

今回のホテルはThe Empire Hotel & Country Clubと言うブルネイで最も豪華な7つ星ホテルです。
メインビルディングの他に4棟の宿泊棟やヴィラが点在しており、そのほかゴルフ場、7つのプール、映画館、ボーリング場等などを有する巨大リゾートホテルです。ビーチでは種々のマリンスポーツやビーチスポーツが楽しめるようでした。

チェックイン時に、今夜の夕食と明日の市内観光の予約を取りました。
私達の部屋はRagoon棟(写真の地図のHEREと書かれたビルディング)でラグーン(と言うより人工池)のほとりに立っています。

チェックイン終了後、バギーで移動です。



部屋は広くて良いのですが、値段を考えると??
ベッドルームの手前に3畳ほどのワードローブエリアと冷蔵庫等があり、写真の向かって左側には、広い浴室が有ります。
バスタブが窓辺に、洗面所は2人並んでできるように2ボール、そして窓と反対側にシャワースペースが有りました。広すぎて、「シャワーを浴びてバスタブまで何歩歩かんとあかんのや!」って感じでした。

少し早目に夕食に向かいました。まずメインビルディングの探索。話には聞いていたけれど、24金の装飾をふんだんに使用した、豪華な内装でした。

イスラム教のモスクに建つミナレット(尖塔)を模倣したかの数本の柱が1階から5階までの高さで聳えています。その柱にも金の装飾が施されていました。写真のテーブルが並んでいるのは朝食用のレストランです。



まだ予約したレストランが開いてなかったので、プール傍で夕焼けを楽しみながら時間を過ごしました。写真の左手に少し写っているのがPnati
と言うレストランの一部です。











この日は土曜日だったのでWeekend BBQです。シーフードやサラダの他に寿司やてんぷら、それにうどんまでありました。値段は4,000円ほどで、ドリンクは有料です。
残念なのはこの国では、アルコールが買えないことです。お蔭で滞在した3日間は休肝日となりました。後でわかったのですがビールなら12缶、その他のアルコールは750ml瓶2本迄免税で持ち込めたそうです。部屋呑みできたのに!!!



翌日は10時半にツアーガイドと待ち合わせ。その時間まで朝食後プールサイドとビーチの散歩。プールと海が一体になったかのようで、リゾート感が半端ではありませんでした。










迎えに来た車で市内観光に。まず王宮へ。しかしここはラマダン明けのオープンハウスのときにしか公開しないので、正面ゲート前で写真を撮っただけでした。










王宮から本日のハイライトの新モスクへ。
このブログの最初の写真と左の写真がそのモスクです。

この新モスクはジャメ・アスル・ハッサナル・ボルキア・モスクと言う名前ですが、通常はニューモスクと呼ばれていて、今の国王の即位25周年に合わせて建てられたそうです。総大理石の立派なモスクで、クアラルンプールの近代的な国立モスクなどと比べて伝統的な様式で建てられています。運よくお祈りの時間ではなかったので、内部も見学できました。
内部は木材がかなり使われていて、礼拝室はカーペット敷きでした、そのカーペットの模様で1人分のスペースが分かるようになっていました。マレーシアでいくつかモスクは見てきましたが、このように礼拝者の座る位置まで考慮されているのは初めてでした。内装・外装共私たちが今まで見学した、どのモスクより美しく感じました。

マレーシアでは暦でラマダンに入る日が決まっています。今年は6月6日でした。しかしブルネイでは6人の責任者がそれぞれのミナレットに登り、新月になったかどうか判断してからでないとラマダンには入らないそうです。結局今年は6月7日からになりました。

ここから今度はオールドモスク、名称スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクへ向かいました。比較的郊外に在るニューモスクと比べて、オールドモスクは街の中心部の大きなラグーンに面して建てられています。








前国王の名前を冠したこのモスクは世界中から一流品をかき集めて建てられたそうです。例えば大理石はイタリアから、御影石は中国から、ガラスはイギリスから、絨毯はサウジアラビアから。大きさはニューモスクと比べてかなり小ぶりですが、内部はシックで落ち着いた内装でした。(内部は撮影禁止なのでお見せできないのが残念です。)
又設計はトルコ人の手によるものだそうです。
前のラグーンには王室の御座船のレプリカが浮かんでいました。


次に向かったのは世界最大の水上集落です。街の中心部とブルネイ川を挟んだ対岸と言うか川の上に広大な水上集落があります。600年以上も歴史が有るこの集落には3万人以上が暮らしているそうで、学校や病院、モスクまで水の上に建っています。比較的新しい日本のプレハブ建築のような家々は、日本の飛島建設が建てたそうです。
ガイドさんが流しの水上タクシーを拾って、集落の中の1軒のお宅を拝見しに行きました。



モスクの前に在る集落の1軒で、観光客相手に内部を公開しているそうです。

中は思ったより広く、隣の家とはテラスのような橋でつながっていました。ここでお茶とお菓子を頂き少し休憩させてもらいました。










同じボートで街に戻りロイヤル・レガリアと言う王室の宝物・史料館へ。本当はもっとゆっくりしたかったのですが時間が無くなり、駆け足での見学となりました。国王の即位行列を再現したものなどが展示されていました。








現金が無くなったので近くのヤナサン・SHHB・コンプレックスと言うショッピングモールにある両替所で換金しました。そこから車で10分程のところにあるレストランでランチ。食事は期待して無かったので問題ありませんでした。クアラルンプールでよくある経済飯(ブッフェスタイル)を冷房付きの室内で食べているようなものでした。

ホテルに戻ったのが14時半過ぎでした。折角リゾートに来たのに泳がない手はないと、少し休憩してプールへ。でも泳いだのは私だけ。妻はプールサイドの日陰で読書?私には半分以上寝ていたように見えましたが。

夕食はメインビルディング内のイタリアンレストランにしました。スパゲッティとピザ、サラダ、デザートとコーヒーで一人2,000円強でした。
食事中に眺められた窓越しの夕焼けが印象的でした。


翌日午前中は付随のゴルフコースでゴルフ、午後はマレーシア・サバ州の州都コタキナバルへ移動しました。それは次のブログでアップします。